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ステンレスという材質について

2009年06月29日(月)
 ステンレスは、鉄(Fe)を主体に、クローム(Cr)・ニッケル(Ni)などを混ぜた合金です。クロムなどにより、表面に強い不動態皮膜ができることで、腐食に強い金属となります。ステンレス(stainless steel)ハ、錆びない鋼ではありません。「錆びにくい」鋼なのです。(「less」は「little」の比較級でより少ないと解釈します)鉄のような赤錆にはなりませんが、条件・環境により様々な腐食を起こします。ステンレスの材料記号は、SUS(Steel Use Stainlessの略)。SUSの後に3桁の番号などをつけて、ステンレスの鋼種を区別します。ステンレスの鋼種は、一般の人が判別できるのは大まかに2種類で、磁石にくっつく(磁性がある)ものと、磁石につかない(非磁性)ものになります。
 磁性のある鋼種は、記号ではSUS430のように4百番台の数字が付きます。主要天下元素がクローム(Cr)のみのもの。金属的にはフェライト系・マルテンサイト系の2種類に分かれます。クロム系ステンレスという場合もあります。SUS材の中では比較的安価なため、用途上問題なければコスト面で採用されます。
 磁性のない鋼種は、記号では、SUS304のように3百番台の数字がつきます。主要添加元素がクローム(Cr)とニッケル(Ni)です。オーステナイト系ステンレスと呼ばれます。ニッケルが入ることで、耐食・耐熱性が向上します。価格は、上記フェライト系ステンレス(SUS430)より高価です。厳しい加工や溶接で素材が変質した部分は、磁性を帯びたり腐食しやすくなります。
 その他にSUS304・SUS430の2鋼種をベースとして、数種類の元素を少量添加して様々な特徴をもったステンレス(鋼種)がつくられています。目的に応じて、モリブデン・硫黄・マンガン・銅・チタン・ニオブなどが添加されています。また、各鋼種において、炭素(カーボン・C)の含有量を、微量に抑えたローカーボン材があります。炭素は、素材の強度(硬さ)を左右するとともに、腐食や割れなどを起こす原因となる元素です。炭素量を低減して、耐食性を高めたものが、ローカーボン材です。記号の最後に、SUS430LのようにL(エル)をつけて表します。少し柔らかめの材料になります。ステンレスの比重(質量)は鋼種によって違い、7.70〜8以下です。SUS304が、比重7.93ですので、鉄の重さ(7.85)とほぼ同じです。板厚1mmで1mx1mの板の重さが、7.93Kgになります。


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