30年ほど前に流行った日活ロマンポルノでこういうタイトルの映画があった。森下なんとかという女優と、風間杜夫や蟹江敬三さんが競演していたかと思う。女性のしたたかな生き方というより、しなやかに世の中を生きていく姿が忘れられない映画であった。
当時私は貧乏な学生暮らしで文学と映画好きな青年だった。
映画好きが高じて福岡市箱崎の箱崎映劇という映画館の二階に間借りしており、暇にまかせて下階の映画館に入りびたりしていた。
もぎりのおばちゃんと仲良くなり、「まいど」と片手を上げるだけでただで入館させていただいていた。大作が上映されるわけではなくマイナーな映画ばかりで、館内は8割がた空席だったからである。
表題の映画を私はただ青年当時の思いでその手の映画を見に行ったのだが、見事にその思いは裏切られた。逆に生き方を教えられた思いがしたのである。
「もっとしなやかに、もっとしなやかに」
忘れられない作品である。
映画監督は誰だったのだろうか。「地獄」の神代辰巳さんかな。
あれだけ好きだった映画にも最近は遠のいており、映画人の名前も忘れてしまいました。 |