「そんなきれいごとじゃ、世の中渡っていけないよ」とよく言われます。同じ社労士の仲間からも言われます。
しかし私の予想では10年後の社労士は間違いなく様変わりしているはずです。
きっと捌ききれない仕事に追いまくられているでしょう。
あっちでは人事労務コンサルティングをする社労士、こっちでは労働者の労働相談に応じている社労士。
労働委員会のあっせんや労働審判に持ち込まれて敗れた事業主が、二度とこんな失敗はしまい、と労働問題に強い社労士と顧問契約を結ぶ。労働契約法を学んでいなかったために、労働審判でこてんぱんにやられてしまった、と後悔する事業主。
労働者側の特定社労士が経営者側が労務問題の重要性を認めるきっかけを与え、経営者側の特定社労士に労務管理の仕事をどんどん依頼する。
そうして日本の企業社会は、少なくとも法令を遵守するしくみができる、と思い描いています。
甘い!きれいごとだ!と言われるでしょう。
すばらしいビジョンは、最初は必ずバカにされるものです。
しかし、地道に活動を続けていくと、次第に自然増殖的に賛同者が集まるのです。そう信じたい。
今日はビジョンを同じくする特定社労士の講演をお聞きした後懇親会で会話し握手してきました。その方は特定社労士として大活躍の
むらかみ社労士・行政書士事務所の村上宏史さん。社労士としての経験は私の方が先ですが労働トラブル解決の実績数は、さすが、と思わせます。
「労働事件を取り扱う社労士になりたい」と、社労士事務所を開業されたそうです。
若手の方は、将来を見据え時代の流れを真剣に読み取り自分の専門分野を決めていきます。
それに比べ、開業歴がある程度ある私たち中堅以上は、既存の収益源を守り、手放したくないのでどうしても新しい分野にチャレンジすることに困難が伴います。
経営者だけでなく、広く労働者からも、職場での悩みを聞き解決へ導く役割が我々にはあるのだとのビジョンを共有する社労士の仲間が欲しいと思います。
「そんなの、きれいごとだよ」では済まされたくないですね。