mixi規約改悪問題 結局...

2008年03月21日(金)
 mixiは、新しい利用規約について、投稿した日記などの著作者人格権の不行使をユーザーに求める条文を、事実上"撤回"したと発表した。
 
ミクシィ、非難集中の条文を事実上"撤回" -「著作者人格権」不行使求めず
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/business/it/20080320-n02-mycom.html
 
 この件については、ネット上でも議論伯仲で、様々な意見が出ているところですが、この結論はひとつの判例、前例になることになる。
 
 その内容だが、19日発表された新規約の修正版では、第18条は以下のようなものとなっている。
 
1. 本サービスを利用して投稿された日記等の情報の権利(著作権および著作者人格権等の周辺権利)は、創作したユーザーに帰属します。
 
2. 弊社は、ユーザーが投稿する日記等の情報を、本サービスの円滑な提供、弊社システムの構築、改良、メンテナンスに必要な範囲内で、使用することができるものとします。
 
3. 弊社が前項に定める形で日記等の情報を使用するにあたっては、情報の一部又は氏名表示を省略することができるものとします。
 
4. 弊社が第2項に定める形で日記等の情報を使用するにあたっては、ユーザーが設定している情報の公開の範囲を超える形ではこれを使用しません。
 
 つまり、日記等の情報の権利(著作権および著作者人格権等の周辺権利)は、創作したユーザーに帰属しますとの条文。これは、SNSやブログツールのプロバイダーと投稿者の権利の所在を明確にする1文であろう。
 
 小生の場合、マルチポストというか同じ内容の文面を複数のブログに投稿しているので、mixiの当初の規約では、ニッチモサッチもいかなくなる。これが、著作権は小生自身にあると明確になれば、安心してマルチポストを続けられる。
 
 このブロガーの勝利ともいえる騒動に、著作権意識の高さが注目される。ネットにはネットで、世論をぶつけて翻した格好になった。著作者人格権という聞きなれない言葉も独り歩きしたが、軟着陸できたのかもしれない。
 


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「シャネル」がスナックシャネルを訴えた!

2008年03月20日(木)

 大人気ないと言われるかもしれない... あの有名ブランドの商標を管理するスイス法人が、神奈川県横須賀市内の「スナック シャネル」の経営者を相手取り、店名の使用差し止めと1300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決があった。
 
スナック「シャネル」はダメ、店名禁止250万円賠償命令
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080312-OYT1T00561.htm
 
 判決は、「シャネル社の高級なイメージを損ね、営業上の利益を侵害した」と述べ、店名の使用禁止と250万円の賠償。
 
 なんと、1998年に最高裁が千葉県内のスナックに店名使用を禁じる判決を言い渡しているという。この事実もあってか、横須賀市内の「スナック シャネル」は、裁判に出席しなかったようだ。これでは、欠席裁判になり、原告の主張が認められたということらしい。
 
 1998年以降、これまでに国内約300店に使用中止を求める警告書を送付しているという。
 
 シャネルという屋号は認められないということ。ちなみに、
1998年の判例は、以下を参照してください。
 
不正競争行為禁止請求事件
http://www.page.sannet.ne.jp/maedapat/hankehon3.htm
 
 ネットでは、大人気ないという意見が多いようだが、安易に有名なブランドの名前を使うことは避けたほうがよいということなのだろう。
 
 商標は難しいですね。逆に、何か名前を付けたならば、商標登録しておかないと危ないということ。
 
 ビジネスは、簡単にはいきませんね。




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仕事の波

2008年03月19日(水)

 仕事には波が付き物で、忙しい時期と平均的な時期と忙しくない時期があるのは仕方ないところ。ビジネスを作る側としては、いかに忙しい時期と忙しくない時期をなくすことが管理というものかもしれません。
 
 しかし、お客様あってのビジネスだけに計画とおり、想定とおりにはいかないものです。忙しい時期というのは、非常にありがたい時期でもあり、ここでの成果が次につながることもあり、実際に稼ぐ時期なので気が抜けないことでしょう。将来よりは、目先の仕事に集中せざるを得ない時期でもあります。
 
 平均的な時期と忙しくない時期をどう過ごすかが重要になってきます。仕事の受注・営業が間違っているのか、単なる波なのか、運が悪いだけなのか、戦略的な仕事量の配分なのかを見極めることになります。無意識にでもこの分析は行っていることでしょう。
 
 重要なのは、行動を変える決断をすること。将来を見据えて、今をどう動けばよいのかを判断し、決めたことを行動に移すことです。これができないと、仕事が減り続けてしまいます。
 
 忙しい人は、仕事の方から寄ってくるようになります。自ら営業しなくても、仕事を取りにいかなくても、「仕事をしてくれませんか」と仕事が取れるようになるようです。
 
 そうでない人は、一生懸命営業するのですが、なかなか思うとおりになりません。しかし、何かの壁を突破した瞬間、もしくは徐々に忙しいスパイラルにはまっていきます。
 
 仕事の波をどうコントロールしていくか。コントロールされるか、コントロールするかでは大きな差が生じます。
 
 このことが分かっているので、忙しい人は忙しさから抜け出しません(抜け出したいと思っていても)。忙しいからこそ、次の仕事が取れることが何となく分かっているのです。うまく平均化したいなぁと思っていても、そうならないことも分かっています。
 
 仕事の波は、平均に落ち着かせるのではなく、TOPを維持することを目指さなければなりません。底上げです。
 
 忙しい人の周りに、ビジネスチャンスが落ちているとも言えるかもしれません。




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内部統制 経営者の四半期報告と内部統制

2008年03月18日(火)

 J-SOX法が施行され(正確には、金融商品取引法)、内部統制の実質的な運用がスタートする。1年かけて、有効性の評価を行っていくことになる。設計計画、整備評価、運用評価、検討(評価)、報告と進めていくことになる。
 
 その一方で、経営者による四半期報告義務が課せられる。
 
監査・保証実務委員会報告第83号
「四半期レビューに関する実務指針」の公表について
( 平成19年10月30日 日本公認会計士協会 )
http://www.azsa.or.jp/b_info/acn/200710/acn_20071030.html
 
 この四半期報告が少し一人歩きしている感があります。ある会社の内部統制担当の方によると、「整備評価、運用評価、検討」を1年の中で4回実施するというのです。確かに、市場に向けて経営者が報告するのですから、内部統制の有効性評価を四半期ごとに実施してその結果を報告にすることは理想でしょう。しかし、現実的にそれができるのでしょうか。また、法的根拠はあるのでしょうか。
 
 四半期レビューの目的には、以下に記されています。
 四半期レビュー手続は、質問、分析的手続その他の四半期レビュー手続に限定されており、年度の財務諸表の監査で要求される証拠のすべてを入手する手続は求められていない。
 
 四半期レビュー手続の中の内部統制を含む、企業および企業環境の理解という項目では、以下のように記されています。
 四半期レビューにおいて、四半期における内部統制の変更の有無、企業の属する業界および企業の事業の現状と今後の動向に関する事項を、質問等によって理解する。継続的に年度の財務諸表の監査を行っている場合は、前年度の財務諸表の監査における理解を更新することにより、企業および企業環境を理解することとなる。
 
 いわゆる内部統制を”経営者モニタリング”することを求めているのであって、有効性評価を求めているのではないと解釈できる。
 
 また、現実問題として、有効性評価がどの程度の工数、予算で実施できるかが理解されていない。1年に4回の有効性評価は、現実的に無理ではないか。
 
 有効性評価の手順や工数がまだまだ理解されておらず、浸透していない結果だと思う。
 
 とはいえ、経営者モニタリングを堂実現するかという課題は残されている。残されているというより、始まっていないので課題が明確になったというべきか。
 
 いかにせよ、日本においてJ-SOX法対応の内部統制の有効性評価に関するノウハウと実績を持ったコンサルティング会社、監査法人、公認会計士はごくわずかであることを認識して欲しい。ノウハウのないコンサルティング会社にお金を払って一緒に勉強するということにならないようご注意されたし。
 
 有効性評価に関するご相談は、以下のサービスで受け付けております。
 
【内部統制 有効性評価コンシェルジュ】
 内部統制 運用支援
 http://naibutosei-unyo.jp/

 内部統制 運用フェーズ 実践会得セミナー
 http://naibutosei-unyo.jp/seminar/




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我流大阪出張術

2008年03月17日(月)

 時々、ブログをお読みいただいている方から、大阪出張のお得な秘訣があったら教えてくださいと言われることが度重なった。そこで、ちょっと自分でまとめてみた。
 
 気をつけている点などを、箇条書きにしてみます。
○宿泊は、東横イン もしくは、ドーミーイン。
  部屋でインターネット接続できることは当たり前。
  インターネットで予約できる。
  東横イン
    10泊すると1泊タダになる(会員登録の必要あり、実質10%引き)
    1泊無料分も領収書を出してもらえる。
    商品券で宿泊費用を代用できる。
    新大阪駅の近くになり、朝早い新幹線のときは便利。
  ドーミーインは、じゃらんで予約すると実質5%引き。
    大浴場がある。
    朝食が無料。
    清潔感がある。
    宿泊パックによるが12時チェックアウトが選べるので、朝風呂や午前中ホテルで仕事ができる。
 
○地下鉄には、Pitapaカード
  切符を買うのは面倒、Pitapaカードなら改札でカードを当てれば事後精算可能。
  1ヶ月まとめて銀行口座から引かれるが、ボリュームディスカウントしてもらえる。
 
○新幹線は、エキスプレス予約。
  普通に切符を買うより安い。
  インターネットや携帯で座席指定まで予約可能。
  切符に引き換えるまで、何度もインターネットや携帯で変更可能。
  3日前までに、ひかり号や朝6時台に出発するのぞみ号を予約するとさらに割引がある。
  これらの割引をうまく利用すれば、通常の指定席券の値段以下で、グリーン車にに乗れてグリーン席に乗ったことが分からない領収書がもらえる。
  3月29日からは、切符に変えなくてもカードや携帯で乗車できる。
 
○その他
 エキスプレスリサーチで、アンケートに答えると新幹線のワゴンサービスのコーヒーやビールが割引券(携帯)がもらえる。
 
 ホテル代や新幹線代は、カード決済することで会社での精算を受けてからの引き落としされる。と同時に、カードのポイントがもらえる。
 
 新幹線の座席は、一番前の席を予約。前の座席がないのでリクライニングで倒されて圧迫される心配がないのと、700系では、パソコンの電源がついている(N700系は、グリーン車の全席と普通車の窓側の席についている)。
 
 いつも新幹線はグリーン車を利用しているので(上記の割引で通常の普通指定席よりも安く乗っている)、イヤホン(ヘッドフォンですが)を用意してNHKラジオを聴きながら過ごしている。
 
 新幹線の中は、ノートパソコンで仕事しながら移動が多い。キーボード音が出ないようにキーボードカバーをかけ、Enterキーは、小指で押下するようにしている。インターネットカードを利用するが、静岡県内のトンネルの多い地帯は電波が弱いので、そのあたりはインターネットを使わない作業に当てている。
 
 駅弁は高いので、コンビニでおにぎりやサンドイッチを買って食べる。
 
 気になる点や役立つ情報があったでしょうか... もっと、こんな工夫をしているという点があれば、逆に教えてくださいね。




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名前の持つメッセージ 命名の難しさ

2008年03月16日(日)

 最近、名前の違和感の話題があるようです。「後期高齢者」「聾学校・聴覚特別支援学校」「未成熟大豆」などなど。
 
 名前にはメッセージが含まれており、このメッセージをどう伝えるか、受け取るかで違和感を感じてしまうようです。
 
 特に、公の施設や機関、サービスなどの命名には、影響度が大きいので慎重に名付ける必要がありそうです。
 
 この名前を付けるということは、メッセージをつけるということ。ここに難しさがあるようです。
 
 IT関連の仕事をしていると、システム名など名前をつける機会に立ち会います。設計・開発段階では、仮の名称(新営業管理システムとか新ワークフローシステムなど単純な名前をつける場合が多い)で呼び合うのですが、いつの間にかその単純な名称が正式名称になってしまうということも少なくありません。でもこれでは、愛着がわきにくく、投票などによってシステム名称を決定するようにお願いはするのですが... 
 
 小生が、若かりし日、SE・プログラマー間で情報を共有する内部者向けの簡単なシステムを作ったことがありました。よく付けられる名前かもしれませんが、「検索くん」という名前をつけ、画面にも「検索くん」とつけたことがあります。こうなると、会話の節々で「検索くんで調べて!」「検索くんには入ってないの?」「検索くんに登録しておいて」とかとなるわけで、これが「*****システムで調べて」という会話にはなりにくく、「あれで調べて」となりかねません。
  
「検索くん」ということばの重さ・軽さ・まじめ、遊びの度合いは、受け取る人によって変わるのでしょうが、愛着度というものは名前によっても変わってくるなぁと思ったものです。
 
 そういえば、我が子につける名前も時間をかけて、一生懸命悩んだ記憶があります。親から子へメッセージ。それが、名前だと思いました。
 
 名前の重さ、影響度を考えれば、やはり、「後期高齢者」ということはないでしょう。
 




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米国メジャーリーグの懐の深さ

2008年03月15日(土)

 新聞を見ていたら俳優ビリー・クリスタルさんが、ニューヨークヤンキースを1日契約を結んだという記事が目に入った。
 
ヤンキース、俳優ビリー・クリスタルと1日契約
http://www.asahi.com/sports/update/0311/TKY200803110414.html
 
 ”1日契約”、”俳優”、”59歳。粋な計らいというのか、メディア戦略なのか。いずれにせよ、日本では、考えられない契約、話題であるであろう。オープン戦での登板を予定しているという。
 
 ビリーさんのコメントが面白い。「50年間、お呼びがかかるのを待っていた」
 
 いかにも、アメリカ人らしいし、アメリカ社会らしい。
 
 だから、アメリカの野球は面白いのだろう。




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政局ゲームをしているの(怒)!?

2008年03月14日(金)

 日本銀行の総裁人事で国会はもめています。まさに、衆参両議院のねじれ現象の賜物でしょう。今までの政府与党の思惑だけでは進まなくなったということなのでしょうが、どうも報道を見ている限り、意地の張り合いのようにしか見えないのはなぜでしょう。
 
 与党は、野党が反対して通らないことが分かっていながら人事を進めてしまう。野党は、これやっぱりと不同意にして、その矛先を政局(福田総理の責任問題)に結びつける。
 
 ねじれ現象の良さが今の国会には全く表れてこない。逆に、子供の意地の張り合いのように思えて仕方がない。
 
 特に、民主党の何かあれば「不信任」だの「政局」だのと政府与党の足を引っ張る。これが仕事なのか? 政権を取りたい、選挙を有利に進めたいという意図は分かるが、国会議員は次の選挙が目的ではないはず。
 
 政府与党ももっと大局観を持った政策ができないものか。大きな視野、視点を持った政策が出てこない。
 
 じれ現象は、当分ねじれたままなのだから、だからこ我々国民は、その新しい進め方を期待しているのに、今までのやり方をごり押しして衝突を繰り返しているように思える。
 
 日本銀行総裁人事、ガソリン税、道路特定税制... どれもこれも衝突ばかり。
 
 何やってんだよ!(怒)
 
 そんな声が聞こえてこないのは、日本人だからか... 政治不信だからか...
 
 政治家としての救世主は現れないのだろうか。




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プロの水

2008年03月13日(木)

 ”環境”が人を育てる、気持ちが変えれば”環境”も変わるなど、”環境”の影響は計り知れないと思います。うまく”環境”を活用できれば百人力になるとも思います。また、”環境”につぶされるということもあるでしょう。
 
 よくプロの水という言葉を聴かされます。スキルや実力が上の世界をプロ(プロフェッショナル)と表現していると思います。プロの水=高いスキルの者が集まる環境 と表現できるかもしれません。
 
 プロの水を飲むということは、自分よりも高いスキルの環境に身をおくということで、自己成長、スキルアップを果たすという意味で使われるようです。
 
 プロ野球界でいうと、楽天の田中投手がプロの水に身を起き、新人王という結果を残しました。今シーズンは、開幕投手かとも言われています。
 
 一方、プロの水を自らの選択で選ばなかったのが、早大の斎藤投手。ハンカチ王子です。彼は、大学野球という環境で育成という道を選びました。彼もまた、立派な成績を残しTVニュースで活躍が報道されています。
 
 今、楽天田中投手と早大斎藤投手の実力の比較をするのは難しいと思いますし、今の時点で比較をしても意味がないかもしれません。きっと、斎藤投手は大学卒業時にプロ野球に入ってくるでしょう。そして、プロ野球でも活躍することでしょう。
 
 田中投手と斎藤投手の選択。どちらが、良かったのか。10年後、議論される日が来るかもしれません。本人がコメントすることはないかもしれませんが、そのときの成績結果が物語っているかもしれませんし、年俸額で比較されるかもしれません。
 
 プロの世界は、スキルが高いということで、叩かれてしまうこともあるでしょうが、競争の中で成長も期待できるところ。一方、大学野球では、消耗品と言われる投手の肩の酷使がなく、育成という意味では伸び伸びと育てられるかも知れませんが、貴重な4年間をプロの世界から外れるということでもあります。
 
 その人の感じ方がどちらがあっているということもあるでしょう。
 
 非常に、田中投手と斎藤投手の行く末が楽しみです。
 
 一方ビジネスでは、プロの水に溶け込むことがメリットが大きいと思います。机上の空論で終わってしまうケースが多く、実践や経験が非常に大きな武器になると思うからです。行動することが身を助ける。そう信じて、チャンレンジしていきましょう!!
 




Posted by SFJソリューションズ株式会社   川上 暁生 at 07:49  / この記事の詳細
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プロトタイプ開発 結局自分で...

2008年03月12日(水)

 IT関連のシステム開発の現場では、プロトタイプ開発と言う言葉があります。試作とか、wikiでは「デモ用か、試作目的のために製作する試作機・試作回路・コンピュータプログラム」と解説しています。
 
 要件定まっていない案件、発注・依頼者が、ITに詳しくない場合などでは、このプロトタイプ開発が有効だと思っています。
 
 最終的な仕様が、発注・依頼者側で定まっていない、表現できないような場合はよくあります。このような状態で、業者の主導によって、IT業界独自の世界に引きずりこんで仕様を決め、開発を進めることは発注・依頼者側にとって、結果的には業者にとっても不幸な結果になりやすい。
 
 発注・依頼者側に、少しでも開発するシステムをイメージしていただくために、プロトタイプ版を作りながら、仕様やルールを決めていくことが一見手間に見えても最終的には早くゴールをむかえられる。
 
 とはいえ、プロトタイプ版開発に多くの工数(お金)と時間をかけてはプロトタイプ版とはいえなくなる。誰が、プロトタイプ版を作るべきかという問題にもなる。
 
 MS-AccessやMS-Excelのマクロなどで作成する場合も多い。ただ、誰で御作れるわけではない。プロトタイプ版を開発できるメンバーがいなければ絵に描いた餅になってしまう。
 
 一番良いのは、発注・依頼者側のメンバー、次に、プロジェクト管理者、誰もいなければ業者と言う順番にその効果が高い。
 
 小生もプロトタイプ版を作ることが多い。打ち合わせをしながら頭で設計し、作ってみる。頭の中で上手くつながれば(設計が出来れば)、サササと作れるが、それでも手間がかかりすぎると判断すれば、Excelなどでの紙芝居で表現することもある。
 
 プロトタイプ版開発で、恐いのは(危険なのは)プロトタイプ版がそのまま設計書になってしまうこと。業者は、プロトタイプ版をそのままシステムとして作りこんでしまうということ。あくまでも、設計を助けるもの、発注・依頼者側が求めるものと見える化するものなのに、いつしかそれが設計書になり、プロトタイプ版で実現できているものだけがシステムとして実現されてしまうことだろう。
 
 このあたりの役割、目的を見失ってはいけない。そんなこともあり、プロトタイプ版の作成は、結局小生が作ってしまうことが多い。もちろん、小生自信設計力や開発力やスピードに自信を持っているからこそなのかもしれないが、小生自身で抱え込んでしまう。
 
 SE経験も長いので、苦にはならないが、時間が思ったよりも取られてしまうことが多い。
 
 でも、長い目で見えれば、スムースな要件定義につながっている点も見逃せず、助手が欲しいなと思うときもある。




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