【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ
2008年12月18日(木)
【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ

トヨタ、下期は赤字転落
トヨタ自動車が、平成21年3月期の連結業績予想を再度下方修正する方向で調整していることが13日、わかった。下期(10−3月)の営業損益は1000億円規模の赤字に転落する見通し。半期ベースの営業赤字は米国会計基準を導入した11年以降で初めて。金融危機に伴う景気悪化で新車販売台数は世界的に落ち込んでいるほか、1ドル=90円を突破する急激な円高も利益を圧迫する。
トヨタは11月の中間決算発表時に通期の連結業績予想を大幅に下方修正。営業利益は従来予想を1兆円も下回る6000億円(前年同期比73・6%減)となる見通しを示し、市場では「トヨタ・ショック」と呼ばれた。
トヨタの上期の連結営業利益が5820億円。もともと下期の営業利益はわずか180億円にとどまる見通しだったが、これがすべて吹き飛ぶ形だ。
金融危機以降、トヨタが「ドル箱」にしてきた米新車市場の落ち込みが止まらない。これまで競争力の高かった日本車も販売減を余儀なくされており、トヨタの11月の米新車販売台数は前年同月比34%減の13万307台となった。また、中国やロシアなど新興国市場も減速が著しい。
追い打ちをかけたのが急激な円高ドル安。トヨタは下期の想定レートを1ドル=100円とみていたが、実際は90円台前半で推移している。海外販売の多いトヨタは為替感応度も高く、対ドルで1円、円高が進むと営業利益は年間で400億円減少する。仮に年度末までの3カ月間1ドル=90円の円高水準が続けば、それだけで営業利益が1000億円減少する計算だ。
【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ
《2009年3月期連結決算》
■期間従業員3000人に半減
世界でも「カイゼン」という言葉で知られる徹底したコスト削減で、盤石の収益力をみせてきたトヨタ自動車の業績がついに崩れた。
トヨタ自動車は11月6日、2009年3月期連結決算(米国会計基準)の業績予想を大幅に下方修正。売上高は前期比12.5%減の23兆円、本業のもうけを示す営業利益は73.6%減の6000億円と、8年ぶりに1兆円を割り込む見通しだ。
米国発の金融危機に伴う世界的な消費低迷や急激な円高の影響で、従来予想に比べ売上高で2兆円、営業利益で1兆円が吹き飛んだ。営業利益は、トヨタが米国会計基準にした1998年3月期以来最低で、日本の製造業の頂点に君臨する巨人が、「いまだかつて経験したことのない」(木下光男副社長)苦境に立たされた。
これを受け、トヨタは渡辺捷昭(かつあき)社長(66)をトップとする「緊急収益改善委員会」を発足させ、一段のコスト削減に取り組む。国内の減産に伴い、10月末時点で約6000人の期間従業員を、来年3月末までに3000人減らす可能性もあることを明らかにした。
同時に発表した2008年9月中間連結決算(4〜9月期)は、売上高が前年同期比6.3%減の12兆1904億円、営業利益が54.2%減の5820億円と、中間決算としては1999年以来、9年ぶりの減収減益となった。
■市場にショックの恐れ
市場関係者の多くは「トヨタが通期業績を下方修正しても、営業利益1兆円は確保できる」(証券アナリスト)とみていただけに、想定を超える大幅減益の「トヨタショック」は株価急落を招きかねないとの懸念も出ている。
(SANKEI EXPRESS)
◇
《「公約」実現求める米ビッグスリー》
トヨタの09年3月期営業利益予想の減益要因をみると、米国発の金融危機による対ドル・対ユーロでの円高が6900億円、米欧の販売減が6100億円にも達し、米国経済の影響の大きさが浮き彫りになった。
収益の本格的な立て直しには、やはり最大の米国自動車市場の復活が欠かせないとみられるが、その鍵を握るのがバラク・オバマ次期大統領(47)だ。
■「日本車排斥の動きない」
オバマ氏の大統領就任で、今後、米国の通商政策が保護主義的な色合いを強めるとの見方も多く、トヨタもオバマ氏の経済政策を注視している。
「保護主義的な要素が仮にあったとしても、日本車を排斥したりするような動きは起こらないのではないか」トヨタの木下光男副社長は民主党政権の誕生で日本車への風当たりが強まるとの見方には否定的だ。
トヨタをはじめ日本の自動車メーカーの多くは米国生産を拡大。現地での雇用創出や地域活動に貢献し、「米国の会社として受け入れられている」(トヨタの立花貞司専務)との自負があるためだ。
しかし、それでも不安要素はある。全米自動車労組(UAW)の存在だ。伝統的な民主党の支持基盤であるUAWは、大統領選でオバマ氏支持を鮮明に打ち出し、親密な関係にある。 議会でも民主党が上下両院で多数を握るオバマ政権下では、労働組合に有利な法案が成立する可能性があり、日本メーカーからは「現地工場の労働コストが上がってしまうかもしれない」(大手幹部)と危惧(きぐ)する声が漏れる。
■鍵は政府の資金支援
一方、経営問題が深刻化しているゼネラル・モーターズ(GM)は5日、「米自動車産業を支援するというオバマ新大統領の誓いを歓迎する」との声明を発表、早々と「公約」実現を求めた。米自動車大手3社(ビッグスリー)とUAWの首脳は6日にペロシ下院議長(民主党)と会談し、政府による資金支援を要請する見通し。GMとクライスラーの合併協議も、政府の資金支援が鍵を握るとされ、支援に前向きなオバマ氏の対応が注目されている。オバマ氏の決断は米自動車市場の環境も「変革」するかもしれない。
(SANKEI EXPRESS)
【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ
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トヨタ、下期は赤字転落
トヨタ自動車が、平成21年3月期の連結業績予想を再度下方修正する方向で調整していることが13日、わかった。下期(10−3月)の営業損益は1000億円規模の赤字に転落する見通し。半期ベースの営業赤字は米国会計基準を導入した11年以降で初めて。金融危機に伴う景気悪化で新車販売台数は世界的に落ち込んでいるほか、1ドル=90円を突破する急激な円高も利益を圧迫する。
トヨタは11月の中間決算発表時に通期の連結業績予想を大幅に下方修正。営業利益は従来予想を1兆円も下回る6000億円(前年同期比73・6%減)となる見通しを示し、市場では「トヨタ・ショック」と呼ばれた。
トヨタの上期の連結営業利益が5820億円。もともと下期の営業利益はわずか180億円にとどまる見通しだったが、これがすべて吹き飛ぶ形だ。
金融危機以降、トヨタが「ドル箱」にしてきた米新車市場の落ち込みが止まらない。これまで競争力の高かった日本車も販売減を余儀なくされており、トヨタの11月の米新車販売台数は前年同月比34%減の13万307台となった。また、中国やロシアなど新興国市場も減速が著しい。
追い打ちをかけたのが急激な円高ドル安。トヨタは下期の想定レートを1ドル=100円とみていたが、実際は90円台前半で推移している。海外販売の多いトヨタは為替感応度も高く、対ドルで1円、円高が進むと営業利益は年間で400億円減少する。仮に年度末までの3カ月間1ドル=90円の円高水準が続けば、それだけで営業利益が1000億円減少する計算だ。
【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ
《2009年3月期連結決算》
■期間従業員3000人に半減
世界でも「カイゼン」という言葉で知られる徹底したコスト削減で、盤石の収益力をみせてきたトヨタ自動車の業績がついに崩れた。
トヨタ自動車は11月6日、2009年3月期連結決算(米国会計基準)の業績予想を大幅に下方修正。売上高は前期比12.5%減の23兆円、本業のもうけを示す営業利益は73.6%減の6000億円と、8年ぶりに1兆円を割り込む見通しだ。
米国発の金融危機に伴う世界的な消費低迷や急激な円高の影響で、従来予想に比べ売上高で2兆円、営業利益で1兆円が吹き飛んだ。営業利益は、トヨタが米国会計基準にした1998年3月期以来最低で、日本の製造業の頂点に君臨する巨人が、「いまだかつて経験したことのない」(木下光男副社長)苦境に立たされた。
これを受け、トヨタは渡辺捷昭(かつあき)社長(66)をトップとする「緊急収益改善委員会」を発足させ、一段のコスト削減に取り組む。国内の減産に伴い、10月末時点で約6000人の期間従業員を、来年3月末までに3000人減らす可能性もあることを明らかにした。
同時に発表した2008年9月中間連結決算(4〜9月期)は、売上高が前年同期比6.3%減の12兆1904億円、営業利益が54.2%減の5820億円と、中間決算としては1999年以来、9年ぶりの減収減益となった。
■市場にショックの恐れ
市場関係者の多くは「トヨタが通期業績を下方修正しても、営業利益1兆円は確保できる」(証券アナリスト)とみていただけに、想定を超える大幅減益の「トヨタショック」は株価急落を招きかねないとの懸念も出ている。
(SANKEI EXPRESS)
◇
《「公約」実現求める米ビッグスリー》
トヨタの09年3月期営業利益予想の減益要因をみると、米国発の金融危機による対ドル・対ユーロでの円高が6900億円、米欧の販売減が6100億円にも達し、米国経済の影響の大きさが浮き彫りになった。
収益の本格的な立て直しには、やはり最大の米国自動車市場の復活が欠かせないとみられるが、その鍵を握るのがバラク・オバマ次期大統領(47)だ。
■「日本車排斥の動きない」
オバマ氏の大統領就任で、今後、米国の通商政策が保護主義的な色合いを強めるとの見方も多く、トヨタもオバマ氏の経済政策を注視している。
「保護主義的な要素が仮にあったとしても、日本車を排斥したりするような動きは起こらないのではないか」トヨタの木下光男副社長は民主党政権の誕生で日本車への風当たりが強まるとの見方には否定的だ。
トヨタをはじめ日本の自動車メーカーの多くは米国生産を拡大。現地での雇用創出や地域活動に貢献し、「米国の会社として受け入れられている」(トヨタの立花貞司専務)との自負があるためだ。
しかし、それでも不安要素はある。全米自動車労組(UAW)の存在だ。伝統的な民主党の支持基盤であるUAWは、大統領選でオバマ氏支持を鮮明に打ち出し、親密な関係にある。 議会でも民主党が上下両院で多数を握るオバマ政権下では、労働組合に有利な法案が成立する可能性があり、日本メーカーからは「現地工場の労働コストが上がってしまうかもしれない」(大手幹部)と危惧(きぐ)する声が漏れる。
■鍵は政府の資金支援
一方、経営問題が深刻化しているゼネラル・モーターズ(GM)は5日、「米自動車産業を支援するというオバマ新大統領の誓いを歓迎する」との声明を発表、早々と「公約」実現を求めた。米自動車大手3社(ビッグスリー)とUAWの首脳は6日にペロシ下院議長(民主党)と会談し、政府による資金支援を要請する見通し。GMとクライスラーの合併協議も、政府の資金支援が鍵を握るとされ、支援に前向きなオバマ氏の対応が注目されている。オバマ氏の決断は米自動車市場の環境も「変革」するかもしれない。
(SANKEI EXPRESS)
【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ
【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ
【オバマ大統領】トヨタ自動車(創業71年) 業績予想「7割減益」 8年ぶり1兆円割れ


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