「ゴールデンウィーク」という言葉を最初に用いたのは、映画会社(大映)なのだそうです。
お正月やお盆と同じく、祝日の多い4月末から5月にかけてもまとまった集客が見込めることから「黄金週間」と名付けたのだとか。「ゴールデンウィーク」は、国や政府ではなく、民間企業によって作られた言葉だったのです。
そのため、一部のマスメディアでは報道において「ゴールデンウィーク」という表現を使っていないのだそうです。「大型連休の帰省ラッシュがピークを迎えています・・・」といた具合に。興味のある方は、さっそく某国営放送のニュースなどをチェックされてみてはいかがでしょうか。
ところで、
「ゴールデンウィークというんだったら、1週間丸ごと休みにしてしまえばいいじゃないか」と、お思いの方も少なくないことでしょう。
日本において祝日や休日を増やすための政策については、
かなり以前から政府の間でも議論が続けられており、
昭和48年の「振替休日」制定(祝日が日曜日にあたる場合、翌月曜日を休日とする法改正。その後、月曜日固定から「国民の祝日でない日」と改められたため、今年のように5月6日の火曜日も振替休日の対象となっている)や、
筆者の小学生時代、もどかしくてたまらなかった飛石連休(笑)を解消するべく、昭和60年に施行された「国民の休日」の導入(祝日で挟まれた平日を休日とする)、さらには「みどりの日」「海の日」「昭和の日」各祝日の制定、ハッピーマンデー制度の導入など、連休を増やして国民のレジャー需要を高める、そして大きな経済効果を促すためのさまざまな取り組みが進められています。
ゴールデンウィークについては、長年にわたる法整備の結果、
5月1日を祝日にすれば、4月29日〜5月5日の7連休が成立する、という段階まで来ました。
5月1日は、労働者の祭典ともいわれる「メーデー」。
世界共通の祭典であり、多くの国がこの日を祝日としている、のではありますが、
日本においては、似たような意義を持つ11月23日の「勤労感謝の日」との兼ね合いをはじめ、この先、また時間をかけた調整が行われていくことでしょう。
休みを有意義に使える、という意味においては、連休がつながっていくことは喜ばしいのですが、
果たして休みがたくさん増えることを、手放しに喜んでいていいものなのか。
やがて「日本人は、勤勉という昔からの国民性に反して、少々休み過ぎなのではないか」という声も挙がるようになるのかもしれません。
国全体が「ゆとり」というキーワードに疑問を持ち始めている時代。
今度は働く(学ぶ)ことと休むことの、バランスやメリハリにも意識を向けなければいけないでしょうね。
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