同じ画像なのに、色々な種類のモニターで映すと、色が異なる事は、みんなが経験する事だと思います。実際、家電量販店で並んでいるテレビを見ても機種によって色がまちまちです。
ところが印刷業界に携わっていると、色が合わないという事は致命的なミスに繋がります。
また、モニターの色が合っていないと、色修正などの作業が大変になります。
例えば、私の使っているモニターが少し緑っぽく映るとします。そんな場合、モニターの色合わせの方法は、大きく2種類有ります。
ひとつは、ソフトウェアキャリブレーションという方法です。
まず、標準の色を画面に映します。その色を測定して、どの程度ずれているかを調べます。色のずれ具合の測定を、様々な色に対して実施します。
そして、色のズレ具合を書き込んだICCプロファイルと言う物を作成します。
その作業が終了したら、バソコンからモニターにデータを送る際に、このICCプロファイルを参照しながら映像信号を出力するのです。。
つまり、緑っぽいモニターの場合は、ICCプロファイルを参照して、少し緑の信号を弱めてモニターに送ってやるのです。測定装置は安価な
「i1 Display 2」で十分です。
もう一つの方法は、ハードウェアキャリブレーションという方法です。
賢いモニターは、自分自身で色を調整できるように、色変換パレットを持っています。
自分自身が緑っぽかったら、自分自身を修正して映し出すことが出来るモニターなのです。
昨年購入したNECのLCD2690WUXiは、色の表現域の広さもさる事ながら、モニターが自分自身で色を調整する機能を持っています。
『SpectraNavi』という自動調整ソフトを別途購入しなければなりませんが、ターゲットの色温度やガンマなどの目標値を設定してやれば、後は10分程度でほぼ完全に色を合わせてくれます。
非常にすぐれたソフトで、このモニターを買うのなら必須アイテムかと思います。
印刷の場合は、モニターの他に、校正紙を出すプリンター。印刷機械だと、紙の種類など様々なプロファイルを持つ必要があります。
プリンターの色あわせについては、また紹介したいと思います。