昨年設置した8色両面カラー印刷機の仕事が増えてきたので、品質保証の観点から
FUTEC様の
画像検査装置を導入しました。毎分250mで印刷される両面カラー印刷物を全数撮影して、駄目な物は除外していく装置です。
この装置を設置する事により、高速で印刷中の印刷物の突発的な汚れや微少な欠けなどを発見して、早期対処や継続的な品質向上が可能になりました。なにより オペレーターが安心してスピードを上げられるようになった事の効果が大きかったように思います。
最初に基準画像を撮影して記憶しておき、その後次々に送られてくる印刷画像(大体1秒間にA3の大きさ両面で20枚程度)を隅々まで機械的に見比べると言うものです。
汚れや欠け、印刷色の変化があるとその部分にマーキングされます。こう言ってしまうと原理自体は簡単なのですが、感慨深いものがありました。
と言うのも、昔勤めていた会社で、印刷機械で使用する版をCCDカメラで撮影し、インキ壺のプリセットをする装置を開発していたのです。版をカメラで撮影後、絵柄面積を演算する仕組みでした。
静止画像の解析と高速動画の解析というポイントは異なりますが、画像解析という話しには変わりはありません。
あの時代、画像を均一に撮影する事の困難さは並大抵の事ではありませんでした。
もう26年も前の話しになるので、CCDカメラの画素数や撮影スピード、照明装置のムラに苦労したのを思い出します。撮影した画像を演算するのが4MHzで動作するZ80でしたから、
アセンブラでプログラムを書いても処理に時間がかかりました。
今回導入した機械を眺めていると、カメラで取り込んだ信号は、高速で動作する専用ハードで記憶された後、表示用と解析用に振り分けられます。解析も専用のハードで演算され、演算結果のみをPCに送っていました。PCでは演算結果をさらに分かり易く表示したりする為に使用されています。CCDカメラも知らない間にかなりの高速度撮影が可能になっていました。
品質保証部が中心となって2台導入したのですが、私は純粋に機械屋として楽しめました。
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