今私が所属する全国青年印刷人協議会(全青協)では、2年前からカラーユニバーサルデザイン(CUD)の普及に取り組んでいます。
いわゆる色覚障害者といわれる人の中で一番多いケースは、赤と緑の区別が付きにくいのですが、日本人では男性の20人に1人、女性の400人に1人が赤緑色覚障害で、日本全体では300万人近く存在します。驚く事に男性のAB型の数に匹敵する訳ですから決して異常という訳ではありません。
また、80歳を過ぎると90%の人が白内障など目の病気になります。視力や色覚が低下して、様々な情報の区別が付きにくい人は、今後高齢化社会の中、増えて行く一方です。
しかし、これほど多くの人が生活する中で、色に配慮していないデザインは、テレビのリモコンや、車の操作盤、公共性の高い避難経路図や、救命現場で使用されるトリアージタグのよう命に関わる所でさえ、全く無関心に多く採用されているのが現実です。
上記の写真は色覚障害の方にはどのように見えているのかというサンプル画像です。
カラーユニバーサルデザインとは、多様な色覚を持つ様々な人に配慮して、色彩設計の効果的な使い方を吟味し、情報の整理を行うことです。それは色弱者だけでなく一般の人にとっても、整理された見やすいデザインを表します。つまり、すべての人に情報がきちんと伝わるように利用者側の視点に立ってつくられたデザインの考え方のことです。
これらCUDの考え方の良い点は、色などに配慮したデザインをもって、社会に貢献出来る事。もう一つは、我々業者として、新たな設備投資が不要だという事です。
また、これらの施策がU-JAPAN計画のもと国が推進するようになった事や、専用モニターや、専用の書体、専用のツールなど開発環境が整ってきた事なども発表されています。今年は友人の協力で福井県のガス会社様に
CUDに配慮したカレンダーを配布して頂きました。「カラーユニバーサルデザイン」の考え方が広まり、「思いやりのある社会づくり」に印刷業に携わる一員として、少しでも貢献できればと考えています。
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