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「マニュアル119番」ブログへようこそ。
このブログは、製品マニュアル制作の豊富な経験を持つプロのテクニカルライターが、
文書やコミュニケーションについて、あれこれ語ってしまおうという、
お役立ちブログです。

「左折後、直進車両通り抜け出来ません」  2008年06月24日(火)

投稿者:ME

少し前のことですが、歩いていて見つけました。さて、いったいこれはどういう意味なのでしょう。

クルマを運転しています。あ、次の路地を左折しないと。ウインカーを出して…この看板を発見。私だったらどうするか。
• ハザードに切り替えて、停車するでしょう←間違いありません!
• クルマから降りて、ポスターの文字を読み直すでしょう←これも想定内
• 結局、遠回りしてもほかの道で目的地に向かおうとするでしょう←面倒なことがキライ

だって、左折したもののどうすれば?と、途方に暮れると思うのです。狭い道だし、袋小路だったら方向転換に苦労するだろうし、ぶつけたら最悪。やめよう!と。

左折後に直進する車両ばかりではないので、この文章はかなり熟慮されたものだと思います。でも、でも…よく見るとベースになっている看板ちゃんには「迂回路」って書いてあり、ポスターの下には地図らしきものも見えるのです。ということは、道(道路および回避方法)はあるってことですよね。それを知りたいんですよ〜

この文言は、左折後に直進する車両をシャットアウトしているのではないでしょうか。だったら「迂回路」をベースの張り紙はイヤです。深読みします。ぜひ、無地のものにしてほしかったです。

そして…なぜ「通り抜け」を分割したのでしょう。紙のサイズ、文字のサイズ、いろいろ考えられますが、テクニカルコミュニケーターは、文章がどうのこうのだけではなく、また「正確にわかりやすく伝える」ことだけでもなく、見栄えやバランスも大事にするのです。紙を少し短くすると支障があったということですね、きっと。

でもドライバーも慣れたものだったのかどうなのか、無事に工事が終了したようなので、記事にしてみました。ここのところテキストものばかりだったので、そろそろ画像を出したかったのです。ナイスタイミン…グ〜!

Posted at 15:26 | ◎コトバ再発見(看板・サイン編) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
ケンミントーク  2008年06月23日(月)

投稿者:よなぼー

各都道府県の出身者がトークを繰り広げる番組、ご存知ですか?
各地の習慣や珍味を紹介していたりします。
ついつい自分の出身県が気になったりします。
「えー、そんなことない!大げさに表現されているな。」と感じたり、「そうそう。」と思わず納得してみたりと意外と観てしまうのです。

友人の出身県の情報を得て、「これって本当?」って聞いてしまうことも増えました。
逆に聞かれることも増えた気がします。
地域によって本当に色々あるんですよね。

日本のとある有名旅館では、仲居さんを全国から揃えておもてなしをしているのだとか。
(この旅館では48都道府県の出身者をすべて揃えているそうです。)
地方からの宿泊者には同県出身の仲居さんが担当するのだそうです。
徹底したサービスぶりですよね。
確かに、共通の話題などがあって親しみが沸きそうな気がします。

先日、県民性についての本を借りました。
自分にとって無縁の土地の習慣は全く分かりませんが、分かる人に読ませると爆笑。
3人試してみましたが、みんな爆笑でした。
あの番組が人気があるわけが少し分かった気がします。

みなさんもご自分の出身県についての情報をぜひチェックしてみてください。
今まで気がつかなかった習慣に気づくかもしれませんね。

Posted at 11:32 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
発信の責任?受信の責任?  2008年06月19日(木)

投稿者:Ash

 数年前、とあるケータイショップ(通信会社直営店)に、壊れたケータイを持ち込んだときのことです。

 「これ洗濯機の中に落としちゃって。 データ取り出せなくても仕方ないとは思ってるけど、もしかして助かるものならと思って。 ちょっと見てくれますか」

 データや本体が修復できるなんて期待はまったくしていなくて、別機種に買い換えるつもりで来店しています。
 応対してくれたショップの店員はひとこと、「わかりました。」
 サービス精神に満ちた力強い返事でしたが、こちらに余計な期待を持たせるものではありません。店員は私のケータイを持って奥へ引っ込んでいきました。

 しばらくのち、さきほどの店員は私のケータイを手に、戻ってきました。機体はプラスチックの外皮が取り除かれ、基板が見えています。
 この店員、基板の一部を指してじつに意外なことを言いました。


 「これ、水に濡れたでしょ!? ここのところが色が変わるんで、すぐにわかるんですよ!」


 さも得意げに、そう言うのです。私がケータイ水没の事実を隠し、保証目当てにクレームしたのを、自分はあばいてやったぞ、とでも言わんばかりの態度でした。(携帯電話の内部には、水濡れを感知すると色が変わるマーカーがあります。)

 …と、この記事で店員のセリフのところまでは、水濡れについてひとことも書いていません。単に「洗濯機の中に落とした」と言っているだけです。  これは、「水没した」という説明には不十分でしょうか。お読みになった方はいかがでしたか。水没したと、初めから読み取れましたか。

 「洗濯機の中に落とした」 「風呂の中に落とした」 「バケツに落とした」。私は、いずれも「水没した」ことを十分に示していると考えます。水の入っていない空のバケツならば、わざわざ「バケツに落とした」とは言わないからです。「目の高さから落とした」とか、「コンクリートの上に落とした」とか、そういう説明になるでしょう。
 そう自分では理屈付けているのですが、いまでもときどき思い出しては、水濡れのことをはっきりと言わないのが悪かったのかなぁ、と思ったりします。あるいは、店員が客の話はテキトーに聞くのを習慣にしていただけなのか…。

 ただこのときは、店員の言葉の意外さにびっくりしてしまい、とりあえず本体の買い替えは他店ですることにして店を後にした Ash でした。

Posted at 12:21 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)
「件名なし」  2008年06月17日(火)

投稿者:ME

これは、ある親しい方から聞いたお話です。その方には高校生くらいのお嬢様がいらっしゃるので、若者文化に多少(?)強く、「最近、メールにタイトルをつけないのが流行っているらしい」と。その場合「件名なし」とか「Non title」などと表示されますね。

ケータイメールでは、確かによく見かけます。若者に限らずって気もします。ふむふむ。流行っているのもあるのでしょうが、タイトルをつけるのが面倒なのではないかと推察したりして。私などは、なんでもいいから書いてしまいますけどね。「こんにちは」とか「こんばんは」とか←芸がない…

しかしビジネスメールでは、「件名なし」はよろしくありません。内容が推測できるような、適切なタイトルをつけましょう!と、どんな本にも書いてあります。私もそう思います。件名がなかったら、不審に感じる方もいらっしゃるでしょうし、即「スパム!」と判断されて、ゴミ箱行きということも…

逆に、件名で内容が推測できるようなメールは助かりますよね。すぐに読めないときなど、あとで検索するときに、労力を使わなくて済むという利点があります。

もちろんビジネスなので、余計なことは書くべきではないと思います。でも、たとえば「先日の件」とだけ書かれたメールを受け取ったとしたら?一日に大量のメールを受信する方だと、目に止まらないかもしれないですよね。先日の何なのか?会議だとしたら、何についての会議なのか…後回しにされそうです。

ケータイメールでの流行り廃れは置いておいて、ビジネスメールでは適切な件名をきちんと記載するようにしたいものです。

なーんて書きながら、私は「ご連絡」とか「ご報告」とか、やらかしてしまうタイプです。自分が受け取ったときのことを考えたら、こんなタイトルは付けないでしょう?という、恥ずかしいものもあります。ひと手間を惜しんではいけませんね。

Posted at 09:37 | ◎ビジネスメールの心理学 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
想像力が低いと  2008年06月12日(木)

投稿者:Ash

 サハラ砂漠の、地図上の位置を説明するのに、先日次のような表現にお目にかかった。
 「アフリカ大陸を人の横顔に例えると、髪の生えているあたりがサハラ砂漠」
 正確な引用ではないのだが、このような意味であった。

 三大紙と呼ばれる朝刊のその記事に、初め私は戸惑ってしまった。

 国や地域、国内の県などを、何かの形に例えたのを見るのは、初めてではない。
 イタリア半島をブーツに例えるのはよく知られているだろうし、神奈川県の形は小犬の姿に見えるというのも頷ける。また私が最近知ったものでは、群馬県は鶴の形だという。なるほど。
 私はこれらをうまい例えだと思うし、例えることそのものにもとくに異論はない。小犬が片足を上げたマーキング中の姿勢であるかどうかは、意見が分かれるところかもしれないが。

 話を元に戻そう。アフリカ大陸である。

 これまでに、アフリカ大陸を人の横顔に例えた話は聞いたことがなかった。記事を読んだときにその形を思い浮かべ、一生懸命イメージを横顔と重ね合わせようとしてみたのだが、うまくいかなかった。あとでアフリカ大陸の地図をしげと眺めてみたが、見れども人の横顔には見えない。実際、左右どちらを向いているのかさえ私にはわからないのである。
 例えが悪いとは私には判断できない。はっきりしているのは、私の想像力の問題だ。私は他人に比べ想像力が低いことを自認している。思考力のトレーニングで、キーワード(例えば「海」)から連想することば(「波」「青い」など)を次々と出していくというものがあるが、大の苦手だ。イメージよりも文字面(もじづら)優先で思考していることを示す例が、私にはいくつもある。

 この経験で私が学んだのは、当然伝わるだろうと思って書いても、伝わらない読者もいるということである。このことは今さら気づくものでもなく、モノを書く上ではいつも気にしているわけであるが、いくら気にしてもし過ぎることはない。それくらい、書き手と読み手の基準のギャップは、常にどこにでも存在するということだ。そしてこのギャップは埋めようとしても完全には埋まらない。
 書き手が注力しなければならないのは、このギャップを予測し、少しでも通過しやすいよう整えつつ文を紡ぐことであろう。たまに、ギャップを程よく残すことで読み手の知的興味を刺激する文章を見るが、達人の技と言えるだろう。

 アフリカ大陸の形を巡る認識の戸惑いは、地図を持って遠くに離してみたり下半分を手で覆ったりしているうちにいつしか楽しみに変わり、ついでにブログ記事も1本書くことができた。
 新聞記事のライター氏には感謝することしきりである。

Posted at 12:21 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
なので〜、調べてみました  2008年06月06日(金)

投稿者:ME

これは、「看板ウォッチャー」さんから依頼されました。ふだんの会話にしても、会議での発言にしても「なので〜、ナニナニです」といった使い方が多いのは、いかがなものか?と。

そういえば、そうです。私もブログ内で使ったことがあると思います。でも、頻度は少ないはず。「ですから」や「だから」だと、説明調になりすぎるかな、と感じるときに使っているつもりです。何せ、ある意味軽さが売り(?)ですから。

しかし!です。ネットで検索してびっくり。出るわ、出るわ、「なので」考察。ほとんど「接続詞として使うのは間違いだ」、「違和感を拭えない」、「若者コトバの典型」などの否定的意見です。何年も前から、気づいている人は気づいておられたようで、「おかしい!」と記載されていました。

文法解説を引用します。「なので」の「な」は、断定の助動詞「だ」の連体形で、「連語」とのこと。これが文頭に来て、接続詞とされるのは、認めるわけにはいかぬ!だそうです。本来は、「〜なので、ナニナニです」のように、接続助詞として使うべきなのでしょう。異論ありません…

私は感覚でしかモノ申せないのですけど、「なので〜、○○でぇ〜」という感じで、ギャルがおしゃべりする分には、気にならなくなっています。タレントさんがバラエティ番組で言ったりするのも、いつのまにか許容範囲に入っています。発祥源も、いつ頃出てきたのかも、結局はわからなかったし。

ですが、少しばかり改まった場や、報告書などの書面だと、違和感があるでしょう。最近、そういうシチュエーションに身を置いたことがないので、あくまでも想像ですけど。そうそう、サイトで調べたときに、「報道番組でも使われていた」と書かれていました。うーん。それは、引いてしまうかも。

本当は、年代や性別、特に「性別」…に深く言及したいなぁ、と考えていました。でも、少しワケありで平常心を持って書けないと思い直し、控えたのです。とても具体的なイメージが、頭の中に広がってしまっている、というか。こういうときは困りますね…

なので〜、これでも〜苦労してたりしてぇ〜、この記事。
• ですから、このようなもので申し訳ないのですが、苦労したのですよ。この記事。

私は「中立、ニュートラル」な雰囲気を目指します。

Posted at 13:00 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
メタ専  2008年06月05日(木)

投稿者:Ash

 かつて「君こそわが命」という歌がありました。(この歌をご存知の方は、Ash と同世代かそれ以上かとお察ししますが。)「君」が「わが命」とは、まったくすごい想いの程です。もちろん比喩であり、わが命の如く想う君、と解釈するところでしょう。

 比喩でありながら、「〜のようだ」「〜みたいな」といった形をとらない比喩のことを、メタファー(隠喩)といいます。
 メタファーは、そこらじゅうの話しことば、書きことばに豊富に見られますが、あまり意識しないで用いることがほとんどでしょう。
 メタファーが使われた文を聞いたことがないという人は、おそらくいないはずです。メタファーを一切交えずに話すことは可能かもしれませんが、すらすらしゃべるのはちょっと難しい気がします。

 自分はあまりそんなの使わないが…と思われるでしょうか?

 パソコンを、いつも「起動して」使い終わったら「停止させて」いますか? もしかして、「立ち上げて」「終了させて」いるのではありませんか? そうだとすると、「立ち上げ」や「終了」はメタファーです。
 「固まる」「落ちる」も、パソコンに使うとすればメタファーですね。

 冒頭の例のように、歌の世界ではメタファーが普通です。
   やねよりたかい こいのぼり
   おおきいまごいは おとうさん
   ちいさいひごいは こどもたち
   おもしろそうに およいでる (こいのぼり、作詞:近藤宮子)

 ビジネスの世界も、メタファーだらけです。
 「時間との勝負」「氷山の一角」「ソフトランディング」「致命的」「戦略」…。メタファーを使わずにこれらを言い換えてみます。「達成時間が最優先事項だ」「大きな問題のうち、見えている小さな部分」「双方にとって最善の結着」…。なにか伝わり方が違うような気がしますし、第一まどろっこし過ぎてミーティングで使えません。

 「氷山の一角」もそうですが、オリジナルの意味よりもメタファーとして使われることが圧倒的に多い、メタファー専門(メタ専?)のことばもあります。  「落とし穴」「デスクトップ」「引き鉄(がね)」等々。
 うーん、引き鉄なんぞは、世界で永久にメタ専となって欲しいものです。

Posted at 12:20 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
しんじゅくおえん??  2008年06月03日(火)

投稿者:よなぼー

少し前のMEさんの記事で「プロの誤読は、聞き逃せない!」というのがありましたね。
私もたまに「ん?あれれ?今のって違うような気がする。」と思うことがあります。

つい先日の事です。
運転中にラジオを聴いているとDJが「○○は、しんじゅくおえん(新宿御苑)にて開催予定です。」と告知したのが耳に飛び込んで来ました。
学生を対象としたような番組でしたのでDJもノリノリ〜。
ハイスピードで番組は進行中でした。

「ん?」と思いました。一瞬、自分が今まで間違っていたのかと思ってしまいました。
しんじゅくぎょえん(新宿御苑)」じゃなかったけ?
いや、私は正しいはず!と言い聞かせて数分。間違いの訂正がありました。「しんじゅくぎょえん(新宿御苑)の間違いでした。すいません、申し訳ありませんでした。知りませんでした」とDJの方。

指摘がたくさんあったのでしょうね。なんだか、ついさっきまでのノリのよさとは違い一気にトーンダウンしている様子が伝わってきて気の毒になってしまいました。

いや、でもプロですから・・・。この間違いが訂正されなかったら私は自分が間違えていたのかもと思っていたはず・・・。
やっぱり正しい情報は大切です。

どう読むんだったっけという言葉。漢字は書けるけど読み方に自信がない。

そんな言葉みなさんにはありませんか?

ちなみに新宿御苑は英語で「Shinjuku Imperial Garden」と言います。
Imperial」が使われるんですね〜。
何だかやっぱり間違えてはいけない高貴な言葉のような気がしてきました。

Posted at 13:34 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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「やま」と「ME」のコラボで始めたブログです。 新メンバーとして「よなぼー」が、そして2008年からは「Ash」が加わりました!
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