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「芸人」というコトバの変遷  2008年07月04日(金)

投稿者:ME

謎のタイトルをつけてみました。とはいえ、なんとなく想像していただけるのでは?と、期待もしています。

私は、つい最近まで「芸人」というコトバは、一種のステイタスである、と思っていました。たとえば、落語なら落語、浪曲なら浪曲で、すばらしい文化を作り上げた人のことを指すのだと。どうして浪曲が出てきたのでしょう。とにかく、「名人級の芸を持った人のこと」=「芸人」だと信じていたのです。

昨今の芸能界事情をご覧になっていたら、私の解釈は間違いだとすぐにご理解いただけますよね。あるカテゴリーにおいて、多彩な芸を究めた人ではなく、「お笑い」に限定されているようです。「お笑い芸人」と称されることもありますが、ほとんどが「芸人」=「お笑いの世界の人」という意味で使われていると思います。

もともとは、「演芸を職業とする人」ということで、俳優も芸人のうちだったようです。また、一般人で「芸達者な人」のことも、芸人と表現されていたとか。私の解釈は、「演芸を職業とする人」だけぼんやりと合っていましたが、なぜ古典芸能をイメージしたのかは、わかりません。何かきっかけがあったとは思うのですが…

いずれにせよ、これはコトバが徐々に変化していった典型例ではないでしょうか。今、「芸人さんといったら誰を思い浮かべる?」なんて街頭インタビューをしたとしましょう。圧倒的に「お笑い」の人が挙げられそうですよね…90%以上かもしれないです。あ、ネットに解説してありました!「近年ではお笑いタレント、お笑い芸人と同義で使われることが多い」と。

今後は、これで浸透していくのでしょうか。「芸人」とは、お笑いを生業する人のこと。辞書類の次の改訂版は、このような解説になっているかもしれません。

Posted at 09:03 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)

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コメント
TSOHさん、いつもありがとうございます!

「芸」ですよね。本当のことを言えば、芸があってもなくても「芸人」というのはどうなのかなぁ…って考えることは、少しあります。

でもだんだん慣れるんですよ。世の常でございます〜

また遊びに来てください。ありがとうございました。
Posted by:ME  at 2008年07月16日(水) 14:42

MEさん、お久しぶりです。コメントも久しぶりですが、芸人がお笑いの人だけじゃなかったことをはじめて知りました。感謝です。芸ってそういうことなんだと。
お笑いだけが芸じゃないですよね。だったら本来の意味に戻ってくれたほうがいいのではないか、と思うのですが。MEさん的にはどうなんでしょう?
Posted by:TSOH  at 2008年07月15日(火) 21:31

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