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珈琲と書く幸せ  2008年02月28日(木)
投稿者:Ash

私はよく飲みます。仕事中も、ひっきりなしに飲んでいます。
飲んで仕事になるのか? どちらかといえば、飲まないと仕事にならないですが…。
いえいえ、アルコールではなくて、コーヒーの話。


コーヒーは漢字で「珈琲」と書きますね。
でも、コーヒーというと漢字よりはカタカナで書く人が多いのではないでしょうか。

第一に、外来語なので普通にカタカナを先に思い浮かべる。
第二に、カタカナのほうが画数が少なくて簡単。
第三に、王(おうへん)がとっさにでなくて書けない…?

ともあれ、買い物メモなど生活で気軽く使われるのは、カタカナのほうでしょう。

そのためか「珈琲」という表記を目にすると、わざわざ漢字で書いたこだわりがこもっている気がします。
そしてどこか、日常の雑事から一歩離れた空間、いつもと違う時間の流れを感じさせるものがあります。
…と感じる私は、コーヒーショップの策略にまんまとはめられているのでしょうか。

「珈琲」は音による当て字でありながら、表意文字としても成立しているそうです。
「珈」の文字は女性が刺す珠玉の髪飾りを意味し、 「琲」はその飾りの玉を貫くひもの意といいます。
これが、コーヒーの実が枝に生るさまを表しているというのです。
この遊び心あふれる秀作を見るとき、漢字のもつ優位性に、ついにんまりとしてしまいます。

手で文字を書くことも少なくなってきた昨今、もしコーヒーという字を書く機会に恵まれたら、そのときはあの苦くて甘い香りを思い出しながら「珈琲」と書いてみませんか。

Posted at 12:25 | ◎コトバ再発見(エッセイ編) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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