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しょっぱい想い出

2009年07月09日(木)
ディーゼルは、長閑な田園を駆け抜け、梅雨の晴れ間の汗ばむ陽気の中、ようやく目的地へと着きました。

ここへ来るときは、いつも夕方までの常駐仕事になるため、午前中の腹ごしらえが欠かせません。

日系ブラジル人の多く住む街、駅周辺はブラジル国旗や、ポルトガル語の看板が多く目につきます。


昼食の用意を丁重に断り、前回、情報を仕入れておいた、目的のブラジル料理店へと足を踏み入れると、殺伐とした店内には日本語のメニューがなく、店員さんの勧めで、写真のランチプレートを頂くことにしました。

ウェルダンのステーキに目玉焼き、それから定番という豆のスープは、日本食に例えるなら、まるで塩味のぜんざいといったところでしょうか。

いや、ご飯以外は全ての料理が塩味・・・、少ししょっぱい想い出も、聞いてみて、そして食べてみたからこそ味わえる、貴重な体験です。


Posted by こう at 00:25  / この記事の詳細
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継続性の原則

2009年07月06日(月)
枠を破る、新しいものを築くために、今までのものを一旦壊して立て直すという発想が、低迷する市場に求められています。

しかし、壊すべきものが、制度や会議など、表面上のものに終始すれば、塗装の塗り替えと等しく、その本質は何も変わることがありません。


壊す、作るは本来、個々の意識に依存し、人や組織によってアウトプットされる前の、根本的な考え方にまで遡ります。

新しい軸を生むための原動力が、継続の力によって裏打ちされる点を矛盾と指摘するのなら、それは作ることの価値さえ、初めから否定しているに他ならないのです。


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尾崎も、鶴田も、餃子も

2009年07月02日(木)
腹が減ったなら、ボリュームのある料理をパクつきたくなる、大食漢の食欲は、皿に盛られた巨大な餃子によって圧倒されました。

八重洲口を降り、時間にそれほどの余裕はないものの、一つ目の路地を曲がって直ぐの、中華料理店へと足が急ぎます。


鉄鍋餃子、一口餃子、旨い餃子の概念はこれまで小ぶりに並べられ、十分な肉汁とパリパリに焼かれた熱々なもの・・・、それでも小さな大打者に負けず劣らず、大きなものも中々の存在感です。

箸で持ち上げればまるで受話器のように、ズッシリとした重さを感じ、モチモチの弾力でこんがりと仕上げられた厚皮の表面に、好みはラー油を使わず、たっぷりの練りからしと、酢醤油を浸して頂きます。


食の歴史は、万人の胃袋を満たすべく、今日も明日も名物を、同じ場所に存在させているのです。


Posted by こう at 00:19  / この記事の詳細
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生産の本質

2009年06月29日(月)
不況、経費削減、リストラ・・・と、重苦しい言葉が周囲に囁かれる中、減らすだけではなく、増やす課題に対して、多くの企業が苦境に立たされています。

内弁慶の着眼点が、外的要因にあるならば、解決の策は難事を極め、抜本的の本質を再考する必然性を、強く感じるのです。


「増やす」 イコール 「作る」 も、市場が下り坂であれば、必ずしもそれだけではないという理解が必要であるはずです。

枠を取り払う、勇気を出して壊してみる、つまり強い建物を建築するために、一旦更地に戻すという概念は、苦境に立たされた時ほど、持つべき発想ではないでしょうか。


真っ直ぐで、強固な軸を再び手に入れるための 「キー」 は、冷静になれば以外にも、近くに見つかるのかも知れません。


Posted by こう at 00:47  / この記事の詳細
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焼き鳥屋のラーメン

2009年06月25日(木)
どんぶりの中で最後まで熱々は、有無を言わさず胃袋へかき込まれました。

ラーメンは、澄んだ醤油のスープに、メンマ、ワカメ、刻み葱、そして鶉の卵と、正しくシンプルな具財が載り、その素朴さが此れとない程の食欲を湧き立てます。

そして、炭で香ばしく、ジューシーに焼かれた大降りの焼き鳥が数種類、ご飯の上に盛られたなら丼となり、肉汁がタレと絡んで溢れ出て、計算されたかのように丁度よく、ご飯に染みているのです。

少し窮屈な店内は、熱気で溢れ返り、どの客も一度食べ始めたなら、まるで会話を忘れたかの様に、夢中で頬張っています。


表参道駅から外苑へ少し歩いた場所に、長屋が並んだ時代の下北沢で育ったという気さくな社長と、そこから目と鼻の先に、強持ての店主のいる美味しい焼き鳥屋と・・・。

梅雨の憂鬱も、仕事も、新しい発見や出会いによって、何かに洗替えることが出来る、時にはそんなリズムへの転換が、日々のささいな幸せを運んでくれるのではないでしょうか。


Posted by こう at 00:06  / この記事の詳細
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卵と五感の相関図

2009年06月22日(月)
茅場町の交差点から、築地方向へ少し進んだ先に、鳥好きに堪らない一帯が在ります。

以前からよく通った行列店は、相変わらずの活気で溢れ、職人さんの仕事ぶりを 「目」 で味わいながら、熱々のから揚げを、酸味の葱つゆで頂くのです。


後ろ髪を引かれつつ、ほんの少し先の親子丼に、天邪鬼の胃袋は向かいました。

究極と銘打たれるも、メニューは既成概念の 「親子丼」 、しかし五感で味わうは、まるで卵かけご飯のようでもあり、それでいて活きた卵と名古屋コーチンが、丼の理想の、あるべきはこうだと、日本人の舌に植付けます。


遥か先は築地、場内の鮨店で長時間並んだのも今は昔、こう周りに旨いものがあれば、聖地への足はもう何年も遠のいてしまいます。


Posted by こう at 00:51  / この記事の詳細
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粋は料理か、名店か

2009年06月18日(木)
七輪の炭火で丸腸を転がしながら、旨い店の話は最高の肴となり、いつもように和やかに、和洋の蒸留酒を惹き立てます。

そしてよい話題は、よいメニューを凌ぐ上等さを持ち合わせ、今回のそれは、言わずと知れた浅草の 「神谷バー」 で偶然に出会った、ある年配女性の話でした。


蔵前の料理店へは、そんな粋の紹介で、時たま顔を出すようになったのだそうです。

しばらくが経ち、不意のご無沙汰が、女将の侘しい一言で女性の影を落とす・・・、思い出だけが懐かしい手料理に沁み入る・・・、また会いたいが会えないのも、寂しがりな女性の粋な演出だったのでしょうか。


浅草の名店が舞台の、名の通り 「電撃的」 な酒談も、これまた粋なものでした。


Posted by こう at 01:33  / この記事の詳細
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処方不要の処方箋

2009年06月15日(月)
同じ提案、同じ説明、一本槍・・・、そして漸く出会ったのは、四谷から来られたある会社の代表の方で、長年勤めた販売会社を経て、4年前に独立されたそうです。

決して流暢な話し振りはなく、それでも、実感覚をつき合わせながら、事の軸を共有できる具合に、取捨が確立されて行きます。


モノや情報が多様化する中、不況が追い討ちを掛けるように疲弊感を募る・・・、このような時代は、標準化や、数値の分析、情報共有など、これまでの処方箋的手法が、成功残像の払拭を遅らせるマイナス要素でさえ、あるような気がします。

長年の会社軸から新しい軸を築く、処方での効果に頼らない、鍛えて強くなる処方不要の環境作りが、状況打破の基軸となりそうです。


Posted by こう at 00:17  / この記事の詳細
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タンたかタン

2009年06月11日(木)
神保町でもう一軒、専大前の交差点近く、目立たぬようで洒落れていて、女性客も多い、牛タンの真髄です。


ステーキと銘打つ、デミグラスに適度に纏われた丼は名物と有り、肉厚のインパクトと、待ち時間を打ち砕く融けてなくなるような食感が、最上のギャップを演出します。

夜も行って見たい、誰かを誘って・・・、概ね男の昼飯のこだわりとは、掟破りの様相が、歯がゆくも今、キーボードに誘導されるのです。


ならば、好きな店とは如何なる基軸を指すのか、路地裏、古い、小さな行列・・・、いや、食べる空間の外で、執拗な飾り気のない、男の格好良さとも共通するような、そんな憧れに似ているのでしょうか。


Posted by こう at 00:17  / この記事の詳細
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究極のステーキ

2009年06月08日(月)
ミディアム・レアに焼かれたステーキを舌に運ぶと、まるでチーズのような食感で、蕩ける感覚が味わえます。


神保町駅近く、路地裏のさらに目立たぬ入口から、古いエレベーターへ乗り込んだ先に、2,000円と少しでランチに米沢を味わえる店があることは、幾分前から知っていました。

雰囲気でも、上品さでもない、いざ口にしたその食感で勝負する、穴場のステーキハウスは、それでも鉄板に踊る前の究極の霜降りが、高級ディナーへの敷居を一気に庶民へと近づける、十分な魅力を発揮します。


他人に勧めるか、いや黙っていざというときに教えるか、店主の昼飯への心意気が、食いしん坊のちょっとした戸惑いを施すような、希少な旨い店のリポートです。


Posted by こう at 00:06  / この記事の詳細
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