レコード業界の「革命」
今日は日経産業新聞に掲載されたジャーナリストでKDDI総研リサーチフェロー小林雅一氏のデジタル時評というコラムを紹介させていただきます。掲載された日付は失念しましたが、確か9月に入ってからだったと思います。
ネットを活用する上で何か気づきを与えてくれる様に感じました。
以下、本文
デジタル時評 ジャーナリスト・KDDI総研リサーチフェロー 小林 雅一
環境激変で長期低迷にあえぐレコード産業が、現状打開に向けてビジネスモデルを根本的に刷新しようとしている。
それを象徴する動きが、世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「マイスペース」が近く米国で開始する「マイスペース・ミュージック(仮称)」だ。
これは、ユーザーが同サイトであらゆる音楽を無料で聴けるという画期的サービス。
米ユニバーサル・ミュージックなど世界四大レコード会社のうち、三社が楽曲のライセンス(使用権)を一括してマイスペースに提供する。
残された英EMIもいずれ参加すると見られ、最終的には世界の音楽レコード市場の約八割を占める楽曲が、マイスペースから無料でストリーミング(逐次再生)配信される可能性がある。
まず音楽を無料で聴かせることで、大量の音楽ファンをサイトにひきつける。
そこに広告を載せたり、有料でダウンロード販売したりする。さらに、コンサートチケットやCD、Tシャツなど関連グッズを販売することで利益を上げる。
それをマイスペースとレコード各社で分配する。
レコード業界は従来のようにCDを販売するだけでなく、楽曲のライセンスをマイスペースのような創造性に富むIT企業に提供し、彼らが利ざやの大きなニュービジネスを生み出すことに期待をかける。
つまり「小売り」から「ライセンスビジネス」への移行だ。
以上、明日に続けます。
