道路整備費財源特例法改正案
2008年05月12日(月)
サム・ウォルター・フォスという人の「子牛の通った小道」という詩があるらしい▼野原を一匹の子牛が気まぐれに、くねくね曲がりながら通った。翌日、狩人に追われた鹿が、子牛の通った草がねている跡を逃げていった。狩人もそこを通り、草は踏みつけられ、はっきりと曲がった道ができた。次の日は羊が、しばらくして旅人が通り、土面が顔を出し、曲がりくねった小道ができた。こうなると村人も、馬車も、犬も、そこを通る▼月日は矢のように過ぎ、その曲がりくねった小道は大通りになった。村の家々は、大通りに沿って曲がりくねって建てられ、そこは大都会の中心街となった。鉄道が敷かれ、線路も道に沿って曲がっていった。何十万人もの人々が今もなお、三百年も昔に通った、あの子牛に導かれて、くねくね曲がりながら通っていく。確固たる前例なるものは、こんなにまでも尊ばれるのだ…▼道路も法案も、まっすぐに通せばいいものを。(ち)

