パリがどんどんスロー化している。と言っても、交通の話。
スロー・フードならぬスロー・トランスポート。
昨年12月には、時代に逆行するように、トラムウエー(市電)が開通した。パリの南端、のみの市でも有名なポルト・ド・バンブーを通るから、もう乗られた方もいるだろう。すでに3ヶ月で、利用者は予想を遙かに超える500万人を超えた。
日本では、どんどん市電は姿を消したと言うのは、交通のじゃま(自動車にとって)になるからだった。パリでは、最初から線路をわけて、今まで片側3車線もあった広い道を自動車はたった1車線に。真ん中にゆったりとトラムを作ってしまった。しかも、普通市電の線路は石畳と決まっているのに、緑の芝生を敷いてしまったのは、さすがフランスとしか、言いようがない。
道路の真ん中にまっすぐ延びる緑の芝生帯を、最新型の市電が静かに走る。未来の都市のひとつなのかも知れない。
(フランス、パリ市のHP)
http://www.paris.fr/portail/deplacements/Portal.lut?page_id=2
そのパリが、もう一つのスローな交通機関を用意している。
それは自転車。フランス語で言うと「ビシクレット」だが、日本でチャリと言うように、フランス人も「ベロ」と言う。
このレンタル・ヴェローVELIBを、パリ市は3千台用意し、この6月13日から貸し出しを開始する。それに間に合わせようと、今、市内のあちこちにベロ・スポットを作っている。感心するのは、30分以内は無料だと言うこと。もし乗り続けると、30分ごとに1ユーロ課金される。
なぜ最初の30分が無料かと言うと、30分あればパリ市内なら、先ずどこへでも行ける。そして、着いたら、そのまま近くのスポットに乗り捨てればよい。
このベロを借りるためには、会員にならなければならない。年会費29ユーロ。一週間だと5ユーロ。1日だと1ユーロ。
おそらく、6月後半からは、パリ中ベロだらけに。しかも、このべロ、昔の未来型時転車みたいなオリジナル・デザインで、結構かわいいのです。
パリでベロに乗って! と言うのが、ブランシュ(流行)になるかも。