5Sと社会貢献
2008年09月03日(水)
前回のブログでご紹介した無錫の企業で聞いてきたことがあります。
この企業に限らず、中国で製造業を営んでいる日系企業は、例外なく従業員に対して5Sを教えていると思います。私も、いろいろな日系の工場を訪問してきましたが、日本語であったり中国語に翻訳していたりしますが、壁や柱に5Sが貼ってある光景をよく見かけます。
しかし、この企業は、さらに一歩先を行っています。従業員に5Sの意識を徹底させるため、工場周辺の道路を従業員に清掃させているのです。そして、周りの工場にも呼びかけて、数社集まって清掃をしているのです。
これは、「地域社会への貢献」という意味からも、非常に素晴らしい活動であると思っています。しかし、それだけではなく、その企業が大事にしている理念の一つである「5S」を根付かせるためという別の目的もあるのです。これであれば、経営者から見ると、「生産の時間を割いて道路清掃をさせる」という発想ではなく、「生産をより効率的に行うために道路清掃をさせる」という発想になります。「地域社会への貢献」と企業経営とが同じ方向を向いた瞬間です。
企業理念を従業員に伝えるとき、会社の活動の中だけではなく、従業員の私生活にまで行動規範の遵守を求めることは、日本人と価値観の違う中国人に対して伝える際には非常に重要かつ効果的な手法なのかもしれないと思いました。
ご意見やご感想がありましたら、お寄せ下さい。
↓
yasushiiwt@yahoo.co.jp
この企業に限らず、中国で製造業を営んでいる日系企業は、例外なく従業員に対して5Sを教えていると思います。私も、いろいろな日系の工場を訪問してきましたが、日本語であったり中国語に翻訳していたりしますが、壁や柱に5Sが貼ってある光景をよく見かけます。
しかし、この企業は、さらに一歩先を行っています。従業員に5Sの意識を徹底させるため、工場周辺の道路を従業員に清掃させているのです。そして、周りの工場にも呼びかけて、数社集まって清掃をしているのです。
これは、「地域社会への貢献」という意味からも、非常に素晴らしい活動であると思っています。しかし、それだけではなく、その企業が大事にしている理念の一つである「5S」を根付かせるためという別の目的もあるのです。これであれば、経営者から見ると、「生産の時間を割いて道路清掃をさせる」という発想ではなく、「生産をより効率的に行うために道路清掃をさせる」という発想になります。「地域社会への貢献」と企業経営とが同じ方向を向いた瞬間です。
企業理念を従業員に伝えるとき、会社の活動の中だけではなく、従業員の私生活にまで行動規範の遵守を求めることは、日本人と価値観の違う中国人に対して伝える際には非常に重要かつ効果的な手法なのかもしれないと思いました。
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