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如風
調査業20年、禅20年、どちらも切り離せない関係にあります。 世の中は人が作っているものであり、人を知ることにより世の中の表裏が見えてきます。
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スキル

2007年02月07日(水)
スキルとは技術であり、経験により培われた人の「芸」とも言えるものである。
経歴の中からその人物のスキルを見抜くには、想像力が不可欠になる。
このスキルという言葉は、人材の採用段階に於いて重要視される。
しかし、このスキルを見抜く側にスキルが足りないと、まともに見抜けないのである。
加工されたダイヤはダイヤだとわかるが、精製前のダイヤはダイヤと気付かない。
そして、模造ダイヤをダイヤとして評価してしまう。
そして、ダイヤも模造ダイヤも一緒くたに、「模造ダイヤの可能性はあるが・・・」という前提で採用に至る。
派遣制度はこのようなことが多いのではないだろうか・・・

◆スキル不足

たとえその人が10のスキルを持っていたとしても、採用側がそのスキルの何パーセントを引き出せるのであろうか?
100パーセントのスキルを発揮するには、精神的状態が安定し活性化している状態でないと、なかなか引き出せるものではない。
現状、環境、将来、その他諸々の状況がマッチして初めて100パーセントのスキルが発揮される。
しかし、現状を見るに労働環境は最悪の状態である。
先日も、ウチのある家電製品にトラブルの可能性があり、無償修理の通知が来ていた。
最近、製品の不具合が増えており、日本製品の信頼性が落ちてきているのが窺える。
人件費を削って回収、修理に費用を取られていたのでは、信頼まで落としてしまい、かえって損失は大きい。
現状の数字のリスクに囚われて、将来の大きなリスクを見逃していることになる。

◆スキルとは

スキルとは過去の経験の集大成である。
独りの人間が生きてきた過程で、公私問わず様々な経験をしてきている。
その過去の様々な経験が、1つのスキルを倍数的にアップさせるのである。
同じ時期に入社した人間が、1年後にスキルの差が格段についてしまうのはそのためである。
過去の経験という変数を的確に見抜くことが、採用者に求められるスキルである。
だから、その人が持つ10のスキルの内、10パーセントを確実に出してくれればいい・・・というレベルのスキルを求める今のようなやり方では、今後もリスクが増大するばかりであり、せっかくの人財がいつまでたっても模造ダイヤと同じ棚に陳列されてしまう。

着実な民主党の前進

2007年02月05日(月)
それにしても強い。小沢一郎という人は。
メール問題当時の民主党からは想像もつかないほど強くなっている。
マスコミは小泉政権時代のサプライズが忘れられず、民主党の党首交代からそれがないので不満のようだ。
どうも物事を単調に見る癖が付いてしまっているらしい。
今回の愛知、北九州両選挙の結果は、一政治家の単なる失言が問題なのではない。
阿部総理自身バランス感覚のある人で、内閣自体が大きな問題を起こしているとは言い難い。
以前から良くある小さな問題がポロポロと出てきている程度と思える。
しかし、内閣支持率は低下の一途を辿っている。
その理由を必死に探そうとして、マスコミは粗探しをしているのであろう。

人は何にでも理由を付けたがる。
生きていること、存在、夢、不幸etc・・・・
あらゆるものに理由を求める。
仏陀が最後まで持っていた「何故」という問いの「煩悩」である。
問題と解答の組合せを繰り返すことで、現代人は知識を付けてきた。
そして、その解答が正解か不正解かを出してもらうことによって、知識を正確なものとして農に刻み込む。
だから、内閣支持率低下(問題)の原因(解答)を探している。
探しているものは明確でわかりやすい解答である。

原因は1つではない
1つのリスクが発生するには、300以上の要因がある。
この300以上の要因によって内閣支持率低下という現象が起こっているのである。
力が作用するのに、なにも支点は1つではないと言うことだ。
これを別の言葉で表すなら「時流」ということになるだろうか。
300以上ある要因の内、50くらいは小沢民主党にあるように感じられる。
残り250以上もの要因を、内閣改造というサプライズで消せるものではない。
何故なら、内閣に存在する要因は10か20程度のものであろう。
リスク認知の甘さが現状を生み出しているのは言うまでもない。
そして、現状認識も甘い。
彼を知らず己を知らねば、百戦危うし     孫子

人事軽視のツケ

2007年02月05日(月)
情報漏えいの大半が人から、会社や組織の所属人員から漏えいすることは、もはや衆知の事実である。
これは大概、組織のモラルの低下が原因と言える。
不満の要素は多い。組織での評価、報酬、時間、対人関係、組織理念、環境等が適正であるかどうかで、人員のモラル意識は変化する。
そして、モラル低下に最も影響を与えるのが、トップのモラル意識である。
トップのモラルはそのまま組織に反映される。
トップのモラルが改善されても、人事評価が適切でなければ、組織理念自体が絵に描いた餅となってしまい、言葉と行動の違いによるストレスからモラルの低下に繋がる。
逆に、人員が自主的にモラルを取り戻そうとしても、トップのモラルが低ければ、妙な自浄作用が生まれ、清浄な人員を排除してしまうという愚かな出来事が起こる。

情報漏えいは、なにも現役の人員が起こすとは限らない。退職した人員もその範疇に入る。
情報漏えいに対する理性から言えば、退職した人員の方が遙かに低い。
そして、退職した人員と現役の人員に接点があれば、そして、モラルが低ければ容易に情報漏えいに繋がる。
人員の不満は完全には取り除けないが、的確な人事評価を行うことで、組織には自浄作用が生まれる。
しかしながら、最近では派遣労働者も多く、組織の自浄作用が働きにくくなっているのは確かである。これは派遣労働者が悪いと言うのではなく、派遣労働者も正規の人員も同じ人であり、人としての尊厳や生活、理念、その他諸々の評価が差別的であるために生まれる壁である。
この壁が自浄作用の波を堰き止めてしまうことになる。
この差別的評価自体がトップマネジメントのモラル低下と言える。

まあ、モラルの低下が持続すれば、組織全体がよどんだものになってしまうのだが・・・

現在、モラルの低い組織は非常に多い。
しかし、リスクマネジメントによる浄化を実行しようとする組織は非常に少ない。
この事実が意味するものは一つ。
トップのモラル低下が顕著であるということだ。

不二家の例を取ってもわかるとおり、明らかにトップマネジメント側のモラルが低い。
起こるべくして起こった、というより、発覚するべくして発覚した組織のモラルの低さと言えるだろう。
今回の件を受けてトップが交代した。
こういう場合、交代する人物のパターンは2通りある。
1つは、一念発起して組織を作り替えようと、意欲を見せる人員を適用する。

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