リーダーが発揮すべき影響力の源泉について、L&M社の小笹社長のモデルがあります。
私の経験もふりかえりながら考えてみます。
メンバーを動かす5つの影響力の源泉
@専門性
A人間性
B返報性
C一貫性
D厳格性
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D厳格性
威厳を持ってふるまい、事の是非もきちんと示せる人には、誰しもついていきたくなります。
これは、人間の持っている反応様式のうち、支配的な親の自我状態(CP:コントローリングペアレント)という部分です。
幼い自分が何かしようとしたとき、親はNOと言って、厳しく反応することがあります。
その行動様式を取り込んで身につけるといわれているものです。
相手がCPで働きかけると、こちらは順応した子供の自我状態(AC:アダプティドチャイルド)で反応しがちです。
つまり、叱られた子供のように、従いたくなってしまうものなのです。
といって、CPは悪いものではありません。
社会のルールを維持し、行動を律していく大事な心の働きなのです。
またACも、叱られて委縮するようなイメージばかりではなく、フォロワーとしてリーダーシップに従うことは大事な心の働きです。
集団を維持していくためには、リーダーに従うことも必要であり、群れの動物として人間に備わった要素なのです。
厳格性は、言葉を換えると、父性ともいえるでしょう。
近頃、子供を叱れない親が増えています。
背景には、旧来の価値観の崩壊、それに代わるべき価値観の多様化があります。
親に厳しく育てられたとき、子供の育ち方として、親の価値観をそのまま継承して自分も厳しい親になる場合と、親の価値観を批判的に受け止めて自分は厳しくなりきれない親になる場合とがあるでしょう。
今は、後者が多いのだと思います。
しかし、社会であれ企業であれ、上に発つ者はあるべき姿=価値観を持ち、それに沿って行動することが大事です。
また、それを情報として日々発信することも必要です。
特に、年齢を重ねてきたとき、それが顔に現れると思います。
「40歳を超えたら、人は自分の顔に責任がある」とリンカーンが言ったのは、そこでしょう。
ただし、厳格は堅物になることではありません。
単に杓子定規になるのでなく、ある局面において、明確な価値観のもとにふるまうかどうかだと思います。
厳格性にもとづくリーダーの関わり方は、自我状態としては文句なしにCP:コントローリングペアレントでしょう。
思考・感情・行動のうち、働きかける部分としては行動ですね。
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