How China sees the world.
How the world see China.
How we see Chinese,
How Chinese see our Japanese.

ますます力をつける中国、
そして中国人を無視しては、
何も語れない時代になりました。

政治や経済が迎えた時代の変化です。

でも、気持ちがなかなかそれについていけないときがあります。

これだという「解」はありません。
それだけに心中非常にフクザツで、
道を見失うときもあります。

期待と疑念。

正直、誰もがそんな気持ちを抱きながら、
中国と向き合っているのだと思います。

プロフィール

姫田小夏

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“日中ビジネスに熱い県”福井  2012年03月22日(木)
“日中ビジネスに熱い県”福井――


福井県で講演する機会にめぐまれた。今回の福井訪問、2つ感動することがあった。ひとつは佐佳枝廼社の神主である福山泰江さんとの二十数年ぶりの再開だ。もうひとつは福井県がこんなに“日中ビジネスに熱い県”だったということを知ったという喜びだ。

中国は騙される、中国人は怖い、というような内向きな議論に終始する経営者も少なくない中で、福井県の経営者や自治体のその視線はすでに「外」に向けられていたことも、私にとっては大きな発見だった。

私の講演を聞きに来て下さった方々は、中国ビジネスの達人たちばかりだったが、それでも「いい講演でした」と言って下さったことに心から感謝している。

さて、福井県と浙江省は友好都市としても長年の実績を積んできており、平成5年には福井県浙江省経済促進機構を築き上げている。この点についても啓蒙されるところだ。つまり、福井県のトップと浙江省のトップが握手した、という形を創り上げたのだ。

中国ビジネス、煎じ詰めればトップダウンだ。「ガバメントtoガバメント」が円滑な中国ビジネスの運営に不可欠とされる中国ビジネスにあって、この機構の存在意義は大きい。「何かあったときの駆け込み寺」が十分に機能すれば、中小企業もある意味安心して中国ビジネスに臨むことができる。

友好都市の絆を単なる交流の象徴で終わらせることなく、どう「実益」に落とし込み、相互にウィンウィンにつないでいくかは、日本の各自治体に共通した今後の課題となるだろう。

話は少しそれるが、中国の省エネ・環境ビジネスなどはそれこそ「ガバメントtoガバメント」で進めなければゴールに到達しない格好の事例だ。日中の国と国とがなかなか握手できない状況にあるなか、GGM(中国出環境関連事業を手がける日系企業の連合体)がその代わりとなってビジネスの橋渡しを行おうとしている。中国の県レベルの地方政府に食い込み、そこからのトップダウンで日本の企業にプロジェクトを受注させるのが狙いだ。

興味深いのはGGMの担当者が「今後は友好都市関係をもっと活性化させたい」とコメントしていることだ。新規ビジネスを掘り起こし、ゴールにたどり着くにはこの関係を活用しない手はないのだ。

日本全国津々浦々、「友好都市」関係は築いても“今は塩漬け”になっているところも少なくない。これを見直すには、福井県やGGMはひとつの参考になるだろう。愛媛県の内子町はドイツのある都市との友好関係を学生同士の交流に生かしている。

さて、今回の出張ではこんな発見もあった。

福井県でブータンを題材にした資料館ができるという話を耳に挟んだのだ。講演を聞きに来て下さった野坂弦司氏(日本システムバンク会長)の襟元に、日本とブータンの国旗がクロスしたピンバッジが燦然と輝いていることを筆者はめざとく見つけたのである。福井県もまた「幸福度指数全国ナンバーワン」だ、ブータンと共通する要素が多分にある。

この福井市内にはかつて八路軍に参加したことがあるという日本人女性もいらっしゃるという情報も耳にした。ご高齢だとも伺ったが、今なお中華料理店「ニーハオ」の経営者を続けておいでだという。

「彼女がお元気だったときは毎年のように中国旅行を企画してくれ、私たちはそれに参加しました。中国西の最果てのカシュガルにも連れて行ってもらいました」(佐佳枝廼社の福山泰江さんのご母堂)

こうした草の根に至るまでその民間交流は盛んだ。さらに佐佳枝廼社の福山泰江さんご自身もボランティアで外国人に日本語を教え、その教え子が全国日本語弁論大会で見事優勝したという経験の持ち主でもある。ちなみに福山神主とは70年代、中央アジアの旅で出会った。

県のトップ、民間企業、そして草の根に至るまで「外に目が向けられている福井県民」との交流はいい刺激となった。こういうやる気のある県下企業には、日中ビジネスにおいてどんどん試行錯誤を繰り返して頂き、いち早く成功のモデルを築いてもらいたい、とも思う。筆者の見聞や経験がそのための一助となればなお幸いである。
Posted at 23:10 | 日中関係に思うこと | この記事のURL
中国人を振り向かせるには「発信」がキモ  2012年03月04日(日)
中国人を振り向かせるには「発信」がキモ

上海の地元紙「東方早報」の金曜版に「BRAND*N」というカラー刷り8頁の折り込みが入ってくる。ファッションやホテル、旅行先の洗練度を見ると、これが確実にセレブをターゲットにした発信であることがわかる。ワインや料理の紹介もある。過去2年間、筆者はこれを愛読しているが、このページには常にワインが登場する。中国セレブの生活にワインは必須のアイテムとなったことを意味している。

90年初頭、上海にはまだワイン文化は定着していなかった。テーブルの上の飲み物」に変化が現れたのは2000年代に入ってからだ。ところがその後の変化は早かった。テーブルの上のアルコールは、中国の伝統酒である紹興酒や白酒からワインに取って代わった。気の利いた中華レストランの「アルコールメニュー」はありとあらゆるワインの名前が並んでいる。今や一般家庭にも歓迎されるようになった。中華料理にもよく合うワインは上海の食文化に溶け込んでいった。

だが、自然の成り行きとして普及したわけではなかった。そこには「刷り込み」があった。上海で情報誌を開けばワイン特集。美容院、エステサロン、サウナ、そんなシーンで手に取る「セレブ向け雑誌」には必ずといっていいほどワイン情報が掲載されている。健康にいいと言った角度からの特集もあれば、ワイナリーを訪問するなどの特集もある。おかげで「セレブの生活=ワインのある生活」であるという観念が、過去10年間でこの上海に定着した。

そこには確かにメディアの力がある。「ホンモノかどうか」、「安心できるのかどうか」、という疑い深い上海の消費者にはメディアの力が有効だ。逆に言えば、ここ中国で情報を普及させたいならメディアの力は軽視できない、ということだ。クチコミでわっと広がる日本とはちょっと事情が違う。

さて、日本でもホテルやレストラン、観光地などインバウンドビジネス事業者を中心に中国での情報発信が模索されている。上記はぜひ関連の事業者さんのヒントになればと思う。

この春は「花見客」が中国からも押し寄せそうだ。今年は訪日ツアーが伸びる気配でもある。そのための作戦は十分に熟考してほしい。売り込みは「日本」ではなく、「現地」で行うのが鉄則だ。

以下は上海を中心にした「中国で比較的セレブリティに影響を持つメディア」。情報通の上海人Sさんが「日本のインバウンドビジネス、効果的な広告展開に結びつけてほしい」と情報を提供してくれたのでご参考まで。

<中国で比較的セレブリティに影響を持つ情報メディア>

★上海
■ 新聞
新聞晨報(一般市民向け)
東方早報(知的な視線)
■ 週刊紙(新聞)
上海壱週(OL,20〜30代の都会市民向け)
申江服務導報(上海在住の若者向け生活情報紙)
外灘画報(読者のレベルが非常に高い、最新トレンド情報が多く洗練されている)

★北京(日刊)  
■ 新聞
新京報 (北京の市民が信頼を寄せる、斬り口も鋭い)
経済観察報(経済紙でも質が高く、中国エリート層による膨大な支持をゲット)

★広州
■ 新聞
南方都市報(市民の支持率大)
■ 週間誌
中国新聞週刊
三聯新聞週刊

それ以外に、各旅行雑誌、ファッション誌(外資系)も潜在的な人気。しかし、数が多すぎるので見極めが必要。
Posted at 19:23 | 上海の今日この頃 | この記事のURL
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