100日目、折り返し地点の上海万博雑感
日本産業館では「5時間待ち」を告げていましたが、実際には5時間ではなく「映画鑑賞希望」は2時間半、「映画なし」なら1時間半で済みました。
3Dは中国人はキャーキャー言って喜んでました。タイのパビリオンでも同じでした。ああいうのが好きなんでしょう。でも、ユニチャームや日本郵政の、あの手の「ほのぼのタッチ」のウケはいまいち。
いよいよ次はサプライズの登場か、と期待に胸を膨らませていたら、キッコーマンのCMで終わっちゃったというのがオチ。ちょっとガッカリ組も多かったです。
でも、外回りの「イベント」はなかなかよいではないですか。ステージあり、屋台(テイクアウト販売)あり、でお台場チック。日本人の根っからのお祭り好き、その本領が発揮されたようです。
中国人は買い物大好き。インドの民芸品売り場は女性が張り付いて動きませんでした。展示はまるきりやる気はないけれど、ここぞとばかりに人民元をゲットして帰ろうとは、インド人はなかなかの商魂です。
逆に日本産業館はお土産(SOYJOY無料配布)を渡してしまうんだから、正直というか欲がないというか・・・。大塚製薬さんがこれで市場をゲットできるなら、いいマーケティング効果だとは思いますが。しかし、あの味はちょっと私は食べたくない。中国人はあの味は受け入れられるのかな?
さて、朝鮮館は、実は韓国と朝鮮の対話の場所でもありました。「朝鮮人と話せた、信じられない!」と興奮を隠さないのは韓国からの留学生でした。その韓国人留学生は、かつて国境沿いに行き、北に広がる土地は見たものの、「対峙する朝鮮人とは決して話してはいけない」と対話は厳禁とされたらしいんです。そんな経験があるだけに、彼女にとってパビリオンでの会話は感無量。友人や親戚の名前を「知っているか」と訪ねる韓国人もいました。
上海には「北」がやっているレストランもあります。こないだは北朝鮮から歌舞団が来て「紅楼夢」を上演しました。確かに中国から北はものすごく近い位置にあります。
GM館ではAさん、日本館ではKさんにお世話になりました。ご両人には特別なご配慮をありがとうございました。おかげで列のショートカットができました。
上映終了とともにスクリーンは姿を消し、代わって登場したのが現実のEN-V。バーチャルとリアリティを共存させた演出に会場からはどよめきが上がりましたが、主催者に近い人物は「映像にはかなり金をかけている」と。自動車専門家にとっては万博などただのショーなんでどうでもいいのかもしれませんが、素人(=近未来の消費者)にとっては「作品」として十分に楽しめるものでした。
むしろ冷めた目で見ていた上海在住の日本人ですが、リピーターが増えていることには驚かされました。口コミで「あそこはいい」が広まり、「また行ってみるか」につながっているようです。
さて、押し寄せる大群をどうさばくかに腐心している上海万博ですが、さらに加えて「連日高温日」という拷問が。扇風機を回したり、氷を置いたりと、温度を下げる工夫はあちこちにあり、珍しく「気配りしてるなあ」「努力してるなあ」と思ったのですが、あの「シューッ」と噴出す“霧”は却って迷惑でした。
あちこちのパビリオンで列をなすごとに、「シューッ」。「もう、ぬれて、ムレて、スレれてしんどい」と歩行困難に陥った御仁もいました。あれは不幸の始まりですし、ジーンズは万博には不向きであることも付け加えておきます。
9月、10月はさらなる混雑が予想されます。最終日のチケットも売り出されているようですが、かなりの値段がついているようです。 |