How China sees the world.
How the world see China.
How we see Chinese,
How Chinese see our Japanese.

ますます力をつける中国、
そして中国人を無視しては、
何も語れない時代になりました。

政治や経済が迎えた時代の変化です。

でも、気持ちがなかなかそれについていけないときがあります。

これだという「解」はありません。
それだけに心中非常にフクザツで、
道を見失うときもあります。

期待と疑念。

正直、誰もがそんな気持ちを抱きながら、
中国と向き合っているのだと思います。

プロフィール

チャーチャン
三食昼寝付きよりも、 やっぱり外が恋しいようで。 今頃はあの肉球もカチカチになっているのではないかと。 ノラはやっぱり野良・・・でした。 野生に帰って行きました。
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ホテルの土産売り場で、アジア客にバカウケなものとは?  2010年02月08日(月)
ホテルの土産売り場で、
アジア客にバカウケなものとは?


それはなんと木彫りのこけし。
こけしのキーホルダーもなぜかバカ売れしています。

台湾人の薛氏率いる美華グループ、
そのホテルのひとつが山中湖にあります。

台湾、中国、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール・・・
アジアからの訪日客が90%を占めるホテルで
売れているものは一体何か???その土産物売り場を拝見しました。

入り口にはガシャポンびっしり。
キッズに大ウケ。
(中国ではこうした自販機の類は普及していないので、
なおさらウレシイ)
日本製の化粧品を売る専用棚もある。
(もちろん、資生堂は外せませんね)

同売り場で最も大枚はたくのはなんとタイ人。
(中国人じゃなかった〜)
ワンツアー20人で20万円という記録的な売り上げを経験したとも。

山梨のフルーツもちゃんと冷蔵ケースを置いて陳列してありました。
りんご、ぶどう、もも、
季節のフルーツが並ぶ。
(今度はぜひ柿を置いてみて下さい!
少なくともりんご以外の果物はまだ対中輸出できないので、
フルーツはかなりのツボだと思われます)

なんと言っても中国の大都市では
青森産りんごが1個100元(約1300円)で
販売されているわけですから、
日本のフルーツは食べなきゃソンだし、
売らなきゃソン。

それから、同グループが経営するドライブイン
「御殿場美華ガーデン」の土産売り場も
結構ポイント突いてる!

チョコレートが売れているようです。

少なくとも中国の方は日本のチョコレートをおいしいと思っています。

現地に駐在する日本人も一時帰国のときは
わざわざ日本からチョコレートを買って帰ります。

中国で販売されているチョコと比べれば、
さらにそのゲキウマ度が浮き彫りになります。

あとは、売り場にもちっとアニメキャラクターグッズがあればなと。

サンリオの「サクラシリーズ」も抑えどころです。

メイドインジャパンと書かれたタグが商品開発のミソです。
すでにこれは常識化していることではありますが、
中国人はどんなにモノがよくても
日本の売り場で「メイドインチャイナ」は手にとりたがりません。


Posted at 16:53 | 中国からの訪日客動向 | この記事のURL
インバウンドビジネスと日本のホテル業界  2010年02月02日(火)
インバウンドビジネスと日本のホテル業界


1月、中国の崔天凱外駐日大使の離任レセプションが
ホテル・ニューオータニで開かれた。

建国60周年を祝う国慶節のレセプションもニューオータニだった。

中国VIPのバンケット需要はニューオータニとほぼ決まっている。
それはかつて旧館が中国大使館だったことに由来するとか。

藤田観光も興味深いエピソードを持っている。
箱根小涌園には当時33歳のケ小平が宿泊した。
巴金、老舎なども投宿した。
同社は400を超す中国各界の代表団を受け入れてきた。
(今年5月、その当時の貴重な揮毫や写真、
芳名帳が北京の中国日本友好協会新館で紹介される予定)

09年、訪日外国人数は前年比18%減の679万人だった。
それでも中国は伸びた。
前年比0・6%増の、100万6000人が訪日した。

日本のホテル業界、
今や中国やアジアからの訪日客に背を向けては商売成り立たず
といった時代になった。

しかしいくつかの要因がアジア訪日客の受け入れを阻害する。

ひとつが業界の古びた固定観念。

「あそこのホテルはついに外国人客をとった」

お客さんといえば、日本人もしくは欧米人を指した。
アジアはマーケットの範疇にはなかった。
アジアからの訪日客を取ることはネガティブな評価につながった。

マナーが悪いことから、
日本人客が来なくなる可能性もあった。

(今でこそ日本人はプライドも高いが、
それこそ海外旅行の黎明期は各国で失態をやってのけた。
その描写は長谷川町子の「サザエさん」や「いじわるばあさん」に詳しい)

日本の大手旅行社が送客を牛耳っているのも問題だという。
ホテル側は常に受け身でいなければならない。

あるホテルは「大手」とは縁を切った。
そして弱者を味方につけた。
「小さい旅行社だが、彼らが一生懸命“枠(客室)”を埋めてくれる。
ホテルは受け身から積極的に打ってでなければ生き残れない」

私は以前、あるインバウンドの会議を傍観させて頂いたことがある。

旅行社、ホテル、飲食など全国各地から参加者が集まった。

しかし、時間とコストを掛けたにもかかわらず、
その会議は決して「活発」なものではなかった。

自ずとできたヒエラルヒー、
誰がボスで誰が下っ端か、
言いたくても簡単に口を割ってはならない
そんなタブーがあるかのようだった。

シーンと静まりかえった会場、
全国からはせ参じてくるほどの収穫があったのかどうか。

その後に続く高級料理の食べ放題で参加者の気もそぞろ。
その会議は結局シャンシャンで終わってしまった。

話は変わるが、
私は旅行に出ることが多い。

ここ数年泊まったホテルは数あれど、
ホテルから直接プロモーションのメールをもらうのは1社しかない。

手を代え、品を変えのキャンペーン、
経営努力とはこういうもんだよね〜、と
「これだけついて9700円!?」に根負けして
さっそく「予約」をクリックしてしまう。


客は自らが取りに行く時代になった。
客もまた「手を代え、品を変え」の新情報を楽しみにしている。
Posted at 11:34 | 日本のなかの「中国」の動き | この記事のURL
有楽町西武撤退、百貨店業態が時代にマッチしない、それだけの理由なの?  2010年01月29日(金)
有楽町西武撤退、
百貨店業態が時代にマッチしない、それだけの理由なの?



むしろ、「やっぱり」という気持ちの方が・・・。

案の定、テナント従業員は喜んでいた。
「ラッキー、これでユウセイに通わないで済む〜」

ユウセイとは有楽町西武のこと。


実はテナント従業員にとっては悪評高い百貨店だった。

「ここに勤務する者はみな入館証と名前入りのバッチを毎朝入館時にチェックされます。忘れたら、家まで取りに帰らなければならないし、その上始末書まで書くんです」

そこまでやるか! 

何をするんでもいちいち報告。自由度はない、
売上げ、売上げととにかく厳しく要求される。

元凶はバカ高い賃料。

従業員が研修で本社に集まる日には、
互いの店舗の状況を確認しあう。
とりわけ話題になるのが、
「有楽町西武はそこまでやるの〜!?信じらんなーい」だった。


「昨日、ニュースで知った」というテナント従業員、
中にはテナントの本社役員が駆けつけるところもあった。
なぜなら、彼らの誰もが寝耳に水だったから。

「普通、こうしたニュースは先にテナントに知らせるはず」

そんなこともやってなかったそう。

テナントいじめはひどかったらしい。

私も利用者として一言言わせてもらう。

ビューティ館(健康茶やアロマ、エステサロンや化粧品販売を集積)
を利用したことがある。

リラックスと安らぎを求めるこの空間で、
BGMはなぜかラップ、ひどいときには水戸黄門。
しかもボリューム大にしてくれて・・・
そんなのあり????

ライオンズ優勝セールは1日中えんえんと松崎しげるの
「ラ〜イオンズ、ウォウウォウウォウ、ラ〜イオンズ」を聞かされる。

ビューティなリラックス空間に松崎しげるはないでしょう。

社員はちっとも顧客のための空間を作ろうとしない。
こんだけできの悪い売り場は珍しいです、ホント。


2階から上には基本的に用事はありませんでした。
バブル当時のブランドがまだ亡霊のように居座るから。


つい先日、たまったポイントをクーポン券に変えたんで、
有楽町西武の撤退、異議ありません。

2つの百貨店はムダでしたね。
地下1階は2百貨店とも靴売り場だし。

銀座、何が欲しいかって?
それはデパ地下。

うまい総菜かわせろーっ。


界隈に務める従業員は、
有楽町駅前のマツキヨの隣にコンビニができただけでも喜んでいた。

それだけ、空白だらけだった。

加えて本屋もなかった。

撤退後は家電というのもどうなのかな。

観光バスOKな地下駐車場バッチリ、
上階フロアで和食バイキング、
日本の技術をPRする常設店(まるごと日本市みたいな)
みんなの大好きなキティちゃんやアニメキャラクターがびっしりなフロア・・・
そこにアキバ(家電)チックなフロアがあったらすてき。

欧米人のマーケティング専門家曰く、
「日本をシンボライズするもの、まだまだ足りませーん、
韓国、シンガポール、マレーシアに負けてますう〜」

もっと外国人訪日客を取り込める拠点になればいいなあと。
Posted at 19:12 | この記事のURL
海南島のエコシティ開発  2010年01月20日(水)
海南島のエコシティ開発

アジア・フォーラムでも知られる海南島の博鰲(Boao)。

スイスのダボス会議を主催する世界経済フォーラムの、
いわばアジア版を目指すのがボーアオ・アジアフォーラムで、
中国政府も全面的支援をしている。

その博鰲でも「エコシティ」開発が始まるという。

シンガポール、香港、マカオなどの華僑資本に開発をさせる計画。

だが、マンション、戸建て、リゾート、ゴルフ場と、
単なる不動産開発と変わらない。

「開発は日本のデベロッパーにやってもらおう」
との話も出ている模様だ。

チャンスと言えばチャンスだが・・・・・・。

ところで、李鹏の父、李碩は
この海南島で国民政府に逮捕され死に至った。

革命烈士としての名は今でも
「李碩路」というストリート名として残る。

海南島の開発の利権が誰の手にあるかは知れている。

「環境」を掲げたエコシティも詰まるところ、
太子党を肥えさせるための「不動産転がし」に過ぎないようだ。
Posted at 17:37 | 中国(主に上海の)環境問題 | この記事のURL
上海のタクシーも曲がり角  2010年01月15日(金)
上海のタクシーも曲がり角


上海ではタクシーの「空車」が目立つようになった。

タクシーの奪い合いも少なくなったような気がする。

タクシーの運転手に聞くと
「タクシーに乗る層はみんなクルマを買ったから」。

確かにそうかも。

なんてったって09年、中国は08年比46・2%増の
1364万台を売ったわけだから。


初乗りが12元になって、敬遠されちゃったこともあるかな。


いずれにしても、ここんとこ地下鉄も発達しちゃって
彼らの商売はあがったり。


トランクを引っ張る旅行者を発見しようものなら、
目の色変えて飛びかかってくる。

浦東空港?
え、リニアで行くの?
リニアったって結局片道50元でしょ、
150元にしてあげるからさ、このまんま空港まで乗って行きなよ

と猛烈なセールス。


気の毒だけど、「不」で済ませた。

崇明島往復も朝8時から夕方5時まで乗り回して600元。
(スマン・・・)

機械を司ると書いて「司机」、
昔はみんなから一目置かれる存在だった。

90年代後半から2000年代初頭にかけて、
外国人に重宝されて儲けたのも彼らだった。

彼らには花形時代もあったのだ。

今ではかなり苦しい。

タクシーのラジオを聞いていると、
しきりに「ビジネスモデルの転換が必要だ」、
なんてことが流れてくる。

彼ら「司机」はどう受け止めているのだろうか。
Posted at 19:31 | 中国の今日この頃 | この記事のURL
崇明島と「生態(エコロジー)」  2010年01月14日(木)
崇明島と「生態(エコロジー)」

上海人の友人と東灘を訪れた。
国際需要湿地である湿原地帯、
そこにあるものは天と地だけだった。

上海人の友人曰く「乱費!」

この広大な湿原をこのままにしておくのは
ムダだというのだ。

橋が架かったこともあり、
市内からこの「生態島」に遊びに来る観光客は少なくないが、
みな口々に「何もない、もう(こんなところには)来ない」と
ブツブツ言って湿原地帯を後にしていた。

結局、彼らが喜ぶのは、「人工」であり「開発」であり、
ということか。

湿原地帯に観光客がばらまかれたゴミもまた、
「生態、生態」というわりに
実は環境意識など決して高くはないことを露呈してしまっている。


さて、この島も近年は投資誘致のために
分譲マンションやリゾート施設が開発されているが、
その枕詞は「生態」。

“生態村”、“生態マンション”などの表現が目につく。
とは言うものの、何を以って生態なのかはあまりよくわかっていない。

地元民に「生態とは何?」と聞くと、
「汚染がないこと」
「空気がいいこと」
「木が多いこと」
「農薬を使わないこと」
「動物と共生すること」などなど・・・・。

昨今は中国で「生態城(エコシティ)」の建設ブームなのだが、
「生態城」であるための定義は曖昧。
中国の地方都市では
やたらと「生態城」という3文字を連発するところが多く、
どの都市の生態城も「我こそは中国一の生態城」といわんばかりだ。
(だが、定義が曖昧なので、本当に中国一なのかも比較すらできない)

「生態」というキーワードは、
単なる投資の呼び水に過ぎないのかな。
単なる不動産開発に利用されているに過ぎないのかな。


この“エコロジーアイランド”の崇明島にも
「生態陳家鎮」という分譲マンションがある。

消費エネルギーを減らし、
自然採光、自然通風、雨水収集、
使用再生を可能にする10の省エネ・環境技術を
導入して開発したらしい。
50キロワットの風力発電、75キロワットの太陽発電所もあり、
敷地内での電力需要を満たすという。

ぜひお手並み拝見したいところだ。

ちなみに、
この崇明島には3階建ての農民住宅が街道沿いに並んでいるが、
多くの家の屋根にソーラーパネルが置かれているのが印象的だ。

だが、実はほとんどが稼働していないという。
「2000元で買わされたが、
家族全員が利用できるほど湯が降りてこない。
だからもう使っていない」のだそう。

「だからもう使ってない」――
せっかくのエコマンションもそんな結末にならないといいけど。
Posted at 14:59 | 中国(主に上海の)環境問題 | この記事のURL
上海、不動産バブルついに崩壊か  2010年01月05日(火)
上海、不動産バブルついに崩壊か


「毎週10万元(約130万円)値上げしても、それでも買い手はついてきた」
という狂乱の上海不動産市場が折れ線を描いた。

本日のニュースは1月1日〜3日の上海の不動産取引が大幅に減ったと伝えた。
(詳しくは7日木曜日のダイヤモンド・オンラインをご覧下さい)

年明けの新聞には、
上海ディズニーランドの建設があるから、
あるいは万博跡地を巡る再開発があるから、と
万博が終了しても不動産市場はすぐしぼむものではないとの楽観論が目立ったのだが・・・

すでに2日のニュースにヒヤリとした上海人も多かったはずだ。
北京ではこの年末、一部の投資家が手持ちの不動産を売り出したのだ。
一気に25戸(総面積5500平米)を、
相場から2000元も安い2万6000元で売り出した投資家もいる。

上海の不動産ウォッチャーのT氏は、
2009年の狂乱を、
屁理屈を信じた市民を巻き込んだ心理ゲームだという。

財政出動によってインフレが起こると触れ回った中国経済の専門家たち。
それによって預金を不動産に変えるという動きが一気に高まった。

不動産価格が吊り上れば吊り上るほど、
心理的に焦る。

焦った市民が買いに走る。

不動産は安いときに買え、はここでは通じない。

心理ゲームを心得た売り手(仲介業者も含む)は、
物件見学を4組、5組一緒にアンパイするらしい。

そうやって「今、買わないと損」を心理的に植えつける。
09年の財政出動が喚起したのは大部分が不動産投資だった。

焦った中央政府は地方政府の副市長を呼び出して叱り付けたらしい。

このまま行けば、サブプライムローンに端を発した金融危機になるかもしれないとT氏。

ところで、今日、K女史との待ち合わせに新天地のスタバを使った。

注文したのはカプチーノ。

そのカプチーノをいざ飲もうと蓋を取ったら、
すでに泡は消え、飲める部分は半分以下の量に減っていた。

1杯25元も「ほとんど泡じゃないか・・・」

バブルとは何なのか。

経済学には定義はないというが、
少なくとも上海経済の実力は半分もないのだろうと、
肌感覚で勝手にそう思っている。

Posted at 23:44 | 中国の今日この頃 | この記事のURL
上海の買い替え物件は崇明島にあり?  2010年01月05日(火)
上海の買い替え物件は崇明島にあり?


「04年に80平米35万元で買ったが、
いまじゃ100万元」という上海人のAさん宅を訪問。

ごく普通の6階建てのアパート、
エレベーターなし。ほこりだらけの階段。

底冷えのする部屋。
しんしんと冷える。

水の出がすこぶる悪い。
チョロチョロ。

それでも2000年になってから竣工した物件だ。

老朽化はあっという間だ。

トイレの流れも悪くて困った。

これだけ値上がりしたのだから、
買い換えたくもなるだろう。

だけど残念ながらこの周辺に買い替え物件ナシ。
この12月にようやく橋でつながった崇明島に行って
始めて買い替え物件が見つかったというありさま。

もともと農村地帯の崇明島だが、
それでも橋が開通すると同時に3倍の値段に上がった。

139平米92万元(明珠花苑)
197平米125万元(明珠花苑、内装込み)、
102平米70万元(金珠花苑)
100平米面談(海島新城)

仲介業者の書いた看板を見て、
「ついこないだまで30万元、50万元で売ってたくせに〜」
と業者をからかう地元の若者。

それでも、
息子が結婚して出て行ったらここに住もうか、とAさん。

人口も少なく、静かな土地柄だ。

「生態村(エコビレッジ)」とは言ったもので、
樹木が多く、空気もすがすがしい。

実際に、最近は農民の作った3階建ての家(とにかくゴロゴロある)を
養老院にするビジネスも始まっているよう。

果たしてAさんはこの不動産を買うだろうか。

Posted at 00:09 | 中国の今日この頃 | この記事のURL
上海も今年のキーワードは低炭素社会  2010年01月03日(日)
上海もキーワードは「低炭素社会」


35万平米のうち緑化率が15万平米。

99年の開発の当初は、
上海市からグリーン住宅として表彰されたという
贅沢な空間にいるわけですが、
しかし、今や誰もその価値を語りません。

当時、グリーンとは文字通り「緑化」を意味していました。
エコロジーという言葉はまだほとんどの人が知らなかったし、
語らなかった時代でした。

確かにグリーンなこのマンションも、
今は省エネ・環境のお荷物以外の何モノでもありません。

寒い。
エアコンをガンガンつけながら寝る。
シャワーも「取暖器」というものをオンして暖を取りながら浴びる。

数ヶ月前に指摘した、「水道管の漏れ」も
いまだ修理されていません。
(いいんですかね、24時間、四六時中、ジャバジャバと垂れ流して)

90年代後半、その開発時点で「断熱材」への配慮がなされた形跡はありませんし、その後10年の変化を刻みながらも、従業員にエコロジーとはなんたるかが教育されている気配もありません。

このコミュニティには数千人の規模で人が住む。
さらに節約意識の低い住人がコレをやっているわけです。


ところで、90年代後半までは
上海人の生活は非常にエコだったように思います。
(確かに大気汚染はひどかったと思いますが)

当時、家庭ゴミはほとんど出ませんでした。
買い物かごを持って市場で魚や肉を買う、
ポリ袋などにはほとんど依存していませんでした。

電気の湯沸かしポットなどもなく、
数百円も出せば買える魔法瓶が頼りでした。
けれども、その保温性は決して電気ポットに
劣るものではありませんでした。

市民は、冬は布製の厚手の靴をはいて冷える脚を温めました。

私もそんな素朴な生活にあこがれて、日々を楽しんでいましたが、
この10年でがらっと変わってしまいました。


2010年の幕開け、上海も今年のキーワードのひとつは「低炭素社会」。

一方で、「たった10年前に歩いていた道」を今の上海市民はどう受け止めているのでしょうか。
Posted at 11:01 | 中国(主に上海の)環境問題 | この記事のURL
中国人バレリーノたち  2009年12月26日(土)
中国人バレリーノたち


今日は10時からのバレエのレッスンを受けに行きました。
最近は“道場破り”のごとく、いろいろお稽古場を回っています。

ブリスベンから来たバーバラ先生はRADメソッドの指導者、
久々にRADのたましいを魅せつけられました。

しきりに生徒たちに「メソッドはどちらで学んだ?英国のRAD、それともロシアのワガノワ?」と訊かれていたのが印象的でした。

私の母は意識してRADをやらせたわけではありませんでしたが、
今になっていい教育を受けさせてもらったと感謝。

レッスン後、池袋駅まで歩き、そのままジュンク堂へ。

1階に平積みされていた李小牧さんの書籍を見つけました。

歌舞伎町の案内人として知られる李さん、
この李小牧さんの存在を教えて下さったのは
私が最も敬愛する中国人Kさんです。

歌舞伎町の案内人ということだけでも、
もう十分に興味深い存在なのですが、
なんと彼は「バレエダンサー」でした!
もう眼が薔薇・・・。

いつかパドドゥをお願いしようかしら!(笑)

その後、図書館に本を返しに行った折、
偶然みつけたのが「毛沢東のバレエダンサー」。

これもまた別の中国人バレリーノが執筆した著書です。

山東省の貧困家庭に生まれた作者が
毛沢東主席夫人の江青が遣わした北京舞踏学院の審査員たちから、
厳しい審査を受けるシーンは想像どおりでした。
当時は「紅色娘子軍」などバレエのモチーフは古典ものではなく、
革命劇そのもの、バレエを通して毛沢東の革命に貢献する・・・
それが命題だったようです。

(確かに日本でも70年代、
この革命バレエが話題になったことをおぼろげに記憶しています)

だから、バレエが好きでも、あるいは好きでなくても関係ない
というわけです。

本当にバレエが好きで、好きで、
という方は少数派??


私の身近なところにも、
北京からいらした
李先生というバレエの先生がいらっしゃいますが、
彼が言っていた言葉は今でも忘れることができません。

「日本人は好きだという理由だけでバレエがやれる」

鏡の前にアンデオールで立つとき、
いまだにこの言葉がグルグルしています。
Posted at 19:03 | 文化、芸術 | この記事のURL
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