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「自立とかかわり」の[場づくり][技法][人づくり]でサポートする、組織開発・人財研修の【G・Shift】(ジーシフト)のブログです!

アイスブレイク(14) アイスブレイクのゴール  2007年08月21日(火)
アイスブレイクを行う際、どのようなゴールを思い浮かべていますか。

なんとなくリラックスする、というゴールでも良いかもしれません。

せっかくアイスブレイクを行うのであれば、ゴールを設定した方が良いです。

ゴールだけと言うよりは、

 目的 ゴール

を決めて、アイスブレイクの内容を決めた方が良いでしょう。


アイスブレイクと言っても様々な種類があります。
がんがん体を動かすモノから、ちょっとだけ意識を向けるもの。
大人数で行うもの、1人でもできるもの。

アイスブレイクを使う目的としては、例えば
 ・会議を円滑に行いたい
 ・研修を円滑に行いたい
 ・顔見知りが多いので少しでも慣れておきたい
と言った、アイスブレイクの外側の目的を勘案したものや、それよりも焦点を絞った目的もあります。

そして、ゴールとしては、
 ・口を開かせればOK
 ・内に向いている気持ちを外に向ける(他人に注意や関心を向ける)
 ・研修に向けて、体を少しリラックスさせる
等となるでしょう。
特にゴールは、次へと繋がる状態になっていると良いでしょう。
アイスブレイクだけ盛り上がって、それに続く本編のつながりがぎくしゃくすると本編がうまく流れなくなることもあります。


このように、目的とゴールを踏まえてアイスブレイクのテーマ・内容を実施すると良い効果が得られます。
うろ覚えですが、落語でもお客さんの反応を見て枕を変えることもあるとか。
世阿弥の風姿花伝にも、場の雰囲気を見て対応するとのこと。

本編が円滑に進行して、目的を達成できるように、目的とゴールを考えてアイスブレイクの引き出しを多くしてはいかがでしょうか。


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Posted at 23:29 | 知識 | この記事のURL
問題と課題  2007年08月20日(月)
「問題」と「課題」似ているようで違います。

問題 : 問いかけて答えさせる題。解答を要する問。等
課題 : 課せられた題・問題。任務


(広辞苑、角川類語新辞典)


以下のようにも言えるのではないでしょうか。

問題 : 解決策が不明である解決すべき事柄
課題 : 解決策のある解決すべき事柄



さらに、問題には、問題の根っこ「問題の本質」が構造として隠れています。

問題解決を図る際、「問題だ!」という事項は、問題と課題がごちゃまぜになっていることが多いです。そこを踏まえて、問題と課題を整理してさらに問題の本質を探る姿勢。これが問題の解決への早道です。

また、思いこみとは恐ろしいもので、「XXが問題だ」と思いこんでしまうとそれ以外の考え方が入り込む隙がなくなったりまします。

例えば、ブランド好きの浪費家の人が
「貯金が貯まらないのが問題だ」と言うと、もしかしたら
 ・貯金が貯まらないのは「課題」であり (貯めるという解決策があるので)
 ・貯めるお金が無いのが「問題」であり
 ・ブランド品を買いすぎるのが「問題の本質」
かもしれません。

こんな感じで、プロジェクトの進捗遅延の問題を考えるといった場合に、関係者から様々な問題点がでてきます。
問題の解決を図るのが目的であれば、問題の構造を踏まえて「問題の本質」に対応するのが早道です。
そのためには、まず大人数で話しあい・会議を行う場合、問題と課題を分けた方が良いでしょう。これは、個々人の認識としては「問題」と思うかもしれませんが、集団で解決を図る場合は意識を同じにすることが大切です。ファシリテーションプロセスで言うと「共有」です。

そうすると、「課題」「問題」「問題の本質」をどうやって分けるかが気になります。
課題と問題の違いはざっくりと上記の通りですが、実は各自や組織の「価値観」が重要になってきます。
自分は問題と思っても他人はそうでもない、といったことは頻繁にあります。 逆に、価値観に相違があるから多様性もあり、共同の活動を行うためにはすりあわせが必要となります。
組織活動の中で問題解決を図ると思います。意識を合わせて問題の本質を見つけるのが良いでしょう。

例えば、妻が重要と思っても、旦那はそれほどでもない、、、よくある話しだと思います。


課題や問題、問題の本質への着想も気になるところですね。
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Posted at 23:29 | 知識 | この記事のURL
失敗の本質  2007年08月19日(日)
組織の活動、プロジェクトが失敗し、どのようなチームや組織となれば良いか相談いただく場合も多いです。

場合に応じて原因の根っこは違いますが、同じような傾向を感じる時もあります。
同じような傾向が起こりうることを事前に知っていれば防げることもあります。

失敗の本質 著者は、野中郁次郎氏を含め6名の方です。

 副題は、 日本軍の組織論的研究 となっています。

この本では、太平洋戦争における日本軍の軍事作戦「ノモンハン事件」「ミッドウェー作戦」「ガダルカナル作戦」「インパール作戦」「レイテ海戦」「沖縄戦」を通して、日本軍の組織特性やそれに起因する失敗を分析し、教訓として活かすことのできる形としたものです。

分析は経緯を元にして、作戦、兵站、情報、組織といった切り口で切り取られています。

印象に残ったのは、過去の成功を金科玉条として、過去に成功した理由を考えるよりも、過去に成功したパターンを強化する教育や思考を行い、現場を見ずに現場からの反応を省みることなく突き進む姿です。

現在でも、「よく考えて行動しよう」とは、良く聞く話です。

実は、非常に深い標語のように思えます。
「考え」をショートカットすることで効率性が生まれたり、踏まえた行動がとれます。
しかし、「そもそも」「なんで」その行動を起こしているかを『考える』ことが必要な時も多々あることでしょう。

貴重な反面教師となる本です。
これでもかと事例が出てきて、目が回ったり滅入るかもしれません。

でも、何度も読み返したくなる本です。
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Posted at 23:59 | | この記事のURL
花火  2007年08月18日(土)
今日は息抜きネタで、、、

近くで花火があったので、ちょっと遠くからビール片手にくつろぎながら見物です。

昨日よりは余程気持ちの良い中で見物です。

ちょっと遠目に、幾筋も花火が上がります。
穏やかな曇り空に何条もの光が映えます。
随分遅れて「どん、どん」と、少し控え目な音がします。

まん丸の大きな花火
土星のような花火
ドラえもんやハート
いったん開いてきらきらと落ちてゆきます
そして、終わりを告げるいくつかの空砲。


もうすぐ夏も終わりの気配です。

そう言えば、昼間窓から蜻蛉が見えました。
赤かったような気もします。
Posted at 21:46 | 息抜き | この記事のURL
チームの横糸・組織の縦糸【話しをしない2】  2007年08月17日(金)
メルマガ「チームの横糸・組織の縦糸」の裏側・背景です。

内容に興味を持っていただけたなら、ぜひメルマガもご覧下さい。
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会議で話しをしない人がいます。また、会議の途中で他の人に気圧されたり、興味を無くしたり、様々な理由で話しをしなくなる人がいます。

「会議に出たからには話しをすること」と決めても、そこまで成熟するには時間がかかるかもしれません。
無理に話をさせても「今は何もありません」となり、皆さんの時間も使った上で期待した結果にならない、という事態にもなりかねません。

参加メンバーの様々な視点を共有することで、会議が良い方向に進む状況と感じた時、これをサポートできる方法があります。

かなりシンプルなのですが、効果的です。
要所で使うと会議の進行や舵取り、参加者の視点の共有に使えます。

今回のメルマガは、こんな内容をご紹介しました。

成熟したチームですと、こういった手法は踏まえて活発な議論ができるようになります。

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Posted at 10:11 | チームの横糸・組織の縦糸 | この記事のURL
フューチャー・サーチ(Future Search)  2007年08月16日(木)
フューチャー・サーチという、
関係者全員で共通価値を見いだす問題解決技法」があります。

これは、特定の課題に関する全ての関係者を招いて、過去・現在・未来の切り口で対話を行って共通の価値を見いだし、この価値に基づくビジョンを実現する行動計画を作る方法です。

求めるところは、「課題に対するビジョンを実現する行動計画」です。
そして、ビジョンが明確になるには価値観が必要です。
さらに、価値観は過去や現在の状況を意識することから始まります。
価値観やビジョンは、1人や少数の関係者ではなく、全ての関係者の「合意」を元にしています。

この手法の特徴です。

1. 参加人数と構成が問題解決が効果的になるよう考えられている

 ・課題の関係者を8種類の関係者として8人ずつ、計64人の参加者
 ・グループの会議(対話)は、混合グループと関係者のみのグループ

2.3日間のプロセスである(2.5日程度)

 ・過去の振り返り、現在の認識
 ・将来のシナリオ、価値共有
 ・行動計画

3.合意に焦点を当てる

 ・課題を解決するのに「皆で合意」できるところから始める。
  どんなに一部関係者が大切に感じる価値観でもても、皆で合意できなければ
  後回しにする(極端には、その場では選択肢からはずす)

4.関係者を選抜することを重要視する

 ・権限、ニーズがある等の関係者の分類
 ・参加者の招待

5.事前の設計

 ・テーマ、関係者の分類、関係者選抜、プロセス設計を非常に
  重要視する。
  事前のプロセス設計を十分に行い、当日の進行が軽くなる



私達も100人規模の問題解決ワークショップを実施したことがあります。
偶然にも、フューチャーサーチの手法とも重なる部分もありました。
関係者が合意できるところについて深く対話すると、解決への行動計画が見えてきます。

フューチャーサーチは、「関係者間の価値観の共有と発見」が特徴的な方法と感じています。

AI、OST、WorldCafe、FutureSearchは、全体システムアプローチ(Whole System Approach)と呼ばれている手法です。

手法の名前よりは、その手法における「できごと」と「結果」、そしてそのためのしかけや仕組み等の「準備」に注目すると様々な活用ができると考えています。


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ワールドカフェなど、ホールシステムアプローチはこちらにまとめています

ホールシステムアプローチを活用したワークショップ・場づくり・活動ご紹介≫ ≪お問い合わせ
Posted at 15:25 | 知識 | この記事のURL
あり方への階段  2007年08月15日(水)
新渡戸稲造の武士道。実はまだ読んだことがないのですが、武術や書道や茶道といった伝統の技に関心を持っています。

私の身近に古武道を10年以上やっている方がいるので、たまに習ったり投げ飛ばされたりしています。(その知人は、甲野先生のところで学んでいるとのこと)

こうやって、何事かをならったりしていて、ファシリテーション等のスキル修得と通じるモノがあるなぁと感じ始めています。


私なりの理解だと、武道等はこのような段階で判るのかもしれません。

最初の段階 わけが判らずなんとなく知ったり、触れてみて
第一段階   知識を多少なりとも得て
第二段階   体験・行動して腑に落ちてきて
第三段階   起こる出来事に自然と対処できる


スキル修得に応用すると、このような感じでしょうか。

最初の段階  何となく興味を持ったり、役に立つかなと関心を持って
第一段階   本やインターネット、講演等で知識を得て
第二段階   体験、活用して腑に落ちて来て
第三段階   スキルや知識を意識することなく、落ち着いて活用できてくる


少し要約すると、こんなステップではないかと考えています。

最初の段階  出会い (First Contact / Information)
第一段階   知識 (Knowledge)
第二段階   行動 (Do / Action ) [経験→ 智慧 Wisdom]
第三段階   あり方 (Be)

いきなり第二段階の行動が出来る人は、そうそういないと思います。
多分、何かに「出会って」、「知識」を得て、「行動」を起こせるのではないでしょうか。
そして、様々な経験を経て、徐々に「あり方」や「あり様」が形作られるように思えます。


起承転結、ちょっと違いますね。序破急、音曲のノリ方ともちょっと違う気がします。
守破離、茶道ですね。これは似ているように思えます。


学習する組織、身近では個人的な学習についても、知識よりも行動による経験が理解を促すように考え始めています。
ある方にモンテッソーリ教育等について伺う機会もあり、その思いを強くしています。

もっと自然に、何事にも泰然自若な「あり方」でいられるように日々研鑽したいな、と思いを強くしました。
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Posted at 09:58 | 気づいた | この記事のURL
アイスブレイク(13) ネタつっこみ  2007年08月14日(火)
今回のアイスブレイクは、会議で使いやすい、チェックインのバリエーションの一つとも言えるアイスブレイクです。

[アイスブレイク]
 ネタ突っ込み

[人数]
 20人程度まで

[手順]
 会議の議題について、今感じているコトをコメントをします。(これだけです)
  ルールは
  1.その時の素直な会議の議題へのコメント(突っ込み)
    (例 判る、この言葉が判らない、議題に関する職場の雰囲気、自分の感想)
  2.なるべく手短に話す
  3.話しっぱなし。質問や意見を周りが言わない
  4.全員がしゃべる
  5.特に順番は問わない。出来る限り、自発の順番。
     どうしても出なければ、どこかを起点に右や左回り等



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Posted at 23:59 | 知識 | この記事のURL
ファシリテーション(20) ステップ3 まとめる  2007年08月13日(月)
会議ファシリテーション3番目のステップは、「まとめる」です。

このステップでは、広げた話題を集約してゆきます。

○概要
 メンバーが主役となり、話題を何らかの考え方でまとめてゆきます。

○ポイント

ファシリテーター
1.分けるステップのきっかけを作ります。もしくはきっかけをメンバーに
  意識してもらいます。
2.メンバーの要望があった時に分ける支援を行います。
  (分ける考え方等)
3.ルール等を守ってもらうこと等、場を保持することを続行します。

書記
1.整理に役立つように、マーキングや関連性の表記に留意して板書を
  続けます。

メンバー
1.出てきた話題を、可能な限り切り捨てることなく分けてゆきます。
2.分け方のアイデア、考え方を示します。

タイムキーパー
1.時間の報告を行う
 ファシリテーターの指示通り時間の報告を行います。
  (5分前、予定時間経過時 等)
2.メンバーと同等の役割を担います。

○コメント
深い整理の手前の、非常にシンプルに「まとめる」ステップについて触れました。
話題は広がるだけ広がると、収縮してゆきます。
但し、収縮の機会を失うとあらぬ方向に発散してゆくかもしれません。
「広がる」流れから「まとめる」流れが意識できて、参加している皆さんが会議の場
という船の船頭や漕ぎ手のように感じられれば、わけるコトも難しくは無いと思い
ます。

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Posted at 23:50 | 知識 | この記事のURL
忘れられた日本人  2007年08月12日(日)
おじいさんのもの語り、今ではあまり聞かなくなってきたようにも思えます。
私の祖父母のもの語りは残念なことに記憶にありません。

「今はこういう風に暮らしているけれど、昔はどうだったのだろう」とか、
「昔はどう感じていたのか」とか思うこともあります。

忘れられた日本人 著者は宮本常一という民俗学者です。

生まれは、山口県は周防大島町です。地方は違いますが、私と同郷です。

本書は、1960年(昭和35年)に発刊されました。
日本中を歩いて蒐集した古老のもの語りが詰まっています。
蒐集した古老の話は昭和初期、つまり江戸末期から昭和までを生きた歴史が語られています。
特にその時の人とのかかわりが実際の生活を語ることで浮かび上がってきます。

対馬での寄り合いの話しでは、今で言う「ダイアログ」心底から率直に対話する実例が示されています。
じっくり話して、話すだけのこともあったようですが、様々な視点からの意見を出し、尊重し、モノゴトを決めて実行していたことが判ります。

この本では、西日本と東日本の文化の違いが読み取れます。
西日本は「寄り合い」、東日本では「家」といったキーワードがあるようです。

弊社で全国各地に伺い、ファシリテーションやコミュニケーションの研修を行う際、西と東ではコミュニケーションの感覚が違うと感じていました。
その理解の一端が示されているように思えます。

現在注目されてきている「対話」の明治から昭和初期の実像としても、東日本と西日本の文化の相違としても読むことができます。また、水田農耕民、狩猟民、漁撈民、焼畑耕作民の生活様式を知るきっかけにもなります。

昔も今も、通常の生活は字では記録されないものかもしれません。
昔の生活「無字社会の生活と文化」が判る書です。

古老の語りがそのまま掲載されているという風でもあるので、生々しい資料としても読めます。読む方によっては冗長かもしれません。

私には、何度も読みたくなる原典のように感じました。
今は聞けない、おじいさんのもの語りです。
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Posted at 17:42 | | この記事のURL
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プロフィール

彦田友治
人と人・組織・コトへの「かかわり」に注目して、企業のさまざまなコミュニケーション向上の研修やビジョン共有や問題解決のワークショップなどの場づくりを、夫婦二人そして講師の皆さんと日本各地で行っています。
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