式年遷宮という言葉を聞いたことはありますか?
式の年に宮を遷す とでも言い換えることができると思います。
ここで言っている「宮」とは神社のことです。
神社を移し替えるということですね。
そして「式年」とは、定められた年という意味です。
「格式」という言葉を聞いたことがあると思います。
両方とも法律とか決め事といった古語になります。
大宝律令といった言葉を中学生の時に習ったと思います。律令とは古い法律なのですが、現代でも法律には細かな規定があると思います。律令の詳細版が格式となります。「律令格式」と一纏めに呼ぶ場合もあります。
さて、定められた年にお宮(神社)を遷す(移す)ことが式年遷宮となります。
どんな神社でもこのようなことを行うわけではなく、
伊勢神宮(神宮)[三重県]、住吉大社[大阪府]、住吉神社[福岡県]といった古い神社が式年遷宮を行っているようです。
平成25年には、神宮(伊勢神宮)で、なんと62回目の式年遷宮が行われます。
神宮の1回目の式年遷宮は、遙か昔の飛鳥時代、690年の持統天皇の時代にさかのぼります。
そして、戦国時代などで少し中断はありますが、おおよそ20年ごとに宮が移されています。
1300年にもわたって、20年に1回新しいお宮を作り替えている。
技術伝承、文化伝承としても意義が深いのではないでしょうか。
さて、お伊勢さん(伊勢神宮)の式年遷宮の行事は既に始まっています。
平成17年から始まっているので、かれこれ4年は何らかのお祭りを行っています。
神社を建築するための木材を切り出す山へのお祈りなどなど、様々なお祭りにがあります。
20年というリズムで人々の力を結集する。
コミュニティの鼓動のようにも思えます。