『
あわせる』
という言葉を、よく耳にします。また、よく使う言葉でもあります。
広辞苑で引いてみると
合わせる
会わせる
併せる
逢わせる
遭わせる
と、色々な「あわせる」があります。
日本の文化にも、この言葉を使ったものがありました。
(着物の)袷
裏地つきの着物のことを言うそうです。
そもそも、日本人は文化的背景からも「あわせる」ということが得意の人種なんですね。
合わせ糸
合わせ鏡
合わせガラス
手合わせ
足並み合わせ
帳尻合わせ
そういえば、平安時代の遊びで
「貝合わせ」(
Wikipedia)
というのもありますね。
ということは、日本人のDNAの中には「合わせる技術」が埋め込まれているのではないでしょうか。
私たち夫婦も、毎日神棚に向って (特に信仰心が強いわけではないのですが・・・)
手を合わせ
祝詞をあげる(神様の言葉に合わせた言葉)
ということをします。
皆さんも、困った事、願い事などがあると
神社などに行って、手を合わせたことがありますよね。
最近、お客様や知り合いの方々とお話させていただく中で
「
コミュニケーションがとれない人が増えてきた」
という言葉をよく聞きます。
あいさつができない、人と目を合わせない、お礼を言わない、、、など。
驚きました。
これは、小さな子供のことではありません。
立派に成人した、社会人が・・・です。
悩ましいことです。
たぶんそれは、「
あわせる」という環境がなくなってきたせいではないのか
と考えました。
仏教のことわざにも、
「袖すり合うも 多生の縁」 もしくは 「袖振り合うも 多生の縁」
というのがありますが。。。。
経済的にも裕福になり
一人一人、子供部屋というものが与えられ
文明の力で色々と便利な技術が開発され
部屋にこもりっぱなしでも生きていける
これでは、自分以外の人に「あわせる」環境が無くなってしまいます。
『
会議がうまく進まない』
会議のやり方を改善しなければ!!
という話しも、どこの企業でも抱える重大な問題となっています。
何が重大かというと、、、
『
会議がうまく進まない』
↓
↓ <
うまく伝達されない>
↓
部門内、部門間、プロジェクトの仕事の進捗が悪くなる
↓
↓ <
それぞれが、自分の考えの範囲でしか動かない>
↓
納期遅れ、
(完成度が低いため)品質の悪化、
(埋め合わせのため)コスト増大
↓
↓ <
個々人の余計な負担が増大する>
↓
心身に過大な負担がかかる
↓
↓ <
病気や離職者が増える>
↓
チームや組織が崩壊へ向う
という失敗シナリオが、ボチボチと「見える化」しはじめてきたからです。
では、そもそもの原因は・・・というと
その根底にあるものは
『
人にあわせることができない』
つまり、
コミュニケーションの取り方を知らない
↓
コミュニケーションがとれない
となるのだと思います。
まだまだ、目先の火消し「会議の改善」に目がいきがちですが
こういった問題は、根底からくつがえさないと
本当の解決にはならないのではないか、、、と
そう強く感じる今日この頃です。
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