
組織の活動、プロジェクトが失敗し、どのようなチームや組織となれば良いか相談いただく場合も多いです。
場合に応じて原因の根っこは違いますが、同じような傾向を感じる時もあります。
同じような傾向が起こりうることを事前に知っていれば防げることもあります。
失敗の本質 著者は、
野中郁次郎氏を含め6名の方です。
副題は、
日本軍の組織論的研究 となっています。
この本では、太平洋戦争における日本軍の軍事作戦「ノモンハン事件」「ミッドウェー作戦」「ガダルカナル作戦」「インパール作戦」「レイテ海戦」「沖縄戦」を通して、日本軍の組織特性やそれに起因する失敗を分析し、教訓として活かすことのできる形としたものです。
分析は経緯を元にして、作戦、兵站、情報、組織といった切り口で切り取られています。
印象に残ったのは、過去の成功を金科玉条として、過去に成功した理由を考えるよりも、過去に成功したパターンを強化する教育や思考を行い、現場を見ずに現場からの反応を省みることなく突き進む姿です。
現在でも、「よく考えて行動しよう」とは、良く聞く話です。
実は、非常に深い標語のように思えます。
「考え」をショートカットすることで効率性が生まれたり、踏まえた行動がとれます。
しかし、「そもそも」「なんで」その行動を起こしているかを『考える』ことが必要な時も多々あることでしょう。
貴重な反面教師となる本です。
これでもかと事例が出てきて、目が回ったり滅入るかもしれません。
でも、何度も読み返したくなる本です。
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