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「自立とかかわり」の[場づくり][技法][人づくり]でサポートする、組織開発・人財研修の【G・Shift】(ジーシフト)のブログです!

花伝書(風姿花伝)  2007年07月14日(土)
自分が後輩に何かを教えるとき、

「こうすれば良いんだ」
「まずは、これからやった方がいい」
「これを学ぶと基本が判る」 とか

(高度なことは、今言っても判らないから、今は黙っていよう)
(小手先のテクニックよりも、しっかりと一つのことに集中してほしいな)

といったようなコトを言ったり、思ったりするのではないでしょうか。


花伝書(風姿花伝)

能を大成した 世阿弥 がまとめた芸能論、人材育成論です。

時代は、1400年頃、室町幕府は足利義満将軍がいた頃の著作となります。

世阿弥の能の一座には、良くできる先輩名人の一忠と、それを超える達人の観阿弥がいました。一忠は観阿弥の先輩となります。
父である観阿弥から、名人を超えるには、と言われたかは判りませんが、能という芸能における動くコツ、心構え、育ち方、学び方を口伝えされます。

これを後に世阿弥がまとめたものが、風姿花伝です。

明治時代に偶然に発見され、世に広まりました。


花伝書の別紙口伝に、

秘すれば花なり、秘せずは花なるべからずとなり。この分目を知ること、肝要の花なり。」とあります。目にした方もいらっしゃるかもしれません。

花とは何か、は読むに従ってじっくりとしみてきます。

ちなみに、別紙口伝に、「花と、おもしろきと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり。」ともあります。

「秘すれば花なり」に注目が集まってしまいますが、実は「分目(わけめ)を知ること」の方が重要に感じています。

文章でも分け目を知ることが肝要の花なりとなっています。
演出でも、知識や技を伝えるのでも、秘する分目をどう考えて、なぜ、どう分けるのかが重要なのでしょう。


能の一座の発展を願って伝えた、能の動き方、演出のしかた、心持ちのありかた、プロデュースの仕方、人材の育て方。
今でも、様々なとらえ方で参考になります。

内容自体は、文庫の現代語訳部分で60頁、原文で100頁程度です。

噛めばかむほど味の出てくるするめ、ではありませんが、読んだときの自分の状態にあったところが染み込んでくる灯台の様な書です。

人材育成や、様々な仕事の実践、マーケティングの本として読んでも得るところが大きいとも思います。
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彦田友治
人と人・組織・コトへの「かかわり」に注目して、企業のさまざまなコミュニケーション向上の研修やビジョン共有や問題解決のワークショップなどの場づくりを、夫婦二人そして講師の皆さんと日本各地で行っています。
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