国民総幸福量 GNH(Gross National Happiness)という言葉を聞いたことはありませんか。
仏教国であるブータンは、「
国家の目標としてGNH(国民総幸福)を追求する」と内外に宣言しています。
GNP(国民総生産)ではありません。
外務省主催のGNHについてのシンポジウムも開催されたこともあり、日本でも注目されつつあります。
さて、ブータンは立憲君主制です。
現在の国王はジグメ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王で、2006年12月に即位したばかりです。
そして、GNHを提唱したのは前国王のギグメ・センゲ・ワンチュク国王です。
前国王は非常に特徴のある、英明というか非常に思い切った行動をする方のようです。
例えば、GNHについては憲法草稿にその内容が入っており、自身も国王の地位を皇太子に譲っています。
また、国民参加型の政治も発案しています。
国民がとまどいを隠さず、もっと統治して欲しいと言われる中、GNHという理念を掲げ、政体を変える準備を整え、後進に道を譲ることをしています。
GNHという概念も、以下の4つを柱として開発を進めているということです。
1.経済成長と開発
2.文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興
3.豊かな自然環境の保全と持続可能な利用
4.よき統治
経済成長が、幸福の下部概念となっています。
私達も経済成長を考える上で、お金でないと測定できないといった固定概念を一旦取り下げて、「国の力を考える」のに「何を根本として考えるのか」を振り返っても良いように思えます。
お金が物差しですと、お金が最上位の価値観となりやすいようにも思えます。
企業の経営においても、時価総額で考えるといった測定方法もあります。
社員満足度の良い企業が結果として儲かっているというお話もききます。
お金は必要ですが手段であり、そのお金でどうなりたいかをじっくり考えるのも良いでしょう。
その時に、先行指標としてお金で測れる指標は役立つと思います。
例えば、XXくらい幸せになるにはお金はいくら必要とか、、、
ブータンのGNHと4つの柱は、かみしめてみても良い考え方のように思えてなりません。
2006年12月16日の日本経済新聞や、経済産業研究所の情報も参考にしてみてください。
http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/asuhenowadai/24.html