最近とみに企業の不祥事が多いように感じています。
少し挙げると、、、
・日興コーディアル
・雪印
・パロマ
・関西テレビ
・JR西日本 (少し古いですが)
錚々たる大企業、老舗です。
不祥事が起こるまでは社会的な信頼も勝ち得ていました。
ところが、様々な不祥事でその信頼が揺らいでいます。
さて、多くの企業で「
企業理念」を掲げています。
以下皮肉な例になってしまいますが、日興コーディアルの場合を挙げてみます。
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経営理念(2001年10月1日制定)
お客さまを中心に考え、行動する。
革新性を追求し、新しい価値を生み出す。
個性を尊重し、多様な個性を価値創造の源とする。
職業倫理を研き、社会から信頼され続けるために行動する。
参照
http://www.nikko.co.jp/company/vision.html
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日興コーディアルの会計不正行為が個人か組織的かというのは、この際脇に置いておきます。
経営理念が現場に浸透していなかった例とはなるように思えます。
さて、「
企業理念」もっと日常的に考えると「
リーダーの思いや指示」は、現場に「
浸透」しているでしょうか。
言いっぱなしであるのと、浸透は違います。
企業理念、リーダーの思いや指示を「
ビジョン」という表現にまとめ込んでみます。
ビジョンの浸透には
1.
ビジョンの表現 (リーダーが表現、他の人の思いを汲み上げる場合も多くあり)
2.
ビジョンの伝達 (リーダーからメンバーへ)
3.
ビジョンの共有 (メンバー主体、リーダーがフォロー)
4.
ビジョンの浸透 (メンバーから他のメンバーへ)
5.
ビジョンに沿った日常活動
このようなステップがあると考えます。
注意点としては、組織の、規模や信頼関係の勘案や、それぞれのステップでのフィードバックもあります。
さて日興コーディアルの場合は、1,2はできている様でしたが、3の共有以降から怪しいように思えます。そして5の行動で、とんでもないことが起こりました。
「コーディアル」という言葉には、「誠心誠意」という意味があるそうです。
今回の日興の不祥事は、皮肉にも企業名にもなっている言葉の意味や、理念にも沿わない行動が発覚した場合の企業イメージ失墜の典型例とも見えます。
各社の不祥事それぞれには、個別の様々な背景があることでしょう。
解明には調査を待たないとならないことも多いと思います。
それでも、企業理念(企業を経営・運営する思い)が浸透して日々の活動ができていれば、不祥事勃発という事態にはならないように思えてなりません。
ちなみに、私どものお客さま先やお聞きする範囲で、ビジョン共有に取り組まれている企業様もたくさんあります。
共通して言えるのは、「表現」は当たり前で、3.4の
「共有」「浸透」に非常に注力しています。
そして、その活動方法は場合によりけりでいろいろあります。
それは、具体的には日常的な職場の仕組みや、合宿会議や手法の研修等々になります。
そして、最終的に活動するのは現場の皆さんです。
だからこそ、ビジョンが職場の皆さんの腑に落ちて動けるため、職場のリーダーが伝えるスキルを学んだり、伝える内容を共有したりします。
ちなみに、企業理念は制定時点での企業の問題意識の裏返しの場合も多くあります。
ご自身の会社の企業理念をひもといてみると、制定時点での問題意識がわかるかもしれません。
という、ビジョン共有に関しての解説もチャレンジしていきたいと思います。