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「自立とかかわり」の[場づくり][技法][人づくり]でサポートする、組織開発・人財研修の【G・Shift】(ジーシフト)のブログです!

はじまりとおわり(1)  『栞(しおり)』  2009年09月07日(月)


     〜『栞(しおり)』のはじまり〜


 「しおり」というと、思い浮かぶのが本などの頁にはさむもの。
昔は紙で出来たしをりが主流でしたが、最近では金属製・ゴム製・プラスチック製など色々なしをりを見かけるようになりました。
用途は、読みかけの頁を忘れないように目印にするために使います。


さて、この「しおり」。
一体いつどこから登場しはじめたのか、とても気になります。


先日、仕事帰りに立寄った長野自動車道の姨捨SAでこんなモノ(写真)を発見しました。
姨捨というと大和物語などの「姨捨伝説」が有名です。一度は耳にしたことがあると思います。
年老いた母親を生活のため、姨捨山へ捨てに行くというお話です。どうやら「姨(おば)」
というのが、60歳を過ぎた女性を意味するようです。
(余談ですが、この姨捨伝説は長野だけではなく富士山や遠野にも伝えられているようです。)


 ・・・実は、この姨捨伝説と「栞(しをり)」の語源に深い関係があったのです!


姨捨伝説は、米の不作から「食いぶち」を減らすために姨を山に捨てに行くと言う悲しいお話です。しかし、ここにはあまり知られていない伝説が隠されていたのです。

山に捨てられる身でありながら我が子の帰り道を案じ、背中におぶられながら木の枝を目印代わりに折って行ったという子を想う親心の「知恵」と「慈愛」の物語でもあったのです。

このことから、「枝を折る」→「枝折る(しおる)」と言う言葉が生まれてきました。
そして「しおり」は、動詞「枝折る」の連用形が名詞化され「(しおり)」となりました。

現在では、「目印や道しるべ、説明書き(旅行の小冊子など)をするもの」に意味は広がってきています。




Posted at 17:59 | 文化・人類 | この記事のURL
式年遷宮  2008年04月21日(月)

式年遷宮という言葉を聞いたことはありますか?

式の年に宮を遷す  とでも言い換えることができると思います。

ここで言っている「宮」とは神社のことです。
神社を移し替えるということですね。

そして「式年」とは、定められた年という意味です。

「格式」という言葉を聞いたことがあると思います。
両方とも法律とか決め事といった古語になります。
大宝律令といった言葉を中学生の時に習ったと思います。律令とは古い法律なのですが、現代でも法律には細かな規定があると思います。律令の詳細版が格式となります。「律令格式」と一纏めに呼ぶ場合もあります。

さて、定められた年にお宮(神社)を遷す(移す)ことが式年遷宮となります。

どんな神社でもこのようなことを行うわけではなく、

伊勢神宮(神宮)[三重県]、住吉大社[大阪府]、住吉神社[福岡県]といった古い神社が式年遷宮を行っているようです。

平成25年には、神宮(伊勢神宮)で、なんと62回目の式年遷宮が行われます。
神宮の1回目の式年遷宮は、遙か昔の飛鳥時代、690年の持統天皇の時代にさかのぼります。
そして、戦国時代などで少し中断はありますが、おおよそ20年ごとに宮が移されています。

1300年にもわたって、20年に1回新しいお宮を作り替えている。
技術伝承、文化伝承としても意義が深いのではないでしょうか。

さて、お伊勢さん(伊勢神宮)の式年遷宮の行事は既に始まっています。
平成17年から始まっているので、かれこれ4年は何らかのお祭りを行っています。
神社を建築するための木材を切り出す山へのお祈りなどなど、様々なお祭りにがあります。

20年というリズムで人々の力を結集する。

コミュニティの鼓動のようにも思えます。
Posted at 12:10 | 文化・人類 | この記事のURL
天の岩戸  2007年08月02日(木)
天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩戸に隠れたお話をご存じと思います。

スサノオがいろいろと悪さをして、ショックを受けてトップが隠れてしまいます。

太陽神である天照大神が隠れたので、日蝕という説もあります。

今日触れるのは、お隠れになった時の他の神様の対応です。

トップがいなくなって何も出来なくなった、、、とはなりませんでした。

どうしようと皆で知恵を集めて、知恵の神様(高木神/思金神)の発案でアメノウズメの面白おかしい踊りで解決を図ります。

・トップがいない究極の状況でも組織が機能する
・自発的な解決を図る
・知恵のある人、策を尊重する

こういったことを尊重する暗示のような気がしてなりません。

河合隼雄さんも指摘していることです。

日本では古くから合議して自発的に行動する風土があったのではないでしょうか。

これは、今後ご紹介する書籍等にも表れています。
ご興味があれば、そちらもご覧になってください。

ちなみに、天の岩戸伝説を伝える「天岩戸神社」は、宮崎県は高千穂、熊本県の阿蘇も近くにある九州の中ほどにあります。

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Posted at 23:59 | 文化・人類 | この記事のURL
切子  2007年07月01日(日)
梅雨もはや後半のような蒸し暑さです。

蒸し暑いどころか、晴れの日もしばしば、、、

暑くなると夕方からは、冷たい飲み物で一杯という感じになりますね。

ビールも良いのですが、冷酒も良いです。

縁側で涼みながら、団扇をぱたぱた、、、と

枝豆も良いですね。たしか、ずんだ豆は夏の2週間くらいが美味しいとか。

冷酒は切子でいきましょうか。
丸みを帯びた硝子に筋がすっと入っています。

と言っても、実は切子はまだ持っていません。
薩摩切子は、どうやら骨董品のようですね。手頃な江戸切子で冷酒といきますか。

美術品を見るツボについてのテレビ番組があります。
NHKの「美の壺」です。

去年7月、切子がテーマでした。

涼やかで良いですね。
あの筋は、今はグラインダーで入れるそうです。昔は鉄の棒で入れたとか、いやはや神は細部に宿るでしょうか。すごい技術です。

切子っぽいグラスがあるので、それで冷酒を、、、、楽しみます。
Posted at 20:28 | 文化・人類 | この記事のURL
日本を探しにいこう  2007年06月16日(土)
日本ブームが世界に広がっているということを聞きます。

波がいくつかあるのでしょう。
日本に住んでいるといまひとつピンときません。

伝統や歴史には色々な機会に触れてゆきたいですね。

さて、半年ほど前の2006年12月6日に面白い番組を放送していました。
TBSです。

番組は「関口宏の日本を探しにいこう」という番組です。

生涯をかけて日本文化を学ぶ外国人を訪ねて、日本の魅力を再発見しようという試みです。

お題は

日本家屋
日本庭園
和紙
色(草木染め)
日本料理
熊野古道

知っているようで初めての発見も非常に多くあります。

幻想的な日本家屋内での光の陰影
江戸時代の採光を再現した歌舞伎小屋

書籍では伝わらないことも多いとつくづく思いました。
行って、見て、聞いて、味わえれば良いのですが、、、、テレビで疑似体験も良いものですね。

でも、熊野古道には今年中に行きます!

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Posted at 22:29 | 文化・人類 | この記事のURL
お木曳き  2007年06月02日(土)
神宮にお参りしたことはありますか?


明治神宮?いえ、「神宮」と呼ぶときには、「伊勢神宮」を意味するそうです。
そう、お伊勢さんですね。

何回かお参りしたことがあるのですが、荘厳な感じがします。


さて、お参りをすると不思議なことに気がつきます。
お宮の隣に空き地があるのです。


これは、20年毎に立て替えを行うための土地だそうです。
20年毎の立て替え、お宮を移ることを「式年遷宮」と言います。

西暦690年、持統天皇の治世に第1回の式年遷宮から始まって、絶えることなくおおよそ20年毎にずっと続いています。


次回の遷宮は、平成25年に第62回の式年遷宮となります。
但し、驚くことにその8年前の平成17年から遷宮は始まっています。


そして、今年平成19年は「御木曳行事」(第二次)が行われています。

お宮を建設するには木材が必要です。
神聖なお宮を作る木材、御用材は、それを運ぶこともお祭りとなります。

今年は、前年の平成18年に引き続いて木材をお宮に引き入れる行事を、丁度この季節に行っています。


御用材を曳くことができるのも、限られた人です。
旧神領の伊勢市等に住んでいる方達です。

最近は、一般の人たちも申し込めば「一日神領民」として曳くことができます。
一日神領民による御木曳きは、6月3日まで行われています。


20年毎の式年遷宮、日本における伝統や技術の伝承の原型とみても良いかもしれません。

式年遷宮や、神宮、そして広くは風俗やお祭り等について探ると、現在の日本における組織活動に繋がる何かが見つかるかもしれませんね。もう少し触れてみたいと思います。
折口信夫や宮本常一、柳田国男、イザベラ・バードもひもといてみましょう。


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Posted at 23:29 | 文化・人類 | この記事のURL
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彦田友治
人と人・組織・コトへの「かかわり」に注目して、企業のさまざまなコミュニケーション向上の研修やビジョン共有や問題解決のワークショップなどの場づくりを、夫婦二人そして講師の皆さんと日本各地で行っています。
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