アメリカのGM(ゼネラル・モーターズ)が破産法の適用を申請しました。
報道でご存じの通りです。
なぜ破綻したのか、これからどうなるか、その影響はといった点についてはこれまでも、そしてこれからも知るところとなるでしょう。
今日の日本経済新聞朝刊の「大転換」は、興味深い記事でした。
大転換のシリーズ第三部として、「揺らぐCEO神話」という章が始まっています。
GMでは、絶対権力である、ハーバード大MBA出身のリチャード・ワゴナー前CEOでも、株主や市場、労働組合、退職者という関係者の中で、企業は発展せず破産法適用にまで追い込まれました。
記事によれば、インドのIT企業の創業者は粉飾決算を自ら告白したそうです。
GMでは監視役の取締役会は機能せず、インドでは上場企業の社外取締役が300人も訴訟を恐れて辞任したということです。
日経の記事にもあるように、確かに現在の大企業の経営は、CEOという個人で切り回すことができるのか疑問が湧くことが多くあります。
数々の企業の不祥事や事故などは、企業トップに落ち度があったり、経営者個人に権力が集中するしくみによって起こっていることもあるように感じます。
変化が早く、関係者が多い、そしてより大きい消費が良いとする中では、経営者や企業も身動きがとれなくなることが頻繁に起こるのかもしれません。
日経の記事では、良い経営者とは何かと問題提起をしています。
話は飛びますが、ここまでの記事を読み進め感じることがいくつかあります。
・循環や持続可能といった考え方の浸透
(消費の抑制というよりは足ることを知ることでしょう、システム思考やホールシステムアプローチにも繋がりそうです)
・道徳的な行動への見直し
(モラリズムとでも言うのでしょうか。単純に利益よりも道徳ではなく、そもそもどうしたいか、どうなりたいかを問われているように思えます)
・お互いが協力しあうことへの見直し
(お互いを尊重して、お互いの良いところを活かして力を合わせる、命令しっぱなし言いっぱなしではない)
面白いことに、サーバントリーダーシップのグリーンリーフは、経営者個人に権力が集中しない企業統治構造を構想しています。企業統治の一つの方向性なのかもしれません。
生物は外界に適応することで進化するそうです。
外界の変化に応じて、個人や多くの人との考え方や関わり方、組織・企業の統治のやり方をいつも見直して自分から進化するのが良いのかもしれません。
見直すと、昔のやり方やあり方が再評価されたり、新しい方法が見つかるのかもしれませんね。
この連載記事、注目してみましょう。