あきらめ感が漂っている職場、目にしたことはありませんか?
上司からの指示を、少しおかしいようでも抗うことなく、ただただ受けて感情少なにこなしてゆく。
静かで、協力関係もあまり無い感じです。
「上司に何か言っても、”どうせ”変わらないだろう」といったつぶやきが聞こえるようです。
このような時の心持ちはどうなっているのでしょうか。
これがもっと悪くなるとどうなってしまうのでしょうか。
そして、より良くなるためにはどうすれば良いのでしょうか。
今日ご紹介するのは、専門書です。
学習性無力感 C.ピーターソン、S.F.マイヤー、M.E.P.セリグマン・著
パーソナル・コントロールの時代をひらく理論
ピーターソン、セリグマン、、、そうです。ポジティブ心理学でご紹介した著者です。
精神科の大学院生であった、マイヤーとセリグマンは、動物(犬)を使った条件付けの実験をします。
そして不思議な現象を目にします。
犬に電撃(ちょっと不快な電気ショック)を与えると
犬はびっくりして逃げます。
しかし、この実験を行う前に ”逃げられない状況で、電撃を与え続ける”と、、、、
この後で、犬に電撃を与えても逃げなくなったのです。
つまり、逃げたい刺激が避けられない状況が続くと、逃げたい刺激が起こっても逃げるのをあきらめてしまいまうということです。
挑戦をしないで、状況に慣れてしまう。
人でも見かける風景のようです。
こういったあきらめの行動が起こる現象を 学習性無力感(学習性絶望感 helplessness)と名付けました。
そして、他の動物の実験、そして人間の反応でも当てはまる場合があることを調べてきました。
こういった反応は、単極性うつ病(躁鬱でなく、うつ状態が続く)の条件にも良く当てはまるそうです。
さて、セリグマンやピーターソンは、以前「ポジティブ・サイコロジー」の書籍としてご紹介しました。
30年以上うつ病や異常心理学を研究・探求してたどり着いた、明日への回答が『ポジティブ心理学』です。
働きがいを生み出す、または人が良く活動できるための心理学への出発点、無力感が漂う職場やメンバーが変わるためのヒントが判ります。
専門的な本なので、この内容を昇華させた「実践ポジティブ・サイコロジー」の源流を探りたい方向けの本となります。
ちなみに、学習性無力感を脱するヒントの一つは、、、選べること のようです。
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