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「自立とかかわり」の[場づくり][技法][人づくり]でサポートする、組織開発・人財研修の【G・Shift】(ジーシフト)のブログです!

リーダーシップ論  2008年08月24日(日)


新入社員から始まって、数年すると職場のリーダーになることも多いかもしれません。

最近は、転職後にいきなりリーダーといったことも珍しくはないでしょう。

さて、「職位が上で率いる人」とはどのような役割の人でしょうか。

リーダー   ・・・・   そうですね!!

では、マネージャーは? 、、、確かに、職位が上だったりします。

リーダーとマネージャーは何が違うのでしょう。
職場によっては、どちらかしかいない場合もあります。
そして、どちらもいるか、どちらも言葉として使っている場合があります。


リーダーシップ論  著者は、ジョン・P・コッター、監訳は、黒田由貴子さんです。

コッターは、ハーバードビジネススクールの松下幸之助寄付講座リーダーシップ教授です。

そう、以前に「企業変革ノート」もご紹介しました。

さて、コッター教授によると「リーダー」と「マネージャー」には明らかな違いがあると述べています。

まず、マネジメントの役割とは「複雑な環境にうまく対処する」と定義しています。
対して、リーダーシップの役割とは「変革を成し遂げる力量」としています。

そして、現代の複雑で変化の早い環境においては、マネジメントだけでは不足であり、リーダーシップが必要と説いています。

さらに、行動特性を次のように定義しています。

 マネジメントの行動特性は、

  計画の立案と予算策定 → 組織化と人材配置
  
   そのために、コントロールと問題解決を行う。

 リーダーシップの行動特性は、

 針路の設定 → 心の統合
 
   そのために、動機づけと啓発を行う。


変革への動機付けが盛り上がっている組織・人はどのような状態でしょうか。
熱意がある。有り余るという感じとなるでしょう。

では、熱意がある状態はマネジメント重視の組織には合うでしょうか。

そうです。動機づけられた熱意のある行動は、「コントロール」重視のマネジメント組織にはそぐわないと分析しています。マネジメントは「コントロール」が本質です。

そして、現代においては経営環境の複雑さや速度、社内環境においても「コントロール」できることが少なくなってきています。

この本は、リーダーシップとは、変革を成し遂げる力量と規定し、変革を成し遂げた多くの事例を分析したリーダーシップ論です。

人にうまく動いていただくのがリーダーシップです。
そのためには、方針を示し、明に陰に人と語らい、動ける状況を創る。

こういった人が変革を成し遂げるリーダーとなるようです。

企業変革ノートとともに読むと、プロセス論と人物論として良いでしょう。

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木のいのち木のこころ  2008年08月17日(日)
1000年以上続く技、なかなかないかもしれません。

奈良は法隆寺には、法隆寺の宮大工の棟梁がいました。

西岡常一さんです。祖父、父とともに法隆寺の宮大工として、飛鳥時代からの宮大工の技を伝えています。

法隆寺は、飛鳥時代に建設された寺です。

西岡さんは、その技を平成の世まで伝承した宮大工です。
そして、その技は引き継がれます。


木のいのち木のこころ  著者は、西岡常一小川三夫塩野米松さんです。

インタビュアーの塩野さんの聞き書きで、棟梁の西岡さん、弟子の小川さん、他の大工の言葉が語られていきます。

1300年前の木造建築の技、それは木を知り尽くした技のようです。
そして、それは人材育成にも通じます。

飛鳥時代の工人の知恵、それは

いかに木を生かして使うか   その1点に尽きるとのことです。


これが、法隆寺大工の口伝で伝わっています。
例えば

木は育成のままに使え

木組みは寸法で組まず木の癖で組め


「木」を「人」に置き換えても、人が活きるポイントに当てはまるのではないでしょうか。


そして、この飛鳥の工人の技を伝承するにはどうするか。

やはり、木と同じで人の癖のままに良い点を生かす方法を西岡棟梁はとっていました。
徒弟制度です。
弟子ができるようになるのが目的です。

やり方はほとんど教えません。かんなくずを見せて、「このようにやれ」と一言。
そして「作業場を掃除しろ」と一言。
作業場を観察して、自分の受け取れる範囲で技を盗みます。染み渡らせます。
そして、棟梁ができると判断したら、本番で「やってみろ」。いきなりの大舞台。
数百年の檜の用材を加工させます。

本番が人を育てます。


西岡棟梁は、「人間は生まれたままの個性を持っている。本当の教育というのは、その個性を伸ばしてやることだ」という信念で弟子を育てました。

弟子の小川さん、そして多くの孫弟子。


進歩の基礎は、無垢で素直なこと

孫弟子を率いる小川さんの言葉です。

この本は、西岡棟梁が伝える飛鳥時代の工人の知恵、そして孫弟子までの技の伝承と人育ての知恵がぎっしり詰まった本です。

強く、強くお勧めします。
Posted at 02:39 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
仕事の苦手がみるみる消える本  2008年08月10日(日)

日々業務、仕事を行う上で苦手に感じていること、無いでしょうか。

なんとなく話すのが苦手な人
手がつけにくい書類の作成
うるさく叱られたせいか声がかけづらくなった人
プレゼンテーションでどうしても上がってしまう
商談となると余裕無くしゃべってしまうようだ
 などなど、、、


こういった苦手だなぁ」と感じる状況は、改善できる可能性があります。


仕事の苦手がみるみる消える本
   -すぐに使える!ビジネスに効くNLPテクニック-

著者は、梅本和比己さん、NLPなどの心理療法の研修や普及をする企業の代表をしていらっしゃいます。


NLP、最近ビジネス分野でも良くこの単語を聞くようになってきました。


Neuro-Linguistic Programming の略です。

直訳すると、「神経言語プログラム」、

言葉と五感を使って行動変容を起こす心理アプローチになります。

そもそもは、成功者のいいとこ取りをしようというアプローチで、優れた心理療法家のやり方などから成功をもたらすパターンを抽出したやり方です。

上記の通り、心理的なアプローチなので投薬などをしない「言葉と視覚や声、そして体感覚」から行動を変えるやり方となります。

言葉で行動を変えるやり方、、、「コーチング」が思い浮かぶ方もいらっしゃると思います。

コーチングは、NLPの技術の一部を使っていると言っても良いかもしれません。


さて、このNLP、心理療法を発祥として有効な技がいろいろとあります。

傾聴などのための「ペーシング」や「バックトラック
良い思いなどを体の一部などに意識づける「アンカーリング
相手が受け取りやすい情報や簡単なうそ発見器にもなる「アイ・アクセシング・キュー
ものごとの意味をとらえ直して苦手を無くしたりする「リフレーミング
問題解決にも自然と使っている「チャンキング

などなど、他にも性格を捉えるツールというものもあります。


この本は、NLPの様々なツールを仕事上の「苦手をなくす」ために使おうと書かれた実践本です。

NLPの書籍は様々ありますが、初学者、セミプロ、プロ向けと、難しいものも多いです。

この本の特徴は、前提知識の無い初心者(初学者でもない)の方でも、NLPの技法を使って仕事やコミュニケーションの改善に使えることです


深く追求するのであれば、NLPの教室に行くことになるでしょう。

学びたいのではなく、活用して日々の改善を行いたい方にとっては、実践への最高の入門書のように思えます。


NLPを活用したコミュニケーション、思った以上に非常に効果があります。

心理的なアプローチはいやだな、、、とか高額みたいだけどNLP効果は魅力的かなと感じる方、いかがでしょうか。

NLP、私たちもコミュニケーションの研修やビジョン共有のワークショップなどでも活用しています。
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Posted at 22:51 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
ポジティブ・チェンジ  2008年08月03日(日)
肯定的なものの見方をする人の方が、否定的なものの見方をする人よりも夢を実現しやすい。

笑う門には福来たる、といったところでしょうか。

楽観主義者の方が歩がよさそうです。
セリグマンの著書も気になるところですね。

さて、社会人として活動していると「問題解決」をしなければ、、、、
といった場面に、よく出くわします。

問題、多分関係者にとって良くない状況が起こっているわけですから、検討や解決する場面においても何とはなしに苦々しい、痛々しい雰囲気が漂います。
話し合いも、勢い「だれのせい」「この問題をつぶすには」といった、表面から見えやすいところに焦点がしぼられることも多いでしょう。

ここで、「マイナスの状況があることは、踏まえておいて」

「問題」を言い換えてみましょう。

問題の多くは、「いついつまでに『目標を達成』する」と置き換えられるように思えます。

とするならば、ひょっとすると目標達成に皆の意識が向けば、問題ととらえているところも現状を再認識するだけで目標達成に歩みを進めることができるかもしれません。


ポジティブチェンジ -主体性と組織力を高めるAI-

著者は、ダイアナ・ホイットニーアマンダ・ゴロステンブルームさんです。


AIは、 アプリシエイティブ・インクワイアリ(Appreciative Inauiry)の略です。

直訳すると、探求する質問 でしょうか。


肯定的な目標を掲げて肯定的な探求を行う事で、目標を達成する手法です。

問題解決型の取り組みを「ギャップアプローチ」と表現するなら、
AIは、肯定的な夢を掲げて問題解決を包含した目標を達成する「ビジョンアプローチ」の方法になります。

本書は、AIの第一人者であるダイアナさんによるAIの手引き書となります。

AIの4Dサイクルやアファーマティブトピックの設定の仕方、場の進め方、AIの原理原則などなどが記載されています。

この本でAIが始められる、と言っても過言ではありません。

AIに興味のある方は必見の書となるでしょう。


注意点としては、多くの実践手引きがそうなのですが、読んだだけではなかなか実践しづらいでしょう。
私たちも、ダイアナさんの手ほどきも受けて、AIを目的や組織、ゴールに合わせて適宜プロセスを設計し直して、ビジョン策定などに活用しています。
実践手引きだけではつかめない実践のコツも種々あります。
体験して納得できる本の記載もあります。

読んで、そして実践して活用・納得できる本になるでしょう。
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こちらの記事もどうぞ、<<アプリシエイティブ・インクワイアリ(AI)>>
Posted at 00:59 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
リーダーの易経  2008年07月27日(日)
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中国の孔子、 精神分析家のユング、 ニューサイエンスの古典「タオ自然学」を著したフリッチョフ・カプラ、元ソニーでユニークなチーム理論・経営論を唱えている天外伺朗さん。

共通点があります。

日々生活をしていると、なんとなく
「ついているな」
「つかないな」
「思った通り進まないのでなんだかやめておこう」
「虫の知らせを感じたのでやってみるか」

なんてことがあるかもしれません。


今どんな状態になっているのか、今からどんな流れになるのか判ればいいのにと
思ったこともあるかもしれません。

それが判る方法があると言います。

易経です。

聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
4人の共通点は、易経を研究・活用している点です。

易経は、時と兆しについて書かれた書物です。
中国で3000年以上の歴史があります。

晩年の孔子は、書物(当時は竹簡)を綴った紐が3度切れるくらい読み込んで研究し、親しい弟子にしか伝えなかったそうです。

コトを起こす、コトの流れの今と未来の参考書、鵜呑みにするかは別として使いこなせば百人力かもしれません。

但し、易経は中国の古典です。読むにもつらそうです。


リーダーの易経 時の変化の道理を学ぶ  著者は、竹村亞希子さんです。

さらに、出版社はビジネス書を多く出版しているPHPです。

竹村さんは、愛知県在住の易経研究家です。
20年以上も易経を興味のある方や、経営層の方に講演したり、相談にのっています。


易経というと、何を連想するでしょうか。
街角で、束になった棒をぐしゃぐしゃと使ってなにやら占う人、このような人を思い出すかもしれません。
易経(易)で占うことを、易占と言います。行う人を易者さん、棒は筮竹(ぜいちく)と言うそうです。

さて、占うと何かの結果が出てきます。
易経には、この結果(卦 「か」と言います)の読み方が載っています。

この本では、卦の中でも非常に代表的な結果を元に時間の流れについて解説をしています。
これが、ひよこのリーダーが育つといった内容であり、リーダーとして育つ観点として非常に参考になります。

たとえ話で出てくるのは、龍のお話です。
龍(自分)が、まだまだ修行の前からの心構え、そしてリーダーとして大活躍するときの状況。
さらには、失墜してしまう時のポイント。そうならないようにする対策。

これが、隠れている龍の潜龍から、空を自在に泳いでいる飛龍の時代といった話で展開します。

修行をするとき、活躍するとき、我が身を振り返る書になるでしょう。

お勧めです。

Posted at 00:57 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
ニッポンには対話が無い  2008年07月20日(日)
対話が重要です。   という言葉。

様々な場面で聞きます。

ニュースや報道番組、雑誌、新聞などなど。

ニュースキャスターやコメンテーターだけではなく、教育現場からも、そして企業活動の現場からも聞かれます。

では、何をすると対話が育まれるのでしょうか。

単に話せば対話できるようになるのでしょうか。


ニッポンには対話がない −学びとコミュニケーションの再生−
   著者は、平田オリザさん、北川達夫さんです。


平田オリザさんは、言わずとしれた劇作家です。
そして北川達夫さんは、最近注目のフィンランド教材の作家の方です。

フィンランドは、OECD加盟国の小学生の学習テストPISAでトップをとったことで学習法に対する注目が集まっている国です。
その大きな柱が、「対話教育」です。

フィンランドで対話教育に焦点が当たったのは、小国としてどのように生き延びるかを真剣に考えた結果だそうです。小国として、他民族・多様な価値観が入り交じるのが必然な時に必要な基本的な素養として力を入れています。他に力を入れているのは「考える力」「読解力」です。

そして、日本でも対話が必要と叫ばれてきています。

裏返すと、「価値観のすりあわせ」がいっそう必要になってきています。
親子、家族、同僚、上司と部下、そして多くなっていている「海外の方々」

否応なく価値観をすりあわせる日々です。
また、価値観がすりあわず耐えきれない摩擦が起こると、、、対立が起こります。
いつも対立が起こってばかりでは、豊かな生活、そして本来目的の企業活動が行えません。
衰退してゆくばかりです。

この本には、対話を育むヒントが隠されています。
それは、国語教育と演劇教育のように思えます。

言葉を換えると、「考える」教育と「感じる」教育となるかもしれません。

言われたこと、前提や価値観などなどについて『考える』
相手に「感情移入」そして「自己移入」して『感じる』


人の立場に立ちなさい、相手の考えていること(価値観)を理解しなさい、ということもよく聞きます。

非常に難しいコトですが、この本が非常に良いヒントになると感じています


(蛇足ですが、北川さんとは何度かお話させていただく機会がありました。フランクな方です!フィンランドの国語教育は判るけど、フィンランドメソッドというものは判らない、、、等々おっしゃっていました)
Posted at 01:29 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
孤独よさようなら  2008年07月13日(日)

自分の心の状態が判れば、もう少し人と上手にやりとりができそう。

相手の心の状態がわかれば、別の表現で伝えれば良かった。


こんなことを感じたことはありませんか。

心理学には多くの分野があります。

言葉などの「やりとり」に焦点をあてているのが

TA(Transactional Analysis):交流分析   です。


エゴグラムといった形のアセスメントで、ご存じかもしれません。


Pが親の心持ち、Cが子供の心持ち といったことが現在の心の状態のグラフとして出てきます。

エゴグラムはあくまでも心の状態を測る、アセスメントツールです。


人に対するやりとりの癖を判りたい、直したいと感じて来るかもしれません。


孤独よ、さようなら -母親離れの心理学-   著者は、国谷誠朗さんです。


この本、孤独、と母親 と出ているので、新卒社会人の方向けの親離れの本の様に見えます。
ところがさにあらず、交流分析の基本をかみ砕いて説明している良書です。

自我状態の考え方、分析から始まって、対人関係の癖の把握、心理的なゲームの分析、はたまたTAの初級以上となる人生脚本の考え方まで判りやすく書かれています。

自身の心理状態や対人関係の癖を振り返ってみる手引きになるでしょう。


では、本の主題副題は何だったのでしょう。
私が感じたのは、

 人間は一人でも無く、依存もせず、自立して協力してやってゆける。
 そして、いくつになっても心理的に親離れするのが、自立への道

といった事です。

深く考えさせられる本です。

Posted at 01:58 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
宮大工千年の知恵  2008年07月06日(日)
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私の地元山口県には、瑠璃光寺というお寺があります。

曹洞宗のお寺で、福井県の永平寺のつくりにも良く似ています。

瑠璃光寺には、国宝の建造物があります。
五重塔です。

高さはなんと31m
室町時代は、嘉吉2年(1442年)頃の建立とのことです。関ヶ原の合戦の150年くらい前のことですね。

600年程度、ずっとたち続けていることになります。

なまじコンクリートで無い方が良いのかも、と単純に思えてしまいます。

古い古い木の建造物が身近にある。
世界的にも稀なことのようです。


宮大工千年の知恵  著者は、松浦昭次さん

松浦さんは宮大工の棟梁です。
宮大工、聞き慣れないかもしれません。神社仏閣の建設に関わる大工の方です。

松浦さんは、その中でも修理や補修をする専門の宮大工です。

国宝や重要文化財を次々と手がけています。

補修と単純にいいますが、徹底的に行うときは全て分解するとのことです。


1000年も前の木造建築を解体して補修をする。

そこには、木造建築を通じた古くからの日本の知恵、そして様々な違いが見えてくるようです。

まず、測る単位が違います。
木を測る方法は規矩術と言うそうです。
規矩準縄を正す」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。

昔の規矩術と今の規矩術では違いがあるそうです。
まず、メートル法ではありません。

奈良時代と比べると、かなり退化しているような感触のようです。


まだまだ、今の建築と比べると様々な違いがあります。

綺麗に見えるように、使われているときの美しさがあるような様々な工夫もしているようです。
軒先が微妙に反り返っている「軒反り
柱と柱の間を微妙に「等間隔にしない」錯視を狙ったかの効果
などなど

人を育成する視点、日々行動に役立つ視点もあります。

昔の建造物に使う木は、木目そのままで使っていたそうです。
まっすぐな柱が必要であれば、まっすぐな木材を使う。
微妙に曲がった形が良ければ曲がった木材を使う。
木目を変に切ってしまうと「そこから歪みが出て、早く傷んでしまう」
つまり長く持たない、強靱でない建物になってしまいます。

特性を活かした、適材適所に重なります。


木と木がなじむような木組み、釘はほとんど使いません。
様々な揺れ、大きな揺れがきても、しっかりした余裕のある木組みだとびくともしないそうです。
釘を使う場合も「和釘」を使って、「ゆっくりと手で」打ち込むのが良いようです。


本質的な技術の続く姿、そして木の活かし方や1000年以上も建築物が残るほど深い工夫。

いくつも気づくことがあると思います。


ひとつ感じたことがあります。

江戸時代、明治時代などなど時代を経るに従って、伝承している技術も建築物も悪くなっているということです。

そこに現れているのは、『効率化の弊害』のように思えます。

効率化、時間を短く作業する、ことの弊害。
もしくは、本質的には何が良いのかを考えること。

が大切なのかもしれません。

日本建築について語っている薄い本です。
しかし、非常に濃い内容です。組織で活動する、身を処す千年の知恵、のようにも思えてなりません。
Posted at 19:43 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
宙の名前  2008年06月22日(日)

織姫 彦星 天の川

朝焼け 夕暮れ 宵の明星

春は曙 朝未き

十五夜お月さん お月見団子


夜空の言葉、いろいろとあります。


宙の名前  著者は、林完次さんの写真と文です。

現在は角川書店から出版されています。写真は、光琳社出版のソフトカバーのものです。


星座だけの本ではありません。

夜の宙(空 ソラ)を見上げると、星たち、宙たちが見えます。

こんな名前があったのか!
こんな名前があったよね。

少し落ち着ける本です。

Posted at 23:58 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
メタスキル  2008年06月15日(日)

ファシリテーターや会議の進行役、されたことはありますか?

話し合いなどの「」は、動き出すとどんどん変化してゆきます。

その変化は、進行役の想像を超えることもしばしばでしょう。

目的に向かうよう、目標を達成するようファシリテーターは意を砕くことも多いでしょう。


場の流れを変える。人と人を支援する。場合によって様々な行動がとれます。

進行役ではなく「参加者」として参加しているとき、「心地よい」流れや場、「居心地の悪い」場ややりとりを感じたことはないでしょうか。

あの人が進行役をすると居心地が良いな
あの人だと不安だ

こういったこともあるように思えます。

この違いはどこから来るのでしょうか


メタスキル   著者は、エイミー・ミンデルさんです。


エイミーは、プロセス指向心理学(POP)の創始者であるアーノルド・ミンデルさんの奥様です。

この本は、アーノルド・ミンデル(アーニー)をモデルとして、スキルを超えた「心理療法家・セラピストとしての『姿勢』」をまとめた秀作です。

スキルを超えたスキルを「メタスキル」と呼んでいます。
日本語の語感にすると「あり方」や「姿勢」になるように思えます。


セラピストでなくても、人に何かを伝える際、後輩にレクチャをする際、どのような心構えでいますか。
自分は知っていてできる人です。
相手にとって、自分はどのように映っているでしょうか。


この本では、POPのセラピストであるアーミーの心理療法の現場を描写し、その中に垣間見える様々なセラピストのメタスキルが解説され、メタスキルを身につけるヒントに出会うことができます。

POPを少しでも知っていた方が親しみは湧くとは思います。
しかし、教師や講師、ファシリテーター、コーチ、セラピストなど「人に対して支援・援助・教導」をしている方には特にお勧めです。
そして、上司としてリーダーとしての姿勢を顧みる参考ともなるでしょう。

興味深いことに、西洋的な心理療法なのですが、禅やタオイズムといった考え方がふんだんに出てきます。
英米の方よりも日本人の方がなじみやすいのかもしれません。

非常にお勧めの一冊です。

Posted at 23:44 | | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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プロフィール

彦田友治
パートナーの嫁さんと2人で、そして提携講師の方と人財研修、組織風土変革の会社で全国駆け回っています。 組織風土変革のサポート、ファシリテーションやコミュニケーションの研修をしています。 夫婦ともITコーディネータです!
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