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「自立とかかわり」の[場づくり][技法][人づくり]でサポートする、組織開発・人財研修の【G・Shift】(ジーシフト)のブログです!

フィンランドの教育  2007年04月27日(金)
フィンランドの学力が世界一といった話しを聞いたことはありませんか。

これは、OECDによる国際的な生徒の学習到達度調査であるPISAの2003年度の調査で、15歳児の学力を測定したところ、フィンランドの子どもの学力が世界一となったものです。

もしくは、フィンランド教育はすごい、フィンランドメソッドが良いという話題も聞かれ始めています。


さて、フィンランドの教育の中に、大人の学習そして組織開発へのヒントがあるかもしれないとも考えていました。

そこで、フィンランド教育に関する勉強会に参加してきました。


今回は、フィンランド教育の現場報告、フィンランドの音楽教育の現場からの報告、そしてフィンランドの授業で行う内容を体験といった構成です。


お話を伺い、浮かんだキーワードが尊重」「自由」「自立」「実践」「価値観です。

先生が能力を発揮できるよう教育を受け、現場で尊重されており、生徒も尊重してます。
カリキュラムの構成を始め様々な自由があり、機会の平等があります。
自立して自分で考えるよう促されます。
実践を重視した内容です。

そして何より、国づくりにおいて「教育」を大切にするという価値観があります。

高福祉国家で教育費が無料であるという要因も忘れてはなりませんが、まず教育を大切にする価値観があるという印象を受けました。


今日のフィンランドの学力を考える上で非常に象徴的な言葉を聞きました。
音楽教育のお話の中で、

よい教育制度をつくり、よいネットワークをつくり、30年待てば結果が出ます

ということでした。
う〜ん。

この見識と実行力に感動を覚えました。


さて、フィンランドは第二次世界大戦の敗戦国です。
そして、損害賠償を支払い終えた後に着手したのが、こういった理念による教育ということです。

そして、教育改革に多大な影響を与えたのが、ヘルシンキ大学のエンゲストロームという学習理論研究者です。
多少はしょりますが、エンゲストロームによる社会構成主義の考え方がフィンランドの学力を世界一にまで押し上げたのかもしれません。

唐突に『社会構成主義』という単語が出てきましたが、「人は相互の関係性で存在する」という考え方になります。
(「人は」でなく、「存在は」の方が良い表現かもしれませんが、簡略した説明ということで)


そして、ここまでくどく説明を続けたのは、社会構成主義の応用として『対話』等のコミュニケーションの分野があるからです。


ということで、大人の、そしてビジネスにおける組織開発の考え方の背景として社会構成主義を踏まえた方が良いかもしれないということになります。


フィンランドメソッドが何らかの形で使える可能性があることを示しているかもしれません。
フィンランドメソッドのコミュニケーションに関する特徴を見極めるのも良いかもしれません。

社会構成主義も取り入れて、大人も含む学習の方法にも注目してゆきます。
Posted at 18:21 | 気づいた | この記事のURL

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彦田友治
人と人・組織・コトへの「かかわり」に注目して、企業のさまざまなコミュニケーション向上の研修やビジョン共有や問題解決のワークショップなどの場づくりを、夫婦二人そして講師の皆さんと日本各地で行っています。
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