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「侍」たるもの、勝負は正々堂々、真正面から

2008年02月24日(日)
TVで時代劇を見る機会も少なくなりましたが、
キムタクや織田裕二が映画で主役を演じて、
若い世代にも時代劇が受けているようです。
また、そこで使われる堅苦しいはずの「侍(さむらい)言葉」も、
そのニュアンスが受けて、チョットした人気を呼んでいるようです。

「お主、なかなかやるな、天晴れじゃ」
こんな褒め言葉かけられたら幸せではないですか!

確定申告時期に先立つ今年1月、税務署からこんな案内が…

「申告書の送付には、郵便(郵便物、新書物)として送ってください」

郵便局が民営化されて、小包が郵便物に該当しなくなった事による
配慮のようですが、運送会社が行っている書類便などは以前から
「信書」の配達は禁止されていました。

運送会社が個人向けの集配達業務(いわゆる、宅配便)を始めて以来、
「信書」の取り扱いを巡って激しい、綱引き合戦が繰り広げられました。
ヤマト運輸が宅配便を開始して、年々取扱高が増える中で、
郵便小包のシェアを盗られた郵便局は局長名で警告を出したのです。

「宅配便では信書は送れません、挨拶状を同封することも出来ません」

強行態度にでる郵便局に対して、
ヤマト運輸は「罰せるものなら、裁判で争う」と、
真正面から勝負を挑んだのでした。
そして今、郵便局は民営化され、運送会社と同じ土俵で、
サービス内容で競争することとなったのは皮肉なものです。

そんな、ヤマト運輸が大口貨物の運送から、
個人向けの宅配便に全面的に方針変換して、
現在のように不動の地位を築けたのは、
絶え間ないサービス・アップを続けてきたからに他なりません。

初めて四角形の枠を取り払った宅配サービスである、
「スキー宅急便」や「ゴルフ宅急便」は画期的な発想で、
瞬く間にユーザーを増やしていきました。
続く「クール宅急便」は、「冷蔵と氷温」の二温度帯を推す
開発サイドの声を押し切って、「冷凍」を加えた三温度帯に挑戦したのです。
そのため専用車両の開発には、150億円を超える
開発費がかかってしまったのです。

庶民感覚では、想像も出来ない金額でありますが、
手元に資金が無い場合、上場企業ではこのような費用に充てるため、
新しく株券を発行して資金を集める「増資」を行います。
増資して集めた「お金」は、借入金の様に元本を返済する必要がありません。
借入金の利息に相当する、配当金を毎期支払わなければなりませんが、
資金の負担は比べものにならないくらい楽なものです。

上場していない企業では、「増資」の相手は現在の株主やその親族など、
ごく限られた人に限られるため、たくさんの資金を集めることは
簡単なことではありません。
そこで、開発費や設備などの先行投資は、
毎期の利益の範囲内に収める必要があります。
また、収まりきらないのであれば、銀行で借入れすることになるのですが、
その場合でも、借入金の返済額が毎期の利益の範囲に
収まるようにしないといけません。

さて、あなたの会社はいかがですか、
毎期の借入金の返済額が、利益の金額を超えていませんか

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「親」「子」の力関係が逆転すると…子供の成長は目覚しい!

2008年02月15日(金)
持ち帰り弁当の最大手である、「ほっかほっか亭」では
フランチャイズ本部と加盟店の力関係が逆転している。
加盟店の2社が本部の株式を二分して、経営方針が対立してしまい、
そのうちの1社が加盟店から離脱して、新ブランドを立ち上げる模様。
今回の騒動では、フランチャイズ本部の役割が問われている。

私が参加していた、経営計画の勉強会では、
あるスーパー銭湯のことが、度々題材となって紹介されていた。
全国に「極楽湯」というスーパー銭湯を展開する
「自然堂(じねんどう)」の創業者 喜多村将秋氏は、
百科事典の訪問販売のセールスマンを経て、
「ほっかほっか亭」の加盟店の参加をきっかけに、
フランチャイズ事業に深くかかわっていくことになります。

まだ、関西に店舗が無い時に、一号店として「ほっかほっか亭」の
加盟店に参加します。

「お弁当をテイクアウトすることなど考えられない」

加えて「ほっかほっか亭」の知名度も、
無いに等しい頃であったので、赤字の月が続きます。
このままでは潰れてしまうと思い、周辺の会社にメニューを配り、
注文を取り、配達までするという苦労を重ねます。

全国に加盟店が増えるにつれ、「持ち帰り弁当」も大衆に受け入れられ、
本部の宣伝活動の効果もあり、徐々に売上が上向くようになってきます。
そして、3年後には12店を構えるようになるのです。

その後、レンタルビデオの経営に乗り出し、
そのことがきっかけで、増田宗昭氏と出会い、
共同出資で「TSUTAYA」を設立することになります。
ここでは、喜多尾氏は加盟店の開拓や指導を担当することとなり、
本部の責任者という立場で、フランチャイズ事業に経験を積むことになります。
「TSUTAYA」を退職した後、
役員を務めるある協会の総会に出席した帰りに目にした光景。

「真っ昼間というのに、銭湯の前の駐車場には、車が一杯」

聞くと、そのお風呂屋さんは、カラオケボックスも経営していて、
お客様はお風呂とカラオケの両方を利用しに来るということで、
とても繁盛しているのでした。

このアイデアをヒントに、手軽な料金で
健康ランド並みの多彩なお風呂が楽しめる「極楽湯」を生み出します。
綿密な市場調査を武器に、多額な設備投資の早期回収を目指す
ビジネスモデルを提案してフランチャイズ展開を進めています。

「自分でやるよりマネたほうが楽」
「良質な品物(材料)が安く仕入れられる」
「大規模な宣伝を行っていて、ブランド力がある」

フランチャイズに加盟するメリットはたくさんあります。
しかし、最初は「本部>加盟店」であったものが、
加盟店が経験を重ねるごとに、「本部<加盟店」となってしまうことは
往々にしてあることです。

フランチャイズ本部が、加盟店の拡大に奔走する余り、
本業である品物やサービスの質が落ちていき(または、質が向上せず)、
加盟店では独自で腕を磨く方がいいものが出来上がる
結果となってしまうのです。

「提供する方」と「提供される方」、
フランチャイズの本部と加盟店の関係にかかわらず、
通常の販売関係であっても同じことがいえるのではないでしょうか。
「提供する方」は絶えず、相手側が成長していくことを肝に銘じて、
質を高めていく努力を怠らないようにしないといけませんね。

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Posted by いい顧問 at 11:07  / この記事の詳細
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支払いは遅いほどいいの?儲けが詰まっていればどうする!

2008年02月08日(金)
その安さ以上に、バラエティの多さに感動してしまって、
ついつい買いすぎてしまう、100円ショップ。
しかし、原油・材料高に加えて、海外の人件費の上昇、
安全性の問題などからワン・コイン路線からの
方向転換を強いられています。

バブル時代から一転しての低価格志向、
そこに、遊び感覚を取り入れた商品を加えての品揃え。
ショッピングセンターのテナントスペースの穴埋めや、
スーパー内の売場縮小による空きスペースのピンチヒッター役として、
現在も大活躍しているのが100円ショップです。

インスタント食品や生鮮食品売場も併設しているお店では、
日常の買い物はすべて100円で済ませてしまえるのではないかと
思わせるほどの充実ぶりです。

そんな、100円ショップの代表格、ダイソーの創業者 矢野 博丈氏は、
現金仕入による、廉価販売からスタートして、
現在の会社の基礎を作り上げたのです。

最初に始めた事業に失敗して、その後セールスマン、古紙回収など、
仕事を転々とした後、雑貨の移動販売、いわゆる「バッタ屋」を始めます。

スーパーの店頭や催事場、公民館などを1週間ごとトラックで回り、
倒産した会社や資金繰りの苦しくなった会社から買い取った商品を、
ディスカウント価格で売りさばいていく商売です。
現金仕入であるため、商品は安く仕入れるのですが、
品出しから、陳列、精算まで、全て一人でこなさなくてはならないのでした。

その後、均一価格で商品を販売する商売をはじめ、
事業の規模を大きくしていきます。
しかし、「催事場が汚くなる」という理由から、
主な納入先であった大手スーパーから取引を断られることになります。

どうしたらいいかと、思いあぐねた末に考え付いたのが、
スーパーに出入りするお客に来てもらえる場所に、
催事場の代わりとなる店舗を作ることだったのです。
これが今日の100円ショップの始まりとなったのです。

いわゆる「バッタ屋」の特徴は、現金支払いをすることで、
安く品物を仕入れることです。
どうして現金支払いであると安く仕入れられるのでしょう。

経営に行き詰った会社や経営が上手く行っていない会社は、
今日、明日のお金を必要としています。
たとえ、その売値が商品の仕入れた価格の何分の一になろうとも、
とりあえずのお金が欲しいのです。

売れ行き不振の商品や大量の返品を受けた商品は、
その商品を次に買ってくれる会社を探すことはとても難しくなります。
返品無しで買ってくれる会社があれば、「廃棄するより、マシ」とばかりに、
価格のことは、二の次で売ってしまいたくなるのです。

このように、商売が上手く行っていないところがあるからこそ、
現金仕入というメリットが生きてきます。
そこには、掛であれば、仕入れてから1ヶ月以上遅く支払えばいいはずの
仕入代金を、仕入と同時に現金で支払っても有り余るほどの、
儲けが隠されているのです。

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Posted by いい顧問 at 10:18  / この記事の詳細
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キャラクターは「いつまでも」「どこまでも」

2008年02月01日(金)
ごまたまご、東京ばな奈、などなど
美味しいものが多くて、東京のお土産物には事欠きませんね。

ところで、アキバやお台場では
チョット変わったお土産が登場しています。
ブラックジャックや水木しげるの妖怪キャラクター、
天文豆知識などを印刷したトイレットペーパーが
観光客の人気を集めているというのです。

今やキャラクターは世の中にあふれかえっていますが、
ミッキーマウスほど広く愛されている
キャラクターはないのではないでしょうか。
そのお陰か、浦安の東京ディズニーランド(リゾート)の
勢いも衰えることを知らず、
国内のテーマパークでは圧倒的な人気を誇っています。

そのミッキーマウスの生みの親、ウォルト・ディズニーは
キャラクターには寿命がないこと、
登場する場面を選ばないことを、
その後のクリエイター達に教えてくれたのです。

イラストレーターとして広告会社に勤めていたディズニーは、
アニメーションに興味を持ち、技術の基礎をそこで学びました。
自ら会社を作り、アニメ映画の製作に取り組みますが、
自分のアイデアを買ってくれるところを探し歩く日が続きます。

最初のヒット作は、ウサギをキャラクターにしたアニメでしたが、
キャラクターの所有権を持つことが出来ず、
資金的に苦しい状態が続くのでした。

「夜中の仕事中に、ゴミ箱に集まってくるネズミ」から
ヒントを受けたという、ミッキーマウスの映画は
大成功を収めましたが、配給会社との力関係で
制作費の割には手元にはわずかなお金しか残りませんでした。

あることがきっかけで、そんな状況は一変しました。
ミッキーマウスを大々的に宣伝を行い、
アニメの本を出版し、新聞にコマ割り漫画を載せたのです。
その後、アイスクリームのライセンス契約を皮切りに
様々な商品のライセンス契約を取り付けるようになったのです。
ライセンス料のお陰で、アニメ制作の事業はかなり潤うことになり、
経営は安定することになったのです。

アニメ映画の製作には莫大な費用がかかります。
特に作品の完成度を求めると、初回の興業収入だけでは
元を取ることが難しい事もあるのです。
それゆえ、ライセンス料は質の高いアニメを作るには
欠かせない収入となるのです。

事業を拡大するには「元手(もとで)」が不可欠です。
しかし、手持ちの資金だけでまかなえる範囲は限られています。
足りない分は、他人の力を借りることになります。
「借りたお金」は返さなくてはなりません。
利益が上がらなくても、決められた金額は
きちんと返済しなくてはなりません。

ビジネスをはじめて、規模が小さいうちは、
金融機関で3年から5年の期間で、
毎月分割返済での借入をすることが多いでしょう。
そして、順調に事業が推移して、
利益がコンスタントに上がってくるようになると、
3ヶ月ごとに更新する形の借入(当座貸し越し)が
出来るようになります。
つまり、利息だけ払っていればその期間中、
元本は返さなくて良くなるのです。

年商が10億円単位の売上を上げられるようになると、
3年から5年後に元本を一括返済する
「社債」という借入が出来るようになります。
こうなると、その間の利益の「多い、少ない」を気にすることなく、
資金計画を組めるようになるのです。

そして、売上も利益も地域のトップクラスになると、
株式公開や株式上場して「資本金」として
お金を集めることが出来るようになります。
こうして「資本金」として集めたお金は、
返済する必要がないので、自由に使うことが出来るようになります。

いかがでしょう、事業に必要な「元手」は
いろいろな方法で集められるのです。
「事業は大きくなっているけれど、
借金も同じくらい膨らんでいる」とお嘆きの経営者の方々、
元手の内容を見直しされてはいかがでしょうか。

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