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強引な経営者には、クッションになる参謀役が必要

2007年03月28日(水)
 ◎ビジネスに大事なのは、ストック(資源)の有効な活用です。
 持っているものを最大限に利用すること、
 蓄えるとき、運用するときのタイミングを逃さないこと。
 その方法は経営者のタイプによって大きく違います。
 カリスマ経営者の足跡を辿りながら、
 あなたにも役立つ経営のヒントをご紹介します。
 
       ホンダ創業者 本田宗一郎 氏
     【大将気質・どん欲型・侘びさび好み】
 
   何処でも、お目にかかりそうな経営者のタイプです。
   「自分が一番」を目指すあまり、強引になりすぎ、
   いろんな意味で波がでてきます。
   強引さのクッションになる、参謀役が必要です。
   
 ▲ 「技術力」が武器となる
 
 ホンダが教えてくれるのは、技術力です。
 「いつまでも、一人の天才の能力に頼っているわけにはいかない」
 その並外れたアイデアの持ち主に代わる能力を育てるため、
 専門分野に長けた個人のエキスパート集団となる
 研究開発部門を独立させ、60年に本田技術研究所を設立したのです。
 
 ホンダとレースは切っても切れない仲、
 特にF1は「動く実験室」としてホンダの
 技術開発には無くては成らないものだったのです。
 
 反面、年間百億円近い出費が必要な「金食い虫」だったのです。
 それゆえ、今までに何度と無くF1への参戦と撤退を繰り返してきました。
 国産自動車メーカーとしては最後発のホンダが、
 技術力を世界にアピールできる、最高の場所であるF1レース。
 ホンダにとってF1は、参戦わずか2年目で初優勝を勝ち取り、
 自動車へ進出する試金石となった特別なものでした。
 
 ▲ 「美意識」が二人をつなぐ
 
 ホンダといえば、発明家 本田宗一郎と経営者 藤沢武夫の
 二人三脚であったのは有名な話です。
 2人が出会った頃は、いつも新婚夫婦のように行動をともにして、
 議論を重ねたのです。
 様々なことを話し合い、ぶつかり合うことで、
 お互いの性格もわかりあえるようになるのです。
 
 藤沢氏は、役員それぞれの部門長としての担当をはずし、
 「取締役として何をすべきか」とテーマを与えました。
 本社にある大部屋の役員室で、役員たちは話し合いを重ねました。
 部門の長としてではなく、会社の重役としての立場で
 物事を考えるようにするためでした。
 それはベンチャー精神を維持するため、
 役員間の意見交換を活発にして意思決定を
 スピーディーに行うことが目的であったのです
 
 強引である本田氏が、藤沢氏には一目置いたのか。
 二人は「侘びさび」の分かり合える仲間だったのです。
 大の芸術好きで、音楽や文学に深く興味を持つ藤沢氏とは
 ホンダの技術を、世界一の「芸術」にすることに
 心が一致したのです。


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ビジネスは「一歩」進むのが大切!進み過ぎは禁物

2007年03月14日(水)
 ◎皆さんは日頃、腕時計をされている方ですか。
 あるアンケートによると、外出時には腕時計をせず、
 携帯電話を時計代わりにしている人は、50%近くいるそうです。
 メール、ゲーム、音楽…携帯電話の画面を眺めている時間が長いので
 わざわざ腕時計に目をやる必要も無いのかも。
 
 ▲ 時計は身近なものに
 
 ちなみに、今日はホワイトデーです。
 バレンタインの3倍返しに、ブランド物の時計をねだられている
 殿方も多いはずではないでしょうか。
 女性には自分自身を飾るアクセサリーの一つとして、
 ジュエリーやリングなどと同様、人気の高いのはブランド時計です。
 一方、男性には職人の名人芸を漂わせる、
 機械式時計がウン百万もする様なものでも人気が高いそうなのです。
 いずれも、人気があるのはヨーロッパのブランドやメーカーのものばかり。
 国産メーカーに元気はありません。
 
 同じアンケートの中で、好きな時計のブランドとして
 トップにあがるのはセイコー(SEIKO)です。
 そんなセイコーでさえ、プリンターやプロジェクターなどの
 情報機器が売上の大半を占め、
 時計の売上は全体の10%にも満たなくなっているのです。
 
 クオーツ時計の開発によって一躍世界のトップメーカーとなった
 セイコーですが、時計の開発に派生して新しい事業が実を結び、
 今やその事業が本業となっているのです。
 
 ▲ 世間より一歩先に進め。
 
 客商売である以上、雨の日はどうしても客足が鈍る。
 そんな時でも、時計店は客が少なくても、店員は時計の修理に励んでいる。
 「時計業は、大切な時間を無為に過ごさなくて良い」
 こうして、服部金太郎氏は時計の世界に足を踏み入れ、
 後に世界のセイコーとなる服部時計店を開業したのです。
 
 服部氏は無一文から出発して、堅実なビジネス・スタイルで、
 現在のセイコーグループの基礎を築いたのです。
 その中には、今でも決して色褪せしない、
 ビジネスの基本が残されています。
 
 彼は、商売を始めるときの条件を次のように言っています。
 ・少ない資本ではじめられること
 ・将来大きく伸びる見込みがあること
 ・コツコツやっていても、努力次第で発展できること
 
 同業者が仲間同士で商品を融通しあっているときには、
 外国の貿易商から仕入れを始め、同業者が貿易商と取引を始めた頃には、
 外国から直接輸入をしいました。
 そして、周りが輸入を始めたことには、すでに自分の手で時計の製造を
 開始していたのです。
 
 彼は、ビジネスは周りより一歩先に進むことが大切だと言っています。
 逆に、何歩も進みすぎることは、預言者になってしまうので
 慎まないといけないと忠告しています。

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携帯電話の戦国時代はこれからも

2007年03月07日(水)
◎皆さんは携帯電話を何年ごとに買替えられていますか。
 機種変更料だと期間が短いと割高になるため、
 新規契約して常に最新機種を持っているという携帯マニアもいるとか。
 昨年から番号ポータビリティが開始され、
 これを機会に他機種に変更された方もおられるのではないでしょうか。
 
 ▲ 携帯電話の乱戦、戦国時代は続く
 
 「ピッチ」と言う言葉も、久しく聞かなくなりましたね。
 私は今でも「ピッチ」…PHS…の愛好家(?)です。
 ウィルコムは年末に新機種が投入されるので、
 前回買換えしたのが確か昨年の今時分でした。
 その後暫くして、薄型のスマートフォンが発売されたので、
 買替えしたくて「ウズウズ」しています。
 
 そんな中、先月末から「イーモバイル…」という歌と共に、
 どこかで見たような、スマートフォン風の
 携帯電話のCMが流れてきています。
 どこから見ても、ウィルコムのスマートフォンPHSにそっくりです。
 それもそのはず、同じメーカーから発売されていました。
 こんなに似通っていてもいいのか、ウィルコムからクレームはでないのか、
 こちらが心配する程です。
 
 ドコモが半分以上のシェアを取り、AU、ソフトバンクを含めると
 ほぼ寡占状態の携帯電話、PHS市場です。
 その中に、第3世代の携帯電話で、その市場に殴りこみ(?)です。
 前回にお話した、「銀河高原ビール」と同じような、
 寡占状態の市場での挑戦を試みることになります。
 規制緩和をチャンスとして、ビジネス・ユースのユーザを
 ターゲットとして新規参入を果たそうというのです。
 
 ▲ まずは手薄なところから
 
 「携帯メール」「ミュージック・携帯」「お財布・携帯」など…
 携帯電話のユーザーは若者を中心としてほとんどがパーソナル・ユースです。
 私のような、ビジネス志向のユーザは極々少数といったところです。
 都会生活者に的を絞った、ビジネス・ユースについては、
 ウィルコムのPHSが力を注いでいるだけで、
 携帯他社は一括契約による団体割引をするのが精一杯といったところです。
 
 参入者が、圧倒的な強者の中に割り込んでいくには、
 リスクが少なく、成功確率が高い方法があります。
 それは、かつて日本が工業国としてアメリカに
 挑戦を挑んだ方法そのものなのです。
 
 ソニーがトランジスタ・ラジオでRCAやGEをさしおいて、
 アメリカの市場を手に入れたように、
 テレビ、デジタル時計、電卓、コピー機も同じ方法で、
 アメリカばかりでなく、世界の市場を手に入れるようになったのです。
 
 決して、正面きって勝負を挑むことはしません。
 相手に「挑戦者」として意識されることの無い分野を狙い、
 「邪魔者」扱いされないように心がけます。
 その分野で着実にシェアを伸ばし、
 その後で一気に「本命」に攻め込むのです。
 
 相手は「効率良く」「利益が稼げて」「プライドが保てる」
 分野に力が注がれています。
 そのスキを狙い、手薄になっている分野こそ、
 参入者が目をつけるところなのです。

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