今年の「きき酒会」は東京で…、そろそろ高級酒の出番がやってくる?
2007年02月28日(水)
◎毎年恒例の「公開きき酒会」は、今年は場所を変えて東京で…
多いときは2000人程の参加者があるものの、
主催する団体の本部がある広島県で行われているため、
業界関係者が多かったことから、
一般の人にも多く参加してもらうため東京を選んだそうです。
▲ 「地酒ブーム」の面影は何処に
ご当地名産の「地酒ブーム」
…といっても、今の人気はもっぱら焼酎の方です。
清酒のブームは10年以上も前のことで、それ以降人気は下降を続け、
ブームの頃に比べて生産量は半分近くにも落ち込んでいるとか。
その影響で老舗の酒造メーカーの倒産が多くなっています。
主なものを挙げれば、
明治5年創業の「岩手川(岩手県)」、
元文3年(1738年)創業の「千代菊(岐阜県)」、「灘酒造(兵庫県)」、
文久3年(1863年)創業の「藤井酒造(広島県)」、
安政3年(1856年)創業の「安川酒造(奈良県)」などです。
発泡酒や第3のビールなど、低価格な製品に押され、
値引きを強いられることが原因だとか…
つい最近、私の父親が好んで飲んでいた「名誉冠」を探していたところ、
見当たらないので調べたら平成17年に廃業してしまっていました。
京都の酒蔵が多く立ち並ぶ「伏見」の町並みも、
年を追うごとに減っていき、跡地にはマンションやホームセンターが
出現しまって、寂しい限りです。
「地酒ブーム」もう一つの主役であった
「地ビール」の先駆け「銀河高原ビール」も倒産してしまい、
デフレの影響は、本格派の生きる道を狭めているのでしょうか。
▲ 名経営者もオールラウンド・プレーヤーにはなれず
銀河高原ビールといえば岩手の住宅メーカー東日本ハウスの
中村功社長の肝いりで始められた事業でしたが、
地ビールブームが去って以降、何度かの経営てこ入れの甲斐もむなしく、
清算となってしまったのです。
地ビール製造の解禁後、酵母の生きた高級ビールのコンセプトで、
いち早く本格的に全国展開を目差していたのですが、
既存の酒販ルートはキリンなど大手のビールメーカーの力が強く、
新参者の参入は相当難しいと見られていました。
そのため新しい販路拡大を、中村氏が主宰していた勉強会のメンバーなどの
手を借りて行おうとする構想だったらしいのですが、
折からの不況の風に「高級ビール」志向はサイフの紐が堅くなった
ビール愛好家は、少しずつ足が遠退いていったのです。
同じくして、ビールメーカーは不況打開策として
「発泡酒」を市場に投入して売上の巻き返しを図ってきました。
高原ビールは当時390円、発泡酒の4倍近くもする価格差は
味の良さでは、埋めることはできなかったのです。
「規制の解除」と「景気の減退」、「チャンス」と「逆風」
コントロールしようがない事柄に事業をマッチングさせる。
いくら良い商品であっても、タイミングを間違うと
莫大な損失を蒙ることになります。
一方では、上場に漕ぎ着けるほど優秀な経営者であっても、
オールラウンド・プレーヤーにはなりえない。
それほど経営は難しいものだといえますね。
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多いときは2000人程の参加者があるものの、
主催する団体の本部がある広島県で行われているため、
業界関係者が多かったことから、
一般の人にも多く参加してもらうため東京を選んだそうです。
▲ 「地酒ブーム」の面影は何処に
ご当地名産の「地酒ブーム」
…といっても、今の人気はもっぱら焼酎の方です。
清酒のブームは10年以上も前のことで、それ以降人気は下降を続け、
ブームの頃に比べて生産量は半分近くにも落ち込んでいるとか。
その影響で老舗の酒造メーカーの倒産が多くなっています。
主なものを挙げれば、
明治5年創業の「岩手川(岩手県)」、
元文3年(1738年)創業の「千代菊(岐阜県)」、「灘酒造(兵庫県)」、
文久3年(1863年)創業の「藤井酒造(広島県)」、
安政3年(1856年)創業の「安川酒造(奈良県)」などです。
発泡酒や第3のビールなど、低価格な製品に押され、
値引きを強いられることが原因だとか…
つい最近、私の父親が好んで飲んでいた「名誉冠」を探していたところ、
見当たらないので調べたら平成17年に廃業してしまっていました。
京都の酒蔵が多く立ち並ぶ「伏見」の町並みも、
年を追うごとに減っていき、跡地にはマンションやホームセンターが
出現しまって、寂しい限りです。
「地酒ブーム」もう一つの主役であった
「地ビール」の先駆け「銀河高原ビール」も倒産してしまい、
デフレの影響は、本格派の生きる道を狭めているのでしょうか。
▲ 名経営者もオールラウンド・プレーヤーにはなれず
銀河高原ビールといえば岩手の住宅メーカー東日本ハウスの
中村功社長の肝いりで始められた事業でしたが、
地ビールブームが去って以降、何度かの経営てこ入れの甲斐もむなしく、
清算となってしまったのです。
地ビール製造の解禁後、酵母の生きた高級ビールのコンセプトで、
いち早く本格的に全国展開を目差していたのですが、
既存の酒販ルートはキリンなど大手のビールメーカーの力が強く、
新参者の参入は相当難しいと見られていました。
そのため新しい販路拡大を、中村氏が主宰していた勉強会のメンバーなどの
手を借りて行おうとする構想だったらしいのですが、
折からの不況の風に「高級ビール」志向はサイフの紐が堅くなった
ビール愛好家は、少しずつ足が遠退いていったのです。
同じくして、ビールメーカーは不況打開策として
「発泡酒」を市場に投入して売上の巻き返しを図ってきました。
高原ビールは当時390円、発泡酒の4倍近くもする価格差は
味の良さでは、埋めることはできなかったのです。
「規制の解除」と「景気の減退」、「チャンス」と「逆風」
コントロールしようがない事柄に事業をマッチングさせる。
いくら良い商品であっても、タイミングを間違うと
莫大な損失を蒙ることになります。
一方では、上場に漕ぎ着けるほど優秀な経営者であっても、
オールラウンド・プレーヤーにはなりえない。
それほど経営は難しいものだといえますね。
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