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一通のメール

2007年05月07日(月)
私のPCには、思いもよらないメールがたまに届くことがあります。多くは、メルマガや他のところで私の文章を見かけて、共感しましたというもの。先日も、北海道からメールを頂戴しましたが、よく見てみると私がコラムでご紹介した「ユーザーデザインラボ」という会社の部長さんからでした。偶然にも私のコラム経由で同社へのアクセスが多かったとのコトで、私に行き着いたようです。

ネット社会ですから、当然どこかで誰かに見られている可能性が高いわけですが、それでも北海道でも私の存在に行き着いてくれたということは本当に嬉しかったですね。ましてや、かなりご丁寧なお礼メールまで頂きました。もちろん、同社は北海道にあるため、直接訪問しての取材はできませんが、それでも遠方とのご縁が発生するのは非常に嬉しいもの。

ネット社会の有用性は昔から語られてきましたが、いざ見知らぬ人からメールを頂くと嬉しいものですね。もちろん、うざったいメールをたくさん頂くこともありますが。私も見知らぬ人に対しても、どこか共感できたり、是非意見を言いたいと思ったときは積極的にメールを出すようにしています。

今のところ、返信率100%です。人は、いつどこでお付き合いが発生するかもわからないため、どんなご縁も私は大事にしていきたいと思います。メールであっても、”筆まめ”というのは、意義のあることだと思います。


Posted by 鈴木 進介 at 11:27  / 仕事の風景  / この記事の詳細
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危機感と謙虚さ

2007年05月06日(日)
先日、米誌タイム最新号の「世界で最も影響力のある100人」という特集で、日本からトヨタ自動車の渡辺捷昭社長と任天堂の宮本茂専務が選出されてました。中でもトヨタの渡辺社長の選出理由として、あれだけ成功していながら常に「強い危機感」と「謙虚さ」を持ち合わせている姿勢を評価したとありました。

トヨタは、任天堂のようなクリエイティブで革新的な会社とは異なり、自動車という成熟化した伝統産業。そして日本を代表する超大手企業。こんな企業のトップが、危機感と謙虚さをこれだけ持ち合わせているのは珍しいという評価でもあるようです。私も、この姿勢には共感し、いつも襟を正す思いにかられます。

ちなみに、私のクライアントやお付き合いのある社長は、中堅・ベンチャー企業がほとんどです。しかし、慢心、油断のオンパレードであることも決して珍しくはありません。特に成功しているときほど、このような衝動にかられるようです。ところがトヨタはその逆で、上手くいっているときほど、更に危機感を強め、謙虚さを忘れないと言います。

物事が上手くいっている時が、一番危機が迫っている。これは経営に限らず、人生の原理原則でもあると私は思いますが、トヨタの姿勢からは、ビジネスにおいても人生においても本当に学ぶところが多いものです。常に危機感と謙虚さを忘れずに、ビジネスを展開する。小手先の経営のテクニックではなく、きっと、こんなところに成功の要因が潜んでいるのでしょうね。


MBAより大事なもの

2007年05月05日(土)
皆さんの会社ではリーダー育成をどのように行っていますか?大企業であれば、多くは国内外問わずMBAの取得を目的に企業派遣を行っていることでしょう。しかし、欧米のリーダー輩出企業として有名な会社は、MBAなどの学位取得の割合は減っていると言います。学術的なものよりも、コーチングや難しい課題が存在する会社での現場体験をまずは詰ませることが主流になってきているようです。

私はMBAや経営理論を勉強することに否定する気はまったくありません。ただ、一番経営やリーダーシップを身に着けるのに効果的な学習方法は、まずは実践ありきだという考え方を持っています。実践の中で、のた打ち回る。そこで経営学やMBA理論で頭を整理する。そうすれば、スっと自分の体の中に経営やリーダーシップが染み渡ってくるという考えです。

ところが、多くは即効性を求めて、経営やリーダーシップの”型”を覚えさせようとしますが、やはり机上の空論を脱しきれないわけです。私の周りにも国内外問わずMBA取得者がいますが、リーダーシップ能力や、経営センスという意味では疑問符がつく人が多いことも現実にあります。つまり足腰が弱い人が意外にも多いと。

頭ではわかっていても、即効性があるように思える経営やリーダーシップの”型”に頼ってしまうこと。これは、成果を出すのに最も遠回りの道だと私は考えています。MBAより大事なもの。もちろん、それは実践ありきです。実践の中で、のた打ち回ることで見える視界は、MBAでは見えない視界だとも私は思うのです。


損得では計れないもの

2007年05月04日(金)
日々、私は起業を目指す人の相談に乗ることが多い。その際に、もらう相談の多くは、どんなネタで起業すべきかというもの。こればかりは回答する方も実は結構難しいのです。成長市場や儲かりそうな市場の解説はできますが、起業する人に合ったネタであるかどうかは別問題だからです。ちなみに、これは起業家に限ったことではありません。

企業内における新規事業や多角化も同様です。その企業に合ったネタを選択しなければ決して成功することなどありえないからです。その人や、その企業に”合う”とは、強みが活用できるかや、当事者が本心で”したい”と思うかどうかという意味です。ある程度、強みを活用できるかどうかは、経営のテクニックなどで見出すことも可能ですが、”したい”と思うかどうかは、やはり自分の心に問いかける以外の術を持ち合わせていません。

いくつか、事業のネタを考えたとしましょう。そしたら、その次は、強みを活用できるかどうかなど、論理でそのネタの有効性を検証しましょう。しかし、最後はその事業を行うかどうかの検討を、損得ではなく「楽しいか」どうかで考えてみましょう。私は、いい事業のネタを思いついても、浮かぬ顔で事業に着手する人をたくさん見てきました。

それは、損得で事業を判断したため、心ではどこか納得がいってない証拠なのです。損得ではなく、楽しいかどうかで最後は事業も決める。ワクワクできるかどうかで事業を判断する。起業も新規事業もロジックで考える損得ではなく、心で感じる楽しさやワクワク感が私は大事だと思います。


感動を呼ぶ仕事を

2007年05月01日(火)
私のまわりには、朝から晩まで本当によく働く人間がたくさんいます。もちろん、労働時間が全てではない、生産性が全てであるとは言っても、たくさん働いている人は他人を魅了することに違いはありません。また、高い生産性で、たくさん働けば、それだけ他人の数倍の成果が上がって当然とも思えます。しかし、これだけで、本当に自分の満足の得られる成果が得られるでしょうか。

私は、それだけでは微妙だとも思います。つまり、「生産性×労働時間」で100点を取るだけでは、人を動かし、世界を動かすことは出来ないと思うのです。学生の間は100点でいい、しかし社会人になり、ビジネスマンになったら少なくとも120点を取ることを心がけなければ、社会に対しての付加価値は少ないと私は考えています。

生産性を上げてたくさん働くこと、それだけでは人の感心は呼んでも、感動は呼ばないのではないでしょうか?圧倒的にそれを追求する姿こそが、感動を呼び、人を動かし、世界を動かすものだと私は捉えています。”圧倒的”、この言葉の文字通りに頭抜けた働きをしない限り、そこそこの成果を得られるだけで、心底満足感の得られる成果は難しい。私は、成功哲学と労働の関係をそう捉えています。

感心ではなく、感動を呼ぶ仕事や働き方をしてみる。そうすれば、その先に見える世界で本当の自分に出会えるのではないかと思います。働き方と成果の関係については様々に過去も語られてきましたが、私は感動を呼ぶ働き方という言葉の響きが持つ意味は大きいのではないかと考えています。


Posted by 鈴木 進介 at 09:11  / 人生哲学  / この記事の詳細
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