事故車が大発生。

2007年10月30日(火)
僕もこの業界に入るまでは、勘違いをして使っていました『事故車』。
「事故車はイヤだな。」「この展示車、事故車じゃないですよね?」

今考えると、なんて素人丸出しな発言。

中古車で販売の際の告知義務があるのは、修復歴アリ。

(財)日本自動車査定協会、(社)日本中古自動車販売協会連合会、(社)自動車公正取引協議会などの統一基準として修復歴車と定義されているのは、9つの部位を交換したり、あるいは修復(修正・補修)したものが修復歴車となります。

つまり、修復歴車とは、車の基本骨格部位に(事故などにより)損傷が生じた車のことを指すのです。
事故等の原因を問わず修復が加えられたものは「修復歴あり」となります。修復等あった場合でも、その9つのポイント以外であれば「修復歴なし」となります。
言い換えると、事故を起こした車でも指定の部位を修復していない車は、修復歴車とはいいません。

キズを塗って直した、バンパーがちょっとへこんで直した、は板金塗装歴アリですが、修復歴車ではない。

ドアを取り替えても、修復歴車ではないのです。

(そんなことを何も知らず、事故車・事故車いうてました。)


『事故車』が大発生するのが、査定の時です。

なぜなら、業者は安く買いたいから。

車の基本骨格(フレーム)部位を交換あるいは修復した車輌は、一般的な程度の車よりも相場が割安です。

近年は修復技術が飛躍的に向上しているので、事故を起こした車でもお金をかければ、ほぼ完全に事故前の状態に戻すことができます。

ただ、見た目は分からなくてもどこかに不具合が生じることはあります。(雨漏り、エンジン・ミッションなどの押されによる振動、異音など)

そこで、『普通の状態の車』を、『事故車』ということにして安く仕入れ、『極上車』ということにして高く売れば・・・
普通に買い取って売るよりも、買取り業者は儲かるのです。


最近「冬の時代を迎えた。」といわれるクルマ業界では、この儲け方が大発生。

新車で買って綺麗に乗っていたのに「事故車ですね。」と査定を下げられた。(「なぜ?」と聞くと、「納車前に直したのでしょうねぇ。」などと、適当な事を言う。)
いたずらでキズを付けられただけなのに、事故車扱い。
などなど。

本当は修復歴車ではないので儲かる!美味すぃ〜!


でもね、こんなことをしていると、業界が衰退するよ。

だって、素人の一般消費者は、理由をつけて「事故車ですね。」と言われると、買った店に不信感を抱くでしょ!?
(「この買取り店がウソを言っている。」とは思わない。)

ほんとに修復歴隠しかもしれません。
でも、それにしてはこの手の相談が多すぎるのです。
(逆に、業者間では修復歴車の割合が3割なのに、一般市場(中古車情報誌)では1割くらいと少なすぎるのも・・・。)

困った業界です。今日もめげずに頑張ります。

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