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規制強化の商品市場について

2008年07月30日(水)
米国では商品先物市場に対する監視が厳しくなっており、7月に入ってからの特に石油市況や穀物市況の急落は、規制強化を画策する当局の思惑が影響していることは否定しがたい事実となっています。価格の下落とともに総取組が大きく減少していることが、その証明と言えるでしょうか。米商品先物取引委員会(CFTC)は、インデックス・ファンドの建玉制限等に関する報告を、最終的には9月15日までに議会に報告することになっています。

先週はCFTCがオランダのファンドが原油市場の価格操作から、100万ドルに上る不正利益を出したとして、刑事告発をした事件は記憶に新しいところです。29日はCFTC主催の農産物に関する諮問委員会でチルトン理事は「インデック・スファンドの資金引き上げを招くような投機規制は望ましくない」との認識を示すと同時に、「投機資金が農産物先物市場に与える影響については懸念を示している」というCFTCの立場の難しさを露呈したかたちになっています。

チルトン委員はCFTCの立場からは独立した調査委員会の設置を提案しており、市場の活況を目的にした委員会と、一方では市場の透明性と正当性が問われる難しい選択を迫られる状況となっています。いずれにしろ穀物や原油の市場からは、いずれ訪れるであろう当局の規制を前に既に相当部分のファンドの撤退が始まっており、規制開始に備える動きとなっています。ネガティブな見方をすると今年のピーク時の取組高は今後望みようもなく、相場の流れも上昇を阻害されるとの考え方があります。

しかし、本来の市場は個々の商品のファンダメンタルを反映するものであって、取組高や人気の若干の後退があったとしても、強い銘柄は強く、弱い銘柄は弱いことが原則、変動幅のボラティリティは若干小さくなるものの、ファンダメンタルを写すことに変化ないものと考えられます。もちろん、その上で取組高が増加して、人気がつけば尚いいということでしょう。


Posted by トピック at 17:06  / この記事の詳細
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場中より

2008年07月30日(水)
日経平均はNY高を受けて150円余り確り、円安も輸出企業の業績アップの予想につながり追い風となっています。NY市場ではメリル・リンチ証券の9,000億円の損失処理と同時に増資の動きが好感されているようです。債務担保証券ではもうひとつの保有大手シティが追随するのか注目というのが、今朝の報道内容です。

一方でケース・シラー住宅価格指数は、前年の平均からほぼ2割に近い下げとなっており、サブプライムに始まった金融危機は、住宅価格の下げとまりを見ないことには収束に向かうとは言えない情勢となっています。今日発表された消費者信頼感指数は、事前予想より良かったとはいえお世辞にも褒められた内容ではないことから、米国の経済情勢は一層深刻なものと考えられます。

それとは逆行するように、ドルがここのところ堅調推移しています。3月のベア・スターンズ救済に始まり、洞爺湖サミット前後の“口先介入”、住宅公社2社の公的資金導入法案の通過と、金融当局の迅速な対応を評価する面も出ています。また、景気後退の可能性が米国のみならず、日欧や新興国経済にも波及する動きとなっており、ドルばかりでなく、円やユーロ・中国元・インド・ルピアと米ドルに限らず通貨への信任そのものが揺らぐ情勢となっています。

ドルの堅調についてはいよいよ米国本国の景気後退が鮮明となると、グローバル企業が外貨をドルに換えて本国送金するから、米景気後退は逆にドル高要因とする見方もあります。既にそうゆう動きが現実に起き始めているのかも知れません。ちなみにドル円相場の転換点は6/16の108円57銭の水準、ここを抜けると110円台の円安進行の可能性も出てきます。

金は原油が7/11の最高値147.85ドルから本日の安値120.42ドルまで、値幅で26.85ドル率にして18.2%の強烈な下げに見舞われているものの、直近の高値7/15の989.6ドルから8%前後下の水準でもみ合っていているのが現状で、原油の影響力は限定的なものとなっています。しかし、ドル相場の強弱に振り回される状況から脱出することもできず、3/17の最高値1,014ドルを上に抜けるには未だ時間を要するものと思われます。


Posted by トピック at 14:11  / この記事の詳細
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朝一番情報

2008年07月30日(水)
おはようございます。

【金融・為替】
ドル円相場は108円10銭台に前日からは60銭強の円安・ドル高で推移、ユーロ・ドルは1.558ドルにドルが強含んでいます。ダウは急反騰しており266ドル高の1万1,397ドルに上昇、消費者信頼感指数が事前予想に反して上昇したことや、メリル・リンチの9000億円の損失計上を急ぐと同時に、増資のめどをつけたことを好感され株とドルが反発する状況となっています。

* 7月の米消費者信頼感指数:51.9(事前予想は50.0)
* ケースシラー住宅価格指数:前年同月比−15.8%(同−1.0%)

【石油市況】
原油は急反落122.19ドル(−2.54)、消費者信頼感指数の好転を材料にドルの買戻しが入ったことを嫌気する動き、ナイジェリアの供給問題の浮上より、景気後退による需要減退を見込んだファンドの売り思考の前に上値の重い展開を余儀なくされています。

【貴金属市況】
金は原油安・ドル高に目先抗しきれずに反落920ドルを割り込む軟調推移、英ETCは金のロングが前週比3000万ドル増加し10億ドルを超えるポジションに膨らんだことと、原油ショートが若干減少したものの、未だ2億1,600万ドルのショートと、ダウ・ジョーンズから報道されています。

【穀物市況】
コモディティ全般に特に工業品関連がドル高も手伝い軟調推移を余儀なくされるなか、コーン・大豆は前日の夜間比では反発する状況、コーヒーや砂糖といった食料品関連が反発を見せています。コーンは最近の下げによって日本向けの大口成約が発表されたことや、当業者の買い物からの反発となっています。また、産地に週末気温の上昇予報が出されたことから上昇に弾みがついたものと思われます。大豆もコーンの反発から安値より30セント前後の反発を見せています。


Posted by トピック at 07:17  / この記事の詳細
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