大引け雑感
2007年11月21日(水)
今日も一日お疲れ様でした。
円相場が109円を割り込んだことから、後場の市況は円高に押される展開となっています。円高を嫌気して株安につながっているのか、株安を嫌気して円に買戻しが入るのか、「コロンブスの卵」の議論のようになりますが、個人的には株の動きが主導しているものと考えています。今日の円高材料は甘利経済産業大臣の「110円の円相場は適切」と発言したことから、投機筋の縁買いが入り、円の高値を試す展開となりました。昨年5月の109円を抜けたために、チャート上は105円の方向に向かうと考えております。
金はユーロ・ドルが1.485ドルに突入したことから、朝からスポットも800ドル超えで推移、前日比20ドル高から円建て相場も60円前後高寄りとなりましたが、後場から円高に押されています。明日のニューヨーク金の10ドル高を先取りした動きとなっていますが、ドル建ての足の軽さは取組の減少(56万3千枚→51万1千枚)が鮮明となったことも起因しているものと考えられます。ピークから5万枚余りの減少は重量換算で160d前後となり、投機筋の買い越しは11/13の590dからは大きく減少しているものと思われます。
金が高値からだれたものの、プラスを維持したことに比較し、白金は先物3本がマイナスに沈んでいます。為替1円で金は25円の変動要因となることと比べると、白金は47円と大きくこのあたりがマイナス圏への落ち込みとなっているようです。しかしながら、本日の当先のサヤですが、当月5,155円、先物4,985円と実に170円幅の逆鞘となっております。金が金利情勢を映し順サヤ25円前後が恒常化していることと同様に、白金は慢性的な逆サヤとなっており、「持久戦ではサヤ出世を狙う買い方に非常に有利」に働くことになります。170円のサヤはドル建て相場に置き換えると実に48j幅となり、売り方には長期戦で不利に働くことがお分かりいただけるものと思います。
白金が年平均100前後の逆サヤを形成することと同様に、年間を通して常時順サヤ幅の大きなものとしてアラビカコーヒーがあります。「年間3,000円〜5,000円の順サヤが恒常化」しており、白金とは逆に売り方優位がお分かりいただけるものと思います。因みに3,000円の順サヤ幅はNYコーヒーの値動きに直すと、18k幅にもなりひと相場の値幅です。単価19,000円とすると1年先物は15%割高となっており、この時節年利15%などどこを探してもないと思います。年中白金の先物買いとコーヒー先物売りのストラドルを組むとどんな結果となっているのか、是非検証していただきたいものです。
さて先週土曜に当「本日のトピック」では、TOCOMスクエアにてセミナーを行ったことは先刻お伝えしておりますが、本日産業新聞社の「日刊・商品投資特報」1面の右半分に写真入りで大きく載せていただきました。セミナー内容も詳細に取り上げていただき、編集局の川久保さんお世話になりありがとうございました。この場を借りて高田共々御礼申し上げます。
今週は金曜が休みですから変則的な週となります。従って明日は「レポート」送信となります。波乱の相場展開のなかで方向性を示唆できる内容にできれば幸いです。NYも22日休みで金曜は短縮立会いから事実上は4連休と考えられ、ファンド勢の決算がらみの清算も今夜が実質上最終日とも考えられます。来週からはジングルベルが鳴り響くそうな。年内の残りを大切にしたいものです。
「最前線レポート」はこちら
円相場が109円を割り込んだことから、後場の市況は円高に押される展開となっています。円高を嫌気して株安につながっているのか、株安を嫌気して円に買戻しが入るのか、「コロンブスの卵」の議論のようになりますが、個人的には株の動きが主導しているものと考えています。今日の円高材料は甘利経済産業大臣の「110円の円相場は適切」と発言したことから、投機筋の縁買いが入り、円の高値を試す展開となりました。昨年5月の109円を抜けたために、チャート上は105円の方向に向かうと考えております。
金はユーロ・ドルが1.485ドルに突入したことから、朝からスポットも800ドル超えで推移、前日比20ドル高から円建て相場も60円前後高寄りとなりましたが、後場から円高に押されています。明日のニューヨーク金の10ドル高を先取りした動きとなっていますが、ドル建ての足の軽さは取組の減少(56万3千枚→51万1千枚)が鮮明となったことも起因しているものと考えられます。ピークから5万枚余りの減少は重量換算で160d前後となり、投機筋の買い越しは11/13の590dからは大きく減少しているものと思われます。
金が高値からだれたものの、プラスを維持したことに比較し、白金は先物3本がマイナスに沈んでいます。為替1円で金は25円の変動要因となることと比べると、白金は47円と大きくこのあたりがマイナス圏への落ち込みとなっているようです。しかしながら、本日の当先のサヤですが、当月5,155円、先物4,985円と実に170円幅の逆鞘となっております。金が金利情勢を映し順サヤ25円前後が恒常化していることと同様に、白金は慢性的な逆サヤとなっており、「持久戦ではサヤ出世を狙う買い方に非常に有利」に働くことになります。170円のサヤはドル建て相場に置き換えると実に48j幅となり、売り方には長期戦で不利に働くことがお分かりいただけるものと思います。
白金が年平均100前後の逆サヤを形成することと同様に、年間を通して常時順サヤ幅の大きなものとしてアラビカコーヒーがあります。「年間3,000円〜5,000円の順サヤが恒常化」しており、白金とは逆に売り方優位がお分かりいただけるものと思います。因みに3,000円の順サヤ幅はNYコーヒーの値動きに直すと、18k幅にもなりひと相場の値幅です。単価19,000円とすると1年先物は15%割高となっており、この時節年利15%などどこを探してもないと思います。年中白金の先物買いとコーヒー先物売りのストラドルを組むとどんな結果となっているのか、是非検証していただきたいものです。
さて先週土曜に当「本日のトピック」では、TOCOMスクエアにてセミナーを行ったことは先刻お伝えしておりますが、本日産業新聞社の「日刊・商品投資特報」1面の右半分に写真入りで大きく載せていただきました。セミナー内容も詳細に取り上げていただき、編集局の川久保さんお世話になりありがとうございました。この場を借りて高田共々御礼申し上げます。
今週は金曜が休みですから変則的な週となります。従って明日は「レポート」送信となります。波乱の相場展開のなかで方向性を示唆できる内容にできれば幸いです。NYも22日休みで金曜は短縮立会いから事実上は4連休と考えられ、ファンド勢の決算がらみの清算も今夜が実質上最終日とも考えられます。来週からはジングルベルが鳴り響くそうな。年内の残りを大切にしたいものです。
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