大引け雑感
2007年11月09日(金)
今日も一日お疲れ様でした。
前日のバーナンキ議長の議会証言を巡り、思惑が交錯しているような、神経質な展開となっています。景気の後退は第4四半期に止まらず、来春まで長引くと指摘しており、見通しを前回より一段と弱いものとしております。一方でインフレが進みその典型として原油が100jに迫っている現状を、景気後退と同時に危惧するとしており、「インフレ対応も重要視」する姿勢とも考えられます。
今後の景気指標や株価、或いは企業業績にもよりますが、最終的に12月11日に開かれる次回FOMCでの金利政策を巡り、相場展開も微妙に変化するものと思われます。少なくとも利下げの可能性について、今回の証言から推測するとトーンダウンは否めないようにい思われます。
NY市場の金や原油がここ数日850jと100jを上値抵抗にしていることも、このあたりの要因から投機筋の行き足を鈍らせていることも推測されます。また、彼らにとってこの11月という月は、ただの12分の1年ではなく、ファンドの投資家に益出しし還元する重要な月でもあって、それだけに強気方針を維持するのか、一部益出しに動くのか思案の最中というところでしょうか。
米国ではFRBは短期市場に昨日も3兆7,000億円の資金供給をしており、8月にサブプライム・ローン問題が発覚して、既に資金供給の総額は20兆円を超えたものと見られます。今週はGMの4兆円を上回る巨額損失計上、ベア・スターンズの4,000億円強の損失が計上されており、先週のシティや先々週のメリルに続いて業績悪化が金融市場を揺るがせております。
米国では既に金融の「貸し渋り」が始まっており、優良企業や富裕層への資金貸し出しも滞りがちと伝えられています。貸し渋りが顕在化すると、企業の投資意欲の減退から雇用にも悪影響が広がることとなり、個人においては消費減退へとつながり、米経済に悪影響を及ぼすことが懸念され、FRBは大量の紙幣を刷ることになります。米ドルの「大安売り」となりつつあり、インフレ助長となっています。その間隙を縫って立ち回っているのが他ならぬ投機筋であって、金や原油でしこたま懐を潤そうしている流れのようです。
どうもこのところの商品市場は、金融がらみの動向に左右されることが多く、商品個々のファンダメンタルとは別の要因で動くことから、私個人も最近はブログ上での各商品のコメントを控えるようにしております。「地に足の着いた相場展開」がいつ訪れるのか、ファンダメンタルに基づく分析はいつのなのか、そんなことは永遠に訪れないのか、相場の道は険しいですね。個々の銘柄分析はレポートにて出しております。宜しければご請求ください。
それでは皆さん良い週末をお過ごしください!
前日のバーナンキ議長の議会証言を巡り、思惑が交錯しているような、神経質な展開となっています。景気の後退は第4四半期に止まらず、来春まで長引くと指摘しており、見通しを前回より一段と弱いものとしております。一方でインフレが進みその典型として原油が100jに迫っている現状を、景気後退と同時に危惧するとしており、「インフレ対応も重要視」する姿勢とも考えられます。
今後の景気指標や株価、或いは企業業績にもよりますが、最終的に12月11日に開かれる次回FOMCでの金利政策を巡り、相場展開も微妙に変化するものと思われます。少なくとも利下げの可能性について、今回の証言から推測するとトーンダウンは否めないようにい思われます。
NY市場の金や原油がここ数日850jと100jを上値抵抗にしていることも、このあたりの要因から投機筋の行き足を鈍らせていることも推測されます。また、彼らにとってこの11月という月は、ただの12分の1年ではなく、ファンドの投資家に益出しし還元する重要な月でもあって、それだけに強気方針を維持するのか、一部益出しに動くのか思案の最中というところでしょうか。
米国ではFRBは短期市場に昨日も3兆7,000億円の資金供給をしており、8月にサブプライム・ローン問題が発覚して、既に資金供給の総額は20兆円を超えたものと見られます。今週はGMの4兆円を上回る巨額損失計上、ベア・スターンズの4,000億円強の損失が計上されており、先週のシティや先々週のメリルに続いて業績悪化が金融市場を揺るがせております。
米国では既に金融の「貸し渋り」が始まっており、優良企業や富裕層への資金貸し出しも滞りがちと伝えられています。貸し渋りが顕在化すると、企業の投資意欲の減退から雇用にも悪影響が広がることとなり、個人においては消費減退へとつながり、米経済に悪影響を及ぼすことが懸念され、FRBは大量の紙幣を刷ることになります。米ドルの「大安売り」となりつつあり、インフレ助長となっています。その間隙を縫って立ち回っているのが他ならぬ投機筋であって、金や原油でしこたま懐を潤そうしている流れのようです。
どうもこのところの商品市場は、金融がらみの動向に左右されることが多く、商品個々のファンダメンタルとは別の要因で動くことから、私個人も最近はブログ上での各商品のコメントを控えるようにしております。「地に足の着いた相場展開」がいつ訪れるのか、ファンダメンタルに基づく分析はいつのなのか、そんなことは永遠に訪れないのか、相場の道は険しいですね。個々の銘柄分析はレポートにて出しております。宜しければご請求ください。
それでは皆さん良い週末をお過ごしください!


