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朝一番情報

2012年05月11日(金)
おはようございます。

ロンドン五輪に向けてギリシャのオリンピアで昨日彩火式が行われて、ここから”聖火”のリレーが引き継がれてロンドンに続きます。ギリシャでは現在連立に向けた最後の交渉が行われていますが、今だ連立の目処が立たない厳しい事態となっています。国民の80%はユーロに残る意思を示すデータがあるものの、投票率の低い選挙では緊縮反対の票が伸びたことが連立を難しくしています。万一ユーロ離脱となれば、6月からの公務員給与や年金支給が滞ることになります。彩火式の女神ヴィーナスの衣装のような美しい女性も公務員だろうか?いらぬ心配をしてしまいます。

【金融・為替】
ドル円は一時80円大台に反発(円は反落)したものの、再び79円90銭近辺で推移しています。ユーロは1.3ドルの大台に接近したもののその後息切れして、現在は1.293ドル近辺で推移しています。今回のギリシャの総選挙の第1党であるベニゼロス党首(あの太っちょの元財務相)が連立に向けた最後の交渉を12日まで三日間行い、ギリシャンの今後の行方を託されたもので市場も氏の交渉努力に期待していますが果たしてどうなるのか、この週末最大の注目となります。年金や給与支払いがストップする事態は誰しも避けたいのが本音でしょうし、今回の選挙は「緊縮反対の御旗の下」行われたことに、国民感情は一時に流されたことを後悔する事態に至らないことを願うばかりです。ダウは19ドル高の1万2855ドルに小反発、10年債の利回りは1.884%にやや上昇をみせています。

【石油市況】
原由はWTIは97.08ドル(+0.27)に小反発、ブレントは112.73ドル(−0.47)とまちまちな動きとなっています。欧州ではフランスの新しい大統領とメルケル独首相の来週15日の会談や、ギリシャの連立に向けた最終的な交渉に注目が集まっていて、欧州債務危機の行方が焦点となっています。

【貴金属市況】
金は1595.5ドル(+1.3)と小反発に転じています。取組高はこの二日間で8500枚前後増加していて、軟派の新規売りが1600ドル割れを演出していることが想像に難くない状況です。アジアでは実需の買いはこの水準では好調を維持しており、アジア買いvsファンド売りの典型的な構図となっています。因みにここ数年間はアジアの連戦連勝となっていますが、今回の勝敗も注目に値するものとなりそうです。

【穀物市況】
米農務省の受給報告からコーンは在庫率が前回の6.3%〜6.7%に上方修正され、反対に大豆は8.2%〜6.8%に下方修正されています。本日は相場動向もこれに大きく左右され、コーンが大幅に続落し、大豆が急反発する典型的な反応をみせています。


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朝一番情報

2012年05月10日(木)
おはようございます

それにしても昨日夕方にあったゲリラ豪雨、真夏の夕立ならいざしらず、以前にはなかったこと、竜巻なんぞはアメリカだけの名物だと思っていました。異常気象・地球温暖化・都市熱といったものが複雑に絡んだ結晶のようなものなのだろうか?そんななか筑波では犬小屋ごと吹き飛ばされた家主(犬)が二日ぶりに飼い主の元に帰ったようで、一服の清涼剤のような話題を提供してくれました。人も動物も受難の時期ですが、自然の猛威に立ち向かう生物の姿は美しいですね。(なんだか筆者らしからぬ文章!?)

【金融・為替】
さて、ドル円は一時2月下旬以来の79円43銭まで円高が進行して、現在は79円65銭近辺に円はジリジリと上昇を続けています。ユーロは対ドルで1月下旬以来の1.291ドルに下落して現在は1.292ドルと、こちらはジリジリと下落しています。リスク回避ムードから通貨では米ドルと円が資金回避のよりどころに、債券では日・米・独の長期債利回りがそれぞれ0.8%・1.83%・1.4%台に上昇しています。ギリシャの政局混乱は続き再選挙の可能性が指摘されていますが、本日予定されている融資52億ユーロは無事に履行される見通しです。スペインでは大手行向けに公的資金注入が行われる見通しで、スペイン国債の利回りは6%台に再び上昇しています。フランスは新大統領オランド氏の動きと、EUの緊縮一辺倒から景気配慮の財政政策に注目が集まり出しています。緊縮と景気刺激のバランス感覚が重要視されていて、市場は緊縮財政がなおざりにされることを懸念しています。ダウは一時190ドル安に大幅に続落後に反発し、引けには多少戻して97ドル安の1万2835ドルとなっています。

【石油市況】
ETIは96.81ドル(−0.20)と小幅に続落、一方のブレントは113.20ドル(+0.47)に小戻ししています。欧州債務危機が引き続き懸念要因、株安やドルの対ユーロでの上昇も嫌気する要因となっています。

【貴金属市況】
金は1594.2ドル(−10.3)に続落しており、一時1578.5ドルと昨年12月中旬以来の安値も示現しています。欧州の債務問題やドル高傾向が続くことからのリスクオフの売り物に押される構図ですが、前日に急落したコメックスでは取組残が4,000枚近く増加していているのは、手仕舞い売りではなく新規売り背景と思われ弱気の台頭を意味します。いわゆる上昇時のもえぐさとなる可能性もあり、注意喚起!というところでしょう。

【穀物市況】
穀物市況は大豆・コーン・小麦3銘柄ともに大幅に下落、昨日まではリスク回避ムードの他市場への追随は限定的でしたが、本日は軒並みリスク回避の波にさらわれる展開を強いられたようです。原油や貴金属・株価と比較すると比較的価格帯は上位に位置していていることから、穀物市場にも比較的益出しによる売り物が見られたようです。


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朝一番情報

2012年05月09日(水)
おはようございます

【金融・為替】
ドル円は79円85銭と介入警戒もあり小動きに推移、ユーロ円は103円80銭に続伸しています。ドル・ユーロは一時1.288ドルに下落したのち現在1.300ドルを挟む水準で推移しています。ギリシャの政局の混迷から再びデフォルト懸念が台頭して、リスクオフ・モードが広く金融市場に広がる動きとなっています。フランスの新しい大統領となったオランド氏の意向を受けて、EUも緊縮一辺倒から成長重視に微妙に軸足を移す動きがあり、EUファンロンバイ大統領は23日に「臨時EU首脳会議」を招集しています。どんな成長戦略合意となるのか注目されます。また、米雇用情勢の後退や欧州の債務危機から金融市場の動揺が見られるなか、明日のバーナンキ議長の講演内容も注目されます。ダウは序盤に190ドル安に沈むも、その後は反発して引けは76ドル安の1万2932ドルとなっています。10年債の利回りは1.843%に低下しています。

【石油市況】
原由は序盤に欧州不安からのドル高や株安を受けて続落、一時95.52ドルまで大幅下落したものの、こちらも幾分反発して97.01ドル(−0.93)に戻しています。ブレントは112.73ドル(−0.43)とこちらも続落しています。

【貴金属市況】
金も序盤は広くリスクオフの動きに売り込まれ、一時1639.5ドルに叩かれその後は幾分戻して1604.5ドルと辛うじて大台に乗せて引けています。推定出来高は23万枚と久し振りの大商いで、ロングポジションがある程度振るわれたことが推測されます。RSIはニューヨークが35ポイント、東京30ポイントと売られすぎのゾーンに入っています。目先は1600ドルの大台を固めることに、時間を費やす展開と見られます。

【穀物市況】
穀物市場はこのところの大豆急伸からコーンに割安感も出ていて、本日はコーンが小確りして大豆は大幅続落となっています。これまでの穀物の裁定はコーン売りvs大豆買いですが、今後は価格帯や比価によって微妙に変化を見せるのかも知れません。


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ギリシャ不安からリスクオフ

2012年05月09日(水)
こんばんは、久しぶりに深夜便です。

Nyダウは170ドル安・原油86ドル・金1600ドルといずれもリスク商品が急落しており、通貨ではユーロが再び1.3ドル割れ(ユーロ円103円台)とギリシャの選挙後の混迷を写しています。

ギリシャでは与党大敗後の連立組閣が難航していて、このままいくと法律で再選挙が行われる見通しが強まる見方が出していて、政治の混迷から政権の空白期間がでてくる可能性が浮上してます。

緊縮の不人気政策に国民がノーを突きつけるもので、ユーロ・ECB・IMFの支援体制の先行きも懸念される状況となっています。もちろんそれに加えて仏オランド新大統領の動きも不透明なことからリスクオンの動きにつながっているようです。

ギリシャではユーロ加盟以前からも住宅ローンを低金利のユーロ建てで組む動きが広がったようで、万一ユーロ離脱から旧通貨ドラクマに戻るようなことになれば、通貨急落からローンを組んでいる人は数倍のローン支払いに追われることから、離脱は国家ばかりでなく個人の破綻にもつながる危機になります。

ユーロに踏みとどまると望む実態と、押しつけの緊縮財政からの困窮とのせめぎあい、政治家も明確な答えを持たない状況から、世論受けのいい野党の勝利が連立をむつかしくしています。

金もリスクオフの流れにさらされて一時1600ドルを割り込み、現在は再び大台に戻しています。先物市場では「安全資産」としての買いがなかなか戻らないものの、中国の香港経由の3月の金塊輸入は63トンに急増、人民銀行の購入を指摘する見方もありますが、それが個人であっても中国の金需要の旺盛さが下値を支える構図は当面続くものと推測されます。



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朝一番情報

2012年05月08日(火)
おはようございます


連休中の二大イベントを終了(米雇用統計・仏、ギリシャ選)して、どちらも経済・政治の不透明さが浮きだつものとなりましたが、一先ず市場は緊張を保ちながらも辛うじて平成を装っているようです。オランド新大統領の独やユーロ・IMFとの協調性や、ギリシャの連立過半数割れから再連立交渉の成り行きが注目されます。

【金融・為替】
ドル円は79円90銭近辺で推移、ユーロは1.305ドルと共に静か、ダウは29ドル安の1万3008ドル(−29)と小幅に続落、10年債の利回りは1.875%にさらに低下しています。ユーロ圏の政治による欧州債務危機の行方と、米国の景気回復度合いによる今後の金融政策、中国では週後半の経済指標による追加緩和のあるやなしやが注目を集めることになります。

【石油市況】
原由は97.94(−0.55)に続落、ブレントも113.16ドル(−0.02)と同様の動きで、米雇用の後退と、欧州の債務危機の再燃懸念が上値を重くさせています。

【貴金属市況】
金も続落1639.1ドル(−6.1)ながら依然としてレンジ内の保ち合いといったところでしょうか。インドが金宝飾品に対する物品税の廃止を決定したことはいくぶん好感出来る要因(但し輸入税2〜4%引き上げは堅持)、世界的に金融緩和方向が継続されていることや、NY先物市場のファンドのロングが小さいことからの売り攻勢も限定的なことが、現状の金の下支え要因とみられます。

【穀物市況】
穀物市況は欧州の金融不安が再燃していることや、株価の世界的下落傾向が益出しの売り物を誘う展開となっています。また、週末からの降雨を恵みの雨と評価する売り物もあるようです。


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欧州選挙では緊縮策の不人気露呈

2012年05月07日(月)
おはようございます。連休は楽しく過ごせましたか、勿論仕事の方もいますが、終わって見れば早いもので、今日からまた気を引き締めてまいりましょう。

注目のフランス大統領選挙は予想通りオランド氏の勝利となり、ギリシャでも二大政党が惨敗して、双方共に不人気政策である緊縮財政策による敗北となりました。オランド氏は公約に緊縮財政策の見直しを上げていて、今後景気浮揚策を模索することになりますが、独メルケル政権の反応と協調が注目され、メルコジ〜メルランドなる緊密を保てるのかも課題となります。

市場では緊縮策の後退と受け止めこの時間帯はユーロが下落、1.308ドル→1.302ドルに、対円でも104.5円→103.9円でいずれもユーロが全面安様相となっています。但しユーロ圏経済の立て直しには米国やIMFが緊縮頼みに以前から警報を発しており、緊縮+景気浮揚の議論が今後展開する可能性が出ることから、ユーロ圏に対する財政不安の手段の払拭として景気刺激策も論じられることから、一様にユーロ崩壊の方向に進むとも言い切れず、受け取り方によってユーロ圏財政と経済の立て直しの可能性に期待する意味合いでは、全否定とは言い切れないようです。

さて、米雇用統計も欧州の選挙も終えて二大イベントを織り込む週となりますが、今週は雇用統計の結果を受けたバーナンキ議長の10日の講演が注目されます。追加の緩和策に向けた地ならし的な発言に言及するのか?また、11日に発表される中国の4月の消費者物価も金融緩和策に踏み切れる数値(3.5%)となるのかも注目です。

日本の商品市場も保ち合い長く、大きなイベントも織り込み、GWも終えて投資家もむずむずしている状況から、そろりそろりとポジション取りを進める環境が整いつつあるようです。


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雇用統計は期待はずれに

2012年05月05日(土)
おはようございます

注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが、11万5,000人と事前予想の16万人を下回るものとなりました。失業率は8.1%と改善を示したものの求職活動を断念する動きと見られ、長期失業者の増加も懸念材料となっています。サブプライムやリーマン後に発生した失業者は900万人で、その後の復職者数は400万人で、差し引き500万人の雇用が今だ失われた状況です。

市況は雇用の改善の足踏み状況を嫌気するものとなり、ダウは168ドル安の1万3038ドルに、10年債の利回りは1.875%に低下しています。ドル円は79円80銭台にドルが軟化していて、ユーロは雇用統計直後に反発するもじりじりと軟化1.308ドルに沈んでいます。ドルがほぼ全面安の中、欧州では仏大統領選やギリシャの総選挙を控えていることがユーロをネガティブなものにさせています。

商品市況は原油が98.49ドル(−4.05)に急落して3ヶ月ぶりの100ドル割れ、ブレントも113.18ドル(−2.90)と急落、米雇用の停滞から原油需要の後退観測を嫌気するものとなっています。

金は1645.2ドル(+10.4)に反発していて、雇用統計の後退に追加緩和策への期待や、金融市場がリスクオンの動きとなる状況に安全資産買いがいくらか復活する独自の反応を示しています。

穀物市況はこのところ期末在庫の逼迫観測から期近限月中心に上昇、逆ざや幅を拡大させていて、天候が比較的順調なことから新穀限月は軟調推移しています。

Posted by トピック at 09:28  / この記事の詳細
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朝一番情報

2012年05月02日(水)
おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は欧州時間早くに79円60銭近辺に下落(円は上昇)し、その後米国時間でISM製造業景況指数が事前予想の53.0が54.8と発表されて俄にドル高の流れに転換し、一時80円30銭近辺に上昇(円は下落)しました。余談ですが今朝の紙面にNY証券取引所を運営するユーロネクストは、「収益の悪化は金融規制による当局が原因」としているように、少々の材料にも“板が薄いために”大きくブレル典型例となっているようです。現在は80円10銭近辺で推移しており、昨日の80円割れの東京外為市場では財務相財務官による「注意深く見守る」との久々の口先介入も見られ、ドル円80円の攻防戦といった趣きとなっています。ユーロも乱高下して現在1.323ドルと昨日からやや下落、ダウは65ドル高の1万3279ドルに続伸していて07年末以来4年4ヶ月ぶりの高値に上昇、10年債の利回りは1.945%にいくぶん上昇しています。

連休の谷間の日本市場ですが、今夜は4日のホンチャン雇用統計を控えて民間ADP雇用統計(予想17万人増)が発表され4日に続くことになります。6日(日)には仏大統領決選投票、ギリシャの総選挙とイベントが盛り沢山です。日本の投資家は連休明けからが本番、イベントに気もそぞろではあっても見るだけの状況です。

【石油市況】
原由は106.16ドル(+1.29)に続伸、ブレントも119.66ドル(+0.19)に続伸、ISM景況感指数が事前予想を上回り、株価の上昇に見られるようにリスクオンの動きに連れるものとなっています。

【貴金属市況】
金は景況感指数の発表に10ドル余りブレル動きとなりましたが、引けは1662.4ドル(−1.8)の小幅な前日比となっています。目下の最大の変動要因である米金融政策を左右する「雇用統計」待ちモードの様相といったところでしょうか。

【穀物市況】
ひとり我が世の春を謳歌する大豆は本日は上昇も一服、在庫率の低水準と、大口の成約に踊る相場展開も一服模様となっています。


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連休の谷間です

2012年05月01日(火)
おはようございます

今日から5月入りですが、連休の谷間ゆえ、また、入電も動意薄から盛り上がりに欠ける東京市場となりそうです。連休前半は関越道のバスの事故で多数の死傷者が出た忌まわしいい事故が流れていますが、筆者も昨年から何度か金沢のほうに帰る用事があり、料金の安さに誘われて深夜バスを一度利用してみようかと考えていましたが、結局は飛行機と新幹線のみの利用で一度も使うことはありませんでした。原因は居眠り運転ということですが、バスのドライバーの過酷な業務にスポットが当り、運行会社寄りの国の政策の落ち度もあるようで、労働者が安い賃金で酷使され居眠りにつながったことも大きな原因と言わざるを得ない状況です。ドライバーの居眠りは当然あってはならないことですが、人命を預かる以上は多少のコストがかかってもドライバー二人制として国が決めて欲しいものです。

【金融・為替】
ドル円は80円を割り込み79円80銭近辺で推移していて、連休前から90銭の大幅な円高となっています。米国では個人消費が事前予想を下回り、シカゴ購買部協会景気指数が予想の60.5が53.0となり米景気指標が低調なこと、欧州ではスペインのGDPが昨年第4四半期に続く今期もマイナスとなり2四半期連続のマイナス成長はリセッション(景気後退)入りを示し、欧州経済の成長率鈍化が財政緊縮による側面が表面化しています。“安全通貨としての円買い”が戻る状況で、76→84→80円の半値押し水準となり、今後の円相場の行方は今年の日本経済の成長へ大きな影響を与えるものと推測され、2014年にはインフレ率1%達成可能とした日銀の目論見にも影響を与えることになります。小出しの日銀の緩和策もサプライズなく、円を買いやすい環境を提供したとも考えられ、日銀への圧力は一層大きくなるものと推測されます。

ユーロは1.324ドルとなぜか対ドルでは上昇していますが、スペイン経済の失速、格付けの引下げ、今週末には仏大統領銭でオランド優位サルコジ苦戦が伝えられ、ギリシャの与党の苦戦が予測される状況でユーロ売り材料には事欠かない情勢となっています。ダウは14ドル安の1万3213ドルに小幅に反落、10年債の利回りは1.920%に低下しています。4日の米雇用統計は6月のFOMCに大きく影響するものと予想され、米国の金融政策の行方と欧州のソブリンリスクの問題が今後も為替動向に大きく影響するものと思われます。

【石油市況】
原由は104.87ドル(−0.06)に小反落、ブレントも119.47ドル(−0.36)に小幅反落しています。スペインの景気後退や米景気指標の後退が原油価格の上値を重いものにしているようです。

【貴金属市況】
NY金は寄付き直後に7,500枚の大口売り注文が出る波乱のスタートとなり、序盤に1645.1ドルに急落したもののその後は安値拾いの買い物に反発し、引けは1664.2ドルと前日から小幅安程度で取引を終えています。取組高は41万1000枚と3営業日連続で増加しており、ボトムから1万6,000枚の増加は評価に値するものとなっていますが、如何せんレンジの中心地点をやや上回る程度のもので、追加緩和の声が本物となるまではレンジ継続の可能性も考えられます。

【穀物市況】
穀物相場は期近限月ばかりに留まらず新穀限月も本日は大きく続伸、穀物輸出の堅調さや期末在庫の低水準を頼りに投機筋の買い物を集めています。エナジー関連や貴金属がパッとしないことから、投機筋の目下の人気は穀物市場に奪われている感じでしょうか。


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週末の海外市場

2012年04月28日(土)
おはようございます

【金融・為替】
ドル円は80円25銭と昨日から50銭程度の円高・ドル安で推移、ユーロは1.325ドルに反発、スペイン債のS&Pによる格下げもイタリア債入札が好調に終えたことから比較的ユーロは堅調に推移しています。日銀の5兆円規模の債券購入拡大は事前予想に見合うもので、市場からサプライズ視されるものではなく、白川総裁の2014年にはインフレ1%台達成という見通しも、円売りの機先を制するものとなったようです。CFTCによると4/24現在の投機筋の円売りポジションは6987億円と、前週比では依然として高水準を維持しているようで、彼らは日銀の政策転換をある程度評価しているようです。ダウは23ドル高の1万3228ドルに小幅に続伸、10年債の利回りは1.931%に低下しています。日本ではGWの前半がスタートしていますが海外は当然暦通りのスケジュールで動きていて、来週末4日の米雇用統計、6日は仏大統領の決戦投票にギリシャの総選挙と大きなイベントが目白押しとなります。

【石油市況】
WTIは104.93ドル(+0.38)に続落、ブレントは119.83ドル(−0.09)と小反落しておりまちまちな展開で取引を終了しています。この日米第1四半期のGDPが事前予想の+2.5%を下回り+2.2%止まりとなったことから、米金融当局による追加緩和期待が幾分膨らんでいるようです。

【貴金属市況】
金は1664.8ドル(+4.3)に続伸しており、GDPが期待を下回ったことからいくぶん投機筋の買いが市場に戻る状況となっています。取組高はここ二日間で1万枚ほど増加して40万5,000枚となり、FOMCでのバーナンキ議長のフォロー(追加緩和はテーブルの上にいつでも乗っている)や、本日のGDP不調も追加緩和期待につながっているようです。ファンドは24日現在419.8tのロングと前週比21.8tの減少と相変わらずの低空飛行を続けていますが、今年後半の金相場の命運は彼らのポジション取り、つまり米金融政策の行方の影響は大きいようです。

【穀物市況】
穀物市況は昨日からの輸出検証高の増加という好材料を本日も評価する動きで、期近限月中心に続伸基調を維持しています。


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