例年に比べると、穏やかで暖かな『起舟』の朝です。
『起舟』は、「舟を起こす」の文字通り漁師の仕事始めに当たり
旧暦の2月11日に行う地域もありますが、
輪島では、毎年1月11日に「起舟祭」として、豊漁と安全操業を祝う神事です。
早朝から漁師は、神社へそれぞれお祓いを受けに行きます。
各家では床の間に紅白の鏡餅、お神酒、ふぐや鯛などを供えます。
今では、漁師の数も減り昔ながらの伝統を引き継いでいる家も少なくなり、
「起舟祭」が終わるまでは、天候がよく海が穏やかな日でも漁に出ないという言い伝えは、
温暖化の影響や、漁師を取り巻く環境の変化から
今では、1月4日の午前0時をもって、出漁しても良い決めになっています。
それぞれの職業にはそれぞれの決まりごとや言い伝えがありますが、
漁師は、特にその言い伝えを絶やすことなく守り続けているように思われていますが
仕方が無いとは言え、ここ数年の“変化”には、多少の寂しさも感じます。
能登のことや海のことを書いていくつもりなので
これからもよろしくお願いします。